カツーン! 石造りの塔の内部に、足音が響いた。 白い絹のタイツに、頑丈なヒールのついた黒いエナメル靴を履き、青いビロードで衿に金縁のジャケットを羽織った、少年から青年にさしかかった年頃のその男は、塔の階段を降りたった。 頭の中では自分で作った…
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りゅうとむすめ
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