Eri Koo Blog

元気があればなんでもできる学習帳

Dragon Road X 14 - 桜咲く晴明神社

桜咲く頃、京都の晴明神社に行ってきました。
橿原神宮の奉納式が終わってから、初めての神社参拝が晴明神社になるとは予想だにしませんでしたが、夢を見たのです。

こんにちは。
eri koo - エリ・クゥ です。

晴明神社へ行く数日前です。
久々な明晰夢(夢を見ている自覚があり、目覚めた後もありありと覚えている夢)でした。

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五芒星カッコイイ!一の鳥居

晴明神社にいます。
人がざわざわと沢山います。
夢の中でも「何でここにいるんだ??」ってなっているわたし。
神社から少し離れて、川沿いから神社を見ると桜の木があります。
雲一つない真っ青な空と、桜のピンク色のコントラストが目に焼き付きます。
桜の木は、咲く事によって地面の、あるいは地上に立ち込める「何か」を吸い取り、空中へと浄化しています。
幹を通って、放射状に延びゆく枝たち、そしてそこで一斉に開いて咲いている花々。

「美しさのその先で浄化する」

あぁ、なるほど。この【仕組み】を見させるためにココに呼ばれたのか。

と、納得して夢から覚めました

なるほど~晴明神社かぁ~・・・しかし何故いま陰陽師・・・?
陰陽師は最初に弟子入り志願してた荒俣宏帝都物語」で知って、夢枕獏先生の小説も、それを原作とした岡野玲子先生の漫画も大好きで、野村萬斎さん主演の映画は最後の舞シーンでくらくらして美しさに泣いてしまった程に、ドはまりした時期があったくらい大好き。
なのでその当時に晴明神社も参拝したことがあるのです。
でももう10年以上も前の話だし「帝都物語」ハマってたのなんて中学生ですよ?

なので、何故いま安陪晴明なのですか・・・めちゃくちゃ謎。
しかも、桜咲いてる時期に行った方がいいってことやんね?って今週しかないやん!
で、サッと行ってきました。

本当に晴天の日。
近づくにつれ、あれ?桜の木がないぞ・・・???
でもありました、入口の横に枝垂桜が一本。
夢と違うなぁ・・・下に向かってる時点でちょっとその【仕組み】が違ってくるし。
なんて思いながら境内へ。

小さいながらも、晴天のせいもありすごく健やかな感じのする神社。
町中にあるとは思えないくらい。きりっとしたとこもあります。
大きな木が一本正面向かって右手にあり、気になる。気になるけど(木だけに)、そんなに大事じゃない。
う~ん、メッセージがあるわけでもないし、ちょっとわからないな・・・と出ようとしたところ、手水舎のところに水が湧き出ていました。
「晴明井」とあり、晴明さんが念力で湧き出させたのだとか。

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晴明井

あ、これがここで一番大事なポイントだ。

と、感じました。
浄化です。
浄化ポイントですね。
(毎回言ってますが、ほんと聖地参拝ってRPGそのもの)
手を洗わせてもらって少し飲みました。
この絶え間なく湧き出る水が、この空気感を創っているように感じました。

鳥居近くに先代の一条戻橋の欄干の親柱があります。気にはなって往復してみたけど、なんか違う・・・でもその途中にあるピンク色の椿のようなお花がかぐわしすぎる芳香を放っていて、うれしい。
そう、香りもまた浄化であり、穢れからガードをしてくれるものでもあります。

参拝終了。

ふむ、収穫は晴明井だけかぁ・・・夢の話とどう合致するのかなぁ?なんか消化不良だなぁ・・・。
なんて考えながらバス停へ向かって大きな道路を渡ると、川がありました。
あ、なんか見て行けって言われてる。
なんだろう??
川沿いに桜も咲いてるしきれいだし、バスの時間にも間に合うし、で川の方へ降りて、沿って歩きます。
っていうか、桜やん!枝垂れてなくて、放射線状に延びてる(いわゆる普通の)桜やん!!これかぁ・・・しかも川やん!!!

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さくらさくらさくら

夢で見たのはここかぁ。
じゃあ、この川と桜と晴明神社の配置が大事なんだなぁ・・・?
よし、バス停へ戻ろう、とちょうど川を渡る橋が出てきたので渡ろうとしたら「一条戻橋」の字。
あっ!ここが戻橋!!
そっか、川と桜と戻橋。揃った。なるほど!!
一条戻橋について立て看板があり、そもそものいわれをココで初めて知りました。これまで、陰陽師安倍晴明にまつわる話しか知らなかったのです。
ある修行僧のお父さんが亡くなって葬列がここにさしかかった時、修行先から駆け付けたその僧が追い付いて、必死に祈るとそのお父さんは一時魂が戻り、最後に話す機会を得た、とのこと。
それで「(何かしらが)戻る橋」なんですね。
なのでお葬式や嫁入りの時は使わないようにしたり、陰陽師では物の怪が出たりする場所となったのですね。
ということは、なにかあの世とこの世とか異界との「境界」の場所なんですよね。

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一条戻橋(東側)

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一条戻橋(西側)

都を護り、民を護り、平和にするために、晴明さんは自分が死んだ後も何かしら「浄化」のための装置を作ったのでしょう。
その要素となるモノが、晴明神社(晴明井)、川、桜、戻橋、のように感じました。
元々晴明神社はもっと大きな土地だったそうなので、全部敷地内だったのかもしれませんね。

京都って・・・歴史を紐解けば紐解くほど・・・本当に因縁深すぎる土地。
どろどろどころではない争い、怨念、そして茫々たる死体が埋まっている土地。
貴族にしろ武士にしろ、なんというか本当に気持ちが悪くなるほどの謀略とか陰謀とか、キミたちのは負のエネルギーしかないんかい!っていう生き方をしてきてるんですよね(だいぶ雑に言いました)。
京都は魔界って言いますけど、この土地を知れば知るほどにその言葉がどんどん迫ってきます。

それを浄化するって、並大抵のエネルギーと時間を使ってもなかなかに難しいのではないでしょうか。
晴明さんが亡くなられてから約1000年経ちます。きっとまだまだ京都の魔の地層は晴れない…それでも晴明さんはそういう装置や仕組みを作って、働き続けているような気がします。

はてさて、わたしがそれを知らされる意味とは?
でも、そんなことは神のみぞ知る・・・何年か後に、もしくは死に際に死んだ後にわかるのかもしれないしわからないかもしれない。
個人的には知的好奇心を満たし、気持ちのいい場所にいければ充分。

良き場所です。
世のため人のため自分のため、きりっと生きねば、と思いました。

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戻橋から空を見ると雲が螺旋に・・・

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こっちの雲も螺旋から龍状に・・・

残りの今日も、そして明日もよい一日を♪

 

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