見ないふりしたらずっと追いかけてくるよ
昔々『エルム街の悪夢』という映画がありまして。
ものすごい怖い「フレディ」という、見た目もめちゃ怖い得体の知れない殺人鬼が夢の中で襲ってくるホラーなんですが。
こんにちは。
eri koo - エリ・クゥ です。
（映画を観てみたい人にはこの先、完全にネタバレとなりますのでご注意を！）
結論から言うと、最終的に主人公はフレディを撃退することが出来るんですね。怖い怖いフレディに勝つんです。
その方法っていうのが……
気になりますよね？笑
古今東西、敵が現れる物語の醍醐味というものは
「如何に、どんな方法で敵に勝つのか？」
を知りたい、楽しみたい、糧にしたいといったところ。
で、なんせフレディが現れるのは夢の中なんですね。何をやっても敵わないし、寝ないよう頑張ってもウトウトした隙に襲ってきてしまうんですよ。
（そのウトウトをお風呂でしてしまって…のシーンが有名な映画です）
でもね、最後の最後に主人公は
「逃げない」
という方法を取るんです。
ずっとずっとフレディに「背を向けて」逃げてたんですよ。
でもね、襲いかかるフレディに対して
「正面から向き合った」んです。
その途端フレディは消失（もしくは主人公の中に取り込まれたような？なんせ30年以上前の記憶なのであやふや）したんです。
何をしても勝てない、いつまでも追いかけ襲ってくるフレディに対して、それが、唯一の勝つ方法だったんです。
当時中学生くらいだった思春期のわたし。
幼少期からずっと「追いかけられる夢」を見てました。イヤだなぁ〜と感じることも忘れるくらいのデフォルト状態で。
でも、このラストを見た途端にものすごく腑に落ちたんです。
「そっか！そうしたら敵はいなくなるのか！」って。
それから、夢の中で追いかけらた時は正面に向き合うようにしました。
そうしたら、その夢はそこで終わるんです。
そうしてるうち、思春期も終わったせいか、そんな夢を見ることもほとんどなくなりました。
コレって、悪夢に対してもですけど、自分の葛藤や問題、あるいはリアルに目の前にある人や事柄に対しても、同じことが言える気がするんです。
向き合うと消える、勝つ、何かしら解消する方向に、前に進む……。
未だに、強烈に刻まれている、映画体験のお話でした。
"Play with the Mononoke / モノノケ遊び"
読んでいただきありがとうございます☆祝福アレ♪
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