Eri Koo Blog

元気があればなんでもできる学習帳

311と不思議な夢、不思議なこと

今年もまた、3月11日がやってきました。
東日本大震災の日です。
もう。
まだ。
あれから9年になります。

こんにちは。
Eri Koo (エリ・クゥ) です。

不思議な話です。

2010年の秋頃、ずっと悪夢というか、何かと戦う夢ばかりを毎晩見る時期がありました。
その頃は大手企業で会社員をしていて慢性的にストレスを抱えていたので、それが原因だったのかもしれませんし、その他諸々だったのかもしれません。

ある日の夢はこうでした。
「太古のものが復活する」という声と共に、地平線の彼方から、何かが地響きと共にやってきます。わたしは「高いところに逃げなければならない」と、高い高い木に飛んでいきました。やがて、見つめていると恐竜の大群がこちらに押し寄せてきます。
わたしは恐竜よりも高い高い木の上でそれを見ていたので、難を逃れましたがその先には街がありました。
そのまま飛んでいき、街の人達にビルの屋上にあがるように言って叫びまわります。
恐竜たちはビルの隙間をゆき、屋上にいても見つかりそうなギリギリのところで「みんな伏せて」と身を低くして恐竜が過ぎ去っていくのを待ちました。

そんな夢を見る時期も過ぎ。
2011年になって1月頃。丁度その頃話題になっていた『進撃の巨人』を読みました。
その物語は「ずっと続くと思っていた平和で弛緩した日常が、ある日突然、壁の外からあらわれた巨人によって崩れ去る」といった内容でした。
今でこそ、すごく面白い漫画!ということで好きな作品なのですが、その「ある日突然日常が崩れる」という描写に妙にリアルな恐怖を感じて、この平和な日本がずっと続くって勝手に思いこんでるけど、ホントはそういうことってあるのかもしれない、とハッとさせられながら心からの恐れがわきました。

そして同2月。
クリント・イーストウッド監督の『ヒア アフター(原題: Hereafter)』という映画を見ました。恋人たちがのんびりと休暇をとっていたら、突然、津波に襲われて、その後の人生が一変してしまうという内容でした。
津波に巻き込まれる様子のリアルさが印象深く、そしてそのリアルとの対比のようにその後話は完全にスピリチュアルな世界が展開します。リアルな物語しか撮らないイーストウッド作品のなかでも特殊です。
なんだかこの映画も妙に記憶に残りました。 

ヒア アフター (字幕版)

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そして、3月11日がやってきました。

これらは後付けのこじつけだと考えることだって出来ます。
けれど、何らかの「サイン」だと考えることだって出来ます。
どっちを取るかは個人の勝手、そして自由です。
わたしは「サイン」だと考える方が人生面白く奥深いと感じるけど、そればっかりにのめり込むのも違うし、こじつけだって考えちゃうとそれで終わってしまうけど、現実的なそういう認識も持っておきたいと両方に足をのせながら、毎年この時期、このことに思いを馳せます。
自分が特殊能力があるだとかそういうことじゃなくって、人間には誰でもこういう危機を察知する能力があるんじゃないかということや、自分という存在や、自然の何か、神という言葉で表されるようなエネルギーのようなものが「何らかのサイン」を発することがあるのかも、とか、そういうことをすっごく「知りたい」と願います。
だから、科学的にわかりやすく解明される日を本当に待ち望むし、そういった論文や本を読みたくてたまりません。
スピリチュアルと言われる分野も大好きなのですが、やっぱりそれはわたしにとっては「半分」なんです。目に見えない世界を信じてるのですが、感覚がある人にとっては実際にある、という世界と、もう一つ、誰にでも理解できる形で科学的証明が行われた時、やっともう半分が揃う、という気がします。
この世は目に見えない世界と、目に見えて手でつかめる物質世界両方で成り立っているから、両方で半分と半分で一つなんだと。

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さて、それから半年後の9月11日、わたしは岩手県大槌町にいました。
一週間のボランティアに参加したのです。
目の前に広がるのは、焼け野原。街の残骸でした。
これまで散々、東北に限らず戦争や他の国でこういった映像を見てきたけれど、そういうものではありませんでした。
「実際にこういう事が起こるんだ、人間が作ったものが、生活が、根こそぎ持っていかれてしまうことがあるんだ」
という現実に触れることができました。

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小学校の体育館

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スーパー

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美しい海

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ボランティア集団

大槌町には、その次の年2012年2月にも、当時の大槌町の町長に会社からインタビューに行くという仕事で再訪しました。
何もなかった場所に、仮設でお店が出来てたり小さな変化がチラホラ見えました。
完全に傍観者の立場ですが、人間って、新たに取り戻していくことが出来るんだなと、肌で感じました。
それでもほとんどの場所はまだまだ何もされておらず、抜け殻のような状態のままで、インタビューでもたくさん、本当にたくさんの問題を聞きました。

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仮設の復興食堂

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仮設の商店

大槌町は「ひょうっこりひょうたん島」のモデルとなった島があり、定期的に時刻を告げるためにそのメロディが町内に流れていました。
この歌、口ずさんだことだってあったのですが、この時改めて歌詞を読んで、心臓が握りしめられたようになったことが、今も大切な経験として胸に刻まれています。

波を ちゃぷちゃぷちゃぷちゃぷ かきわけて
雲を すいすいすいすい おいぬいて
ひょうたん島はどこへいく
僕らをのせてどこへいく

丸い地球の水平線に
なにかがきっと待っている

苦しいこともあるだろさ
悲しいこともあるだろさ
だけど僕らはくじけ
泣くのはいやだ わらっちゃおう

進め

 


ひょっこりひょうたん島テーマソング

 

読んでいただきありがとうございます☆祝福アレ♪

 

 

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