Eri Koo Blog

元気があればなんでもできる学習帳

HSP/HSSについての考察 14 - 親はあなたを大好きすぎる

HSPシリーズの「親」の話、この回でラストです。
じゃあ、HSPが非HSPの親の元に生まれたら、それってもうハズレなん?大凶ってこと?最初から詰んでる?
って話になっちゃうんですが、違います。
メリットもあるんです。

こんにちは。
Eri Koo (エリ・クゥ) です。

まぁ、なんだかハードなメリットですけどね。

HSPの親から受けれる恩恵は、様々な刺激をもたらしてくれること、もちろんそれが過剰である時もありますが、社会を生きていく上で避けては通れない刺激を与えてくれるとも言えます
(エレイン・N・アーロン『ひといちばい敏感な子』より)

アーロン博士は、前回まで書いてきた、結構しんどい親との軋轢うんぬんかんぬん、それらすべてが「刺激」となって社会での様々なスキルを身に着けさせてくれる、と言うんですね。
あれですよ、RPGで敵を倒して自分のレベルアップしてくヤツです。
つまりは修行ですね。
人は生まれてくる時に自分の目的に沿った親を、自分で選んで生まれてくるって言いますけど、それがホントなら非HSPな親を選び、自分がHSPで生まれてくる魂は相当ハードな修行な人生を選んでるわけです。
でも確かに、かなり早い段階で自分の感情コントロールを身に着けますし(とは言え別に完璧なわけではないんですけど)、人より早く大人的思考になる人が多いとされています。生き残るためには早く成長せざるを得ない環境ですからね。

ですから、HSPの人が自分がHSPだと知って、何かしらの傷を自分で自分を治癒していくならば、この親に育てられたハードな期間を「修行」だと認識し直していくことを最初に行うと良いのかと思います。
辛い体験に「意味」と「意義」もしくは何らかの「益」があったのだと、捉え方を変えていくと過去の経験も変わっていきます。
輝かしい未来、自分が思い描くええ感じの未来から、時間というものは流れてきます。川が上流から流れていくように、時間もまた未来という上流から流れてきます。そこから、過去を見てみるのです。その未来のために、過去があったのです。
だって「修行」って修行のための修行じゃなくって、修行で身につけた強い自分で持って何かをしていくためにあるものですもんね。

今のあなたに、大好きな人・信頼できる人はいますか?
それは友達でもパートナーでも家族でも何でもいいです。
ともかく、それらの経験と過去を経たあなただから、その人と知り合うことが出来たんです。

もしくは何か好きなことをやってる、でもいいです。
たくさんの事を学び、体験してきたからこそ、その好きなことをやってる今がある。そしてまだ見ぬ、けれど思い描く未来がどんどん今に流れ込んでいます。

わたしは30代の時に、毒親からの傷を意識的に7年ほどかけて治癒してきました。ありとあらゆる方法を使いました。
その時に気づいたんです。

親は、実は、子どもであるあなたのことが大好き過ぎるんです。

大好き過ぎて、親は大人なのに、子どもである(あった)あなたに依存して、甘えて、自分の思うように変わって欲しいと躍起になり、感情を爆発させ、自分の問題を子どもに解決してもらおうとしてるのです。

この構図、まるで、10~20代の恋愛みたいじゃないですか?
そうなんですよ、人間って、親と子で、恋愛関係で、そして家族の中のいろんな場面で、そして社会でも、この構図が繰り返されてるのですよ。

ここに気づいた時に、自分の親が自分のことを大好き過ぎるんだと気づいた時、もう全てを許さざる負えなくなりました。
その大好きの形は、表現方法は、子が思い願うものではなかったけど、そんな人に恨みつらみを持ってても仕方ねぇなぁ、そんなことしてる暇はないや!ってサッパリとした気持ちになったんです。

(もちろん例外もあります。もっと過酷な「毒親」なんて言葉が陳腐に思える環境の子どもたちも知っています。親は子を愛すもの、なんて全員に当てはめるつもりもありません。)

なんに関しても、他人や社会を変えるより自分を変える方がイージーです。
親に傷ついたHSPさんは、自分で自分を治癒していく能力があります。敏感なだけにプラシーボも効きやすいとも言われています。今は色んなセラピーもありますし、いろんなことを試してみるのがいいと思います。
でも最初はやっぱり自分に対する理解、そして親への理解が大きな一歩となるかなと、経験から思うところです。

人を許すなんて容易じゃないです。
でもね、人を許すと自分も許せて、それこそめちゃくちゃなレベルアップ具合なんですよ。
レベルアップすると何がいいって、人生が快適になるんですね。
だってレベル低いと、弱いスライムが出てきてもビクビクしちゃうでしょ?でも強いと、いちいち小さい敵を気にしなくてよくなるんですよね。

そういう強い自分になれるよう、大好きな人達に出会えるよう、好きな何かをできるよう、修行してきた結果が今で、そして未来にはさらなるレベルアップの先が待ち構えています。

HSPは人のことを自分のことのように感じることができる気質です。
そういう意味で、相手のことを理解して察して「許すこと」も得意な筈なんですよね。
そして別の人に、そういう相手目線を伝えていくことで、理解が深まる手助けもしていく能力もあるかと思います。
HSPにはセラピストや医療従事者が多いんだそうです。

というわけで、とりあえず「親」話はここまで!

 

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