スーパーが混んでることとゾンビの話
ゾンビ映画って好きですか?
わたしは全っ然、興味ないんです。
こんにちは。
Eri Koo (エリ・クゥ) です。
でもね、某映画で「ゾンビ映画ってすごいんだぞ!」って言ってて、そこから何がすごいんだ?ってずっと心の片隅にあったんです。
そして、ゾンビ映画の何がすごいかって教えてくれたのが、映画評論家の町山智浩さんなんですけど。
町山さん曰く、ゾンビ映画って、現代社会の、もっと言うとアメリカ社会の問題が描いた作品なんですね。
ゾンビって巨大モールをうろうろしてますよね。
あれって、アメリカ人の典型的休日の過ごし方なんです。
特に何をするでもなく、何をしたいもなく、とりあえずモールに行く、そして無目的に、ただ、うろうろする。
アメリカ人って休日とかBBQしたり庭のお手入れしたり、なんか充実してるステレオタイプなイメージありますけど、結構みんな何をしたいのか、何していいのかわからないんだそう。
最初にゾンビ映画が作られたのは1968年、ジョージ・A・ロメロ監督によってなんですが。
うん…でもこれって、なんか、アメリカだけではなくないですか……?
日本でも、今では郊外に巨大モールがあふれています。
つい先日、近所のスーパー(NOT 巨大モール)に行ったんですね。
そしたら、めっちゃくちゃ混んでたんです。
え?なんで??
あまりに混んでた上に目的のものがなかったので別のスーパーに行ったら、そこも同じくらい混んでて。
なんだこりゃ?つかレジに並ぶのヤバくない?
って家に帰ってきてニュースを見たら
「みんなどこにも行けないから、せめてスーパーくらいは家族で☆」
という行動が問題になっています、って言ってまして。はい解答すぐ来ました~と思ったんですけど、同時にゾンビやん……って思ってしまったのです。
ごめんなさい。
もちろんその中には、普通に日用品を買いに来た人とか、子供を連れて買い物に行かないといけない状況の人とかも含まれるのですが、明らかにいつもより混んでるというのは、スーパーを楽しむ人達というのが増えてるわけで。
ついでに言うと、最近オープン前に並ぶお年寄りもたくさんいるらしいのです。マスクなしで……。
ええっと、何のためにたくさんの人が明日の収入もわからない不安を抱えて、仕事を休んでいるのか?もしくは満員電車で出勤しているのか?学校を休んでいるのか?って、思ってしまう。
何度も書いてることなんですけど、こういうことを防ぐために大事なのって、普段から「自分が何をしたら楽しいか、喜ぶか」 知っとくことだと思うんですよ。
いやもちろんそれがスーパー徘徊ならそれはそれで良し。
でもそれなら普段からオープン前に並んでますよね?
あと適切な情報を押さえること。
何のために緊急事態宣言が出されて、学校も仕事も自粛して、みんな大変な思いをしているのかがわかっていれば、そんな行動には繋がらないはずです。
すみません、あんまり批判的なことを書きたくないのですが、ちょっと考えさせられてしまいました。
▼今日のおすすめ
『桐島、部活やめるってよ』監督:吉田大八、原作:朝井リョウ
これがそのゾンビについて熱く語られる某映画です。現代的な日本映画の良さが深いテーマと共にテンポよくギャグありつつ、ぎゅっとつまった良作品。青春映画、学園ヒエラルキー、生きる喜びとは?本当の勝者とは?先に書いたような「自分の好きがわかってる奴が強い」ってことが言葉でないもので語られてるように思います。
読んでいただきありがとうございます☆祝福アレ♪
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