情報断食、そして精査のススメ

新型コロナ（COVID-19）の状況をSNSなどで追ってると疲れますよね。

疲れるし、いまいち何も解決しないし、なんか不安になるし、イラ立ったり、誰かに物申したくなったり。

でも、見ちゃう。
SNSって見てると判断力が低下するって知ってますか？
これは研究結果で明らかにされたこと。
平たく言うと、見れば見るほどアホになってしまい、さらに見るのをストップ出来なくなるってことです。

でもわたしもTwitterで情報を拾うことはあります（即時性で速いので）。
けど、目的の人（何かしらの専門家で名前を出して活動している人）の情報だけ見てます。
玉石混合のSNSで情報を得るには「慣れ」が必要です。
その中で「玉」の記事のみを追うのは有効ではありますが、それに至るまでにたくさんのジャンク情報が頭に入ってきてしまいます。

そのジャンク情報の方が刺激的だったり、感情をゆさぶったりしてくるので「玉」情報が頭に入ってこないんですよね。

これはちょっとおもしろい記事。

www.bbc.com

これを読むと結局「どんな人でもデマを広める可能性がある」のですね。意図を持つ人と善意で広めてしまう人がいます。でも結局、結果は一緒。
今回もいわゆるチェーンメールが何人かから流れてきました。「大事な情報だから大事な人に送りましょう」と拡散を促すものですね。基本的に「広めましょう、拡散しましょう」にはご注意です。一歩引いてよく見て判断したいものですね。
けれど、過去の二度の震災の時よりは少なかったので、学習しているのだなとも感じます。
どちらにしろ、政治家であっても芸能人であっても（自称）専門家であっても、発する情報がフェイクである可能性があるので気をつけましょう、ということですね。

相変わらず、テレビも日本の某トップポータルサイトのニュース記事も偏りがあります。それらをよく見ている人の話を聞くと、ニュース記事のみを見てるのではなく、その一般人が付けるコメントを読む時間のほうが長いようです。
しかし、そこに「玉」情報ありますか？

じゃあ正確な情報を知るには？
ですが、なるべく海外のニュースを読んだ方がいいです。
日本のマスコミは、政府をチェックする機関でなく政府直属というか内包機関。
海外の方がまだまだ本来のマスコミの機能を果たしています（情けないですが）。
BBCやCNNなら日本語サイトがあります（数日のタイムラグがあります）。

www.bbc.com

www.cnn.co.jp

おそらくマスコミとして世界で一番機能しているNew York Timesも英語がきれいなので翻訳サイトで十分意味は取れると思いますし、東洋経済が一部ですが翻訳配信してくれています。

toyokeizai.net
世界から見た日本がどういう立ち位置なのかもわかってきます。
（ちなみに今、本当に、相手にされていません………）

あとは、前にもお伝えしましたが山中教授からの発信は、わかりやすく簡潔です。現在の状況や専門家の考え方など、新型コロナに関しては素人ならこのサイトだけ見ておけば十分なように思います。

山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信

どちらにしろ、全ての情報に対して鵜呑みにせず、一歩引いて判断出来るようになりたいですよね。失敗や間違いを繰り返して学習すれば、わかるようになってくるかと。

そして。

無駄な情報に人生の貴重な時間を取られるくらいなら、瞑想して深呼吸して自分を見つめ、本来の力を発揮しましょう。
自分を見つめるのを邪魔をするのも、大量のジャンク情報です。

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一度、丸一日の時間を何に使っているか、書き出してみるといいです。
人によっては意味のない時間がたくさんあることに気づくかもしれません。
仕事で疲れてきてぼんやりTV見る時間は仕方なくない？そのまま寝ちゃうことだって仕方ない……って思うかもですが、それが自分の身体の通常の状態だと「勝手に思いこんでる」だけかもしれませんよ？
わたしもまた、そうでしたから。

情報は精査して最小限に。
30分も必要ないかと思います。
わたしもピーク時は毎日見て情報を追ってましたが、最近は数日に一度くらいです。

そして、一週間に一日くらいはオフライン日を作ってみましょう。何の情報も入れないの情報断食。誰からか連絡あるかもとか、世間の動きに取り残されてないかとか、お得情報見逃してしまうのではないかという、不安になるかも？
でも、そんなものはただの幻だったのだと、気づくかもしれません。

有事の際にはオフラインの可能性も大です。慣れておくことも準備になります。

貴重な時間は、自分と、目の前の相手を大事にすることに当てたいもの。

変化の加速度を増した時代の始まり。
情報を精査し最小限にし、時おりOFFにして。心身の状態を見つめ直すチャンスです。

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映画『女神の見えざる手』監督：ジョン・マッデン

現代は『Miss Sloane』。邦題がいまいち垢抜けなくて見る気を起こせないと思うのですが、息つく暇もない怒涛のサスペンスで本当におすすめです。アメリカのロビイストと銃規制法案が題材となっていて、その問題提起な作品でもあります。ジェシカ・チャステインが強く賢く美しいです。ある意味ダークヒーロー（ヒロイン）なのですが、続編が見たい程に完全に魅了されます。ヒロインの心の闇もまた、現代社会の闇に通じているのです。