Eri Koo Blog

元気があればなんでもできる学習帳

しんどい時はプロに頼りましょ

心が苦しい時。
それに伴って、身体もしんどい時。
基本的には自己との対話が大切だとは思いますが、あまりに深い傷を負っている場合は、それを一人ですることは危険なこともあります。
深すぎる闇に自分一人で向き合うことは、引っ張られて取り込まれてしまうこともあるから。

ゴミ屋敷、というものがあります。
少し前(だいぶと前?)テレビ番組で、そういう家を片付けるのが流行りました。
けれど、あれもまた、人の心の複雑さが表面化したもの。
幼少期のトラウマや、現在進行系で起こっている人間関係のトラブルなどで心が病むのは、心という家がゴミだらけになっているのと似ています。
その家には必要ないもの、他人が捨てたゴミなど、ありとあらゆるものが拾い集められ捨てられない状態になっている。

なんとかしたい。
楽になりたい。
そんな時はプロに頼るといいです。
プロにはテクニックと経験の蓄積があります。
何から片付けたら効率が良いか、危険がないか、住人が気持ち良い状態になれるかわかっています。
そして、他人だから冷静に見て取れることがたくさんあるのです。

世の中には色んなセラピーや療法、カウンセリングがあります。

このBlogでどれだけ紹介できたかわからないのですが、わたしが人生で最高にしんどかった時に受けてきたもので効果があったのは野口整体エドガー・ケイシー療法、ヨガ、ピラティス、そしてダンス。
これらは身体からのアプローチ。
プロの方と一緒になって取り組むものであり、先生の指導の元で自分が主体となってやるもの。やはりコレが一番、掃除が進みました。

個人セラピストがやっているセッションやマッサージもたくさん受けました。
これはプロの方によるお任せコース。
委ねて楽にしてもらうもの。
厳しく育てられたり虐待されたりして、人に甘えることや人からの愛情を受け取るのが苦手な人は、自分は何もせず委ねて楽な気持ちにしてもらう、というのも必要な事。

その他は霊視や占いも色んな人に受けました。
これは、アドバイスですね。
他人目線からの自分に対するアドバイスをもらって、気付いていくためのもの。
しんどい時って自分にばかり目が向いてるわりには、心の中が曇ったりいらないものでいっぱいなので、これからどう動けばいいか見えなくなるんです。
自分のことも全然見えてません。
その時に、他人から見たアドバイスというのは有効であることや、気付かされることが多いです。

しかしながら、それらを選択する時に一番大事にして欲しいのは、医師やセラピストや先生方の技量と「依存させない態度」です。
しんどい時にこれを見極めるのは中々難しいかもしれませんが「それ無しではいられない」状態にされないことがポイント。
医療で言うところの「薬漬け」の状態にしないことが良き療法、良きセラピストやカウンセラーです。
患者が、その療法から卒業することを見据えてること。
一定期間お世話になったら、本来の自分の力を取り戻して健やかに生きていけるように促していくこと。
人間には本来持つ自浄作用、自然治癒力があります。
あまりに色んなストレスや負荷がかかると機能しにくくなるのですが、そこが上手く回るところまで持っていけること。

そこが最も大事なところだと思います。

たくさんのセラピストや霊能者のような人を見てきました。
中には「宗教やがな」って人もいました。
不安を煽ったり、その時欲しい物を与えるようにチラつかせて、依存度を高くしていくのです。
しんどい時、弱っている時は、そういうものに取り込まれやすいです。
自分に自信がなかったり、自分が好きではなかったりして、他人の言葉の方を優先してしまうからなのですが。
けれど、その時感じる違和感がキーです。
良いこと言われてるけど、欲しい物が手に入るけど、褒められてるけど、けど、なんか行きたくない、嫌な、にごった感じがする。
そんな自分の感じる気持ち悪さを最優先して欲しいなと思います。

わたしは結局、それらの療法やセラピーからは全て卒業しました。
卒業したと言うことは、ゴミ屋敷の掃除があらかた終わったからですね。
あとは自分でなんとかなるレベルまで持っていってもらえました。
ありがたいことに。

野口整体もヨガもダンスも、ケイシー療法も結局は自分で続けています。
最近は、一回こっきりでインド占星術を受けたり、色んなタイプの専門家に質問したり、アーユルヴェーダを学んだり、HSPについての見解を深めたり。
生まれ持っての持病も良い先生に出会って、食事療法で劇的に改善されています。
何かに委ねるというよりは、自分で学んで実践してを繰り返しています。

もう一つ。
あらゆる療法を受けたり実践すると共に、常にしていたのは読書です。
宗教本に歴史書、自伝、自己啓発から成功哲学心理療法にスピリチュアル本、たくさんの本に助けられました。
本というのは、書いた人の血と肉です。
一冊読むだけで、大いなる恵みをもたらします。
そこから色んな療法や手法が世の中にあることも知ることが出来ます。

しんどい時は、迷わず積極的に、他人に、プロに頼りましょう。
効率的です。
合理的です。
つまりは最短距離で楽になれます。
未知の山に登る時のガイドと同じです。
対価を払い、重すぎる荷物を分担し道案内をしてもらえれば、安全に目的地に着くことができるのですから。

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人生ノート

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  • 発売日: 1998/04/01
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読んでいただきありがとうございます☆祝福アレ♪

 

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りゅうとむすめ

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