Eri Koo Blog

元気があればなんでもできる学習帳

アンチスピリチュアル話2 - 欲とセクハラ

前回からの続き。
20年ほど前、スピリチュアルにどっぷりハマっていたわたし。
神社を巡り巡る中、スピリチュアル的に有名な神社に縁が出来て、そこである事がありました。

100人以上が集まるスピリチュアルな方(大学の先生とかだった?曖昧)の講演会がありました。そこの前座で踊らせていただいたのです。
神社の神様に奉納する形です。
その後、懇親会のようなものがあり、神主さん(70代くらい)と共にある人(60代くらい)が話しかけてきました。
わたしの踊りをとても褒めてくれました。
そのある人(A氏とします)は、なんというか政治・権力・地位・名誉!的な人でした。見た目も完全に政治家にいそうなギラギラして顔も身体も四角いタイプ。
今に至るまで、後にも先にもこういったキャラと縁が出来たのはA氏だけ。この世で一番興味がなくて一番縁がない人種です。
なんというか、都道府県とか区とか市とかそういうところで力を持っている人でした。
その神社でも支援者のトップに名前があるような感じ。

そこで、この神社が行ういちばん大事なお祭りで踊ると良い、という話になりました。
他にも著名人が集まるパーティーでも踊る機会を提供出来るとも。

若かったあの頃
何も怖くなかった

とは「神田川」という昔々の歌の歌詞ですが、若いってそういうこと。
単純に嬉しいというよりは、キターーーッって感じでした。チャンス到来。色んな場で踊りたかったですからね。

後日打ち合わせをしましょうと連絡先を交換したものの。
連日A氏からメッセージが入ります。
俺はお前の彼女なのか?という内容です。
「今日は○○したよ!」「ランチはこんなの!」
いや、そういうのは奥さんとかBlogとかにしたらどうでしょう?わたし、興味全然ないんですけど?

なんとなく不穏な空気も感じつつ、それでもわたしはわたしで色んな場で踊りたい!という「欲」を優先していました。

打ち合わせをと待ち合わせしたのはホテルのレストラン。
最初に出会った神社の神主さんも同席して3人だったのでちょっとホッとしたのですが、まともな打ち合わせは行われず、ほぼセクハラ会でした。
(ホテルの部屋に連れ込まれたりではなく、言葉と軽い?接触レベル)

これが発展すると枕営業みたいなことになるのか……と社会勉強になったとも言えます。

その利権談合的キャラのA氏はともかく(ある意味想定内)。
スピリチュアル的に有名で、ご立派なこともおっしゃってた神主さんには、かなり残念な気持ちになりました。
後に、この事をその神社さん関連で知り合った人に言ってみても、まるでわたしが嘘を言ってるように取られました。今考えると、そういうの聞きたくなかったのかもしれません。
今も、その神社さんを好きな人はたくさんいるので、この話は実名では出来ません。
けれど。
何ていうか、神社って、その「場所」としてのパワーは素晴らしくても、それを管理してる人は人間なのだなぁ……とも知ることが出来たのは貴重でした。
神であっても場所であっても、そんなにもエネルギーがあっても。人間が穢してしまうことってあるんだなと。

そんなことがあったにも関わらず、わたしはA氏との連絡を取り続けていました。
誰もが知るお家元や、歌舞伎界、演劇界、芸能、そんな人達が集う場で踊る機会を作ってもらっていたからです。
踊りたい。
って思ってました。
だから、正直吐き気がするくらいイヤなA氏とも連絡を取っていました。
けど、その一方で。
こんな、どっからどう見ても素人の踊りを、そんな人達の前で披露するのって地獄なのでは?とも思っていました。
けど。
好奇心と経験値バカなわたしは、どうせなら派手に地獄を見てやろうって思ってたのです。

楽しいとかワクワクとはかけ離れた気持ちで、その日が前日に迫った時。
A氏から連絡がありました。
緊急入院になったと。
もちろんその機会は流れました。

わたしは思いました。
なるべくしてなってるな、と。

ある意味とってもスピリチュアル的でした。

欲をかいて、損得勘定だけで、気持ち悪っ!とさえ思う相手と連絡を取って。
そういうのホント向いてねー!
って。
そして案の定、ちゃんと神様か運命かが強制終了してくれるんだな、と、守られている感まで感じる始末。

その後、その縁ができた神社さんでも踊る機会を頂いてたのですが、A氏が入院してからは神主さんはわたしを会ったこともない人のように接しました。
なるほど、権力とは…男の世界とは…手の平返しとはこのことか、ある意味わかりやすい。

神主さんにもこんな扱いをされたのにも関わらず、この神社さんのご縁はもう少しだけ続きます。

新たなB氏(50~60代)の登場です。
というか上記のA氏との関わりと並行して、B氏との出会いと関わりがありました。
B氏は、一人で境内を回っている時に声をかけてきました。
「キミは視えている人ですね?」
頭おかしいと思われてもいいのですが、スピリチュアルに傾倒しまくっていたわたしは、神社さんなどに行くと声が聞こえたり、気になる方向に行くと必要なものがそこにあったりしていました(今もやけど)。
なので、あ、この人はわたしをわかってくれる人や!
と安易に仲良くなったのです。
(結局この人は悪い人ではありませんでしたが)

その頃のわたしは悩みや困難な人生を抱えてスピリチュアルにドハマリしていたので「誰かに本当の自分をわかってほしい・認めて欲しい」欲がすごぶる高かったのです。
恥ずかしい。
けどしゃーない。

続きます。

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▼今日のおすすめはこのシリーズ中はお休みします

読んでいただきありがとうございます☆祝福アレ♪

 

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