Eri Koo Blog

元気があればなんでもできる学習帳

アンチスピリチュアル話5 - 自分という神さま

スピリチュアルな傾倒から抜け出た話、の続き。

自分という神様を大切にしましょう

そんな世界の捉え方、知りませんでした。

しんどいことや問題が起きた時。
正解を自分以外の神様や偉い人や身近な人に求めていたわたしは、何か否定的なことが起こると、自分自身を全否定されたような気持ちになりました。
怒ったり沈んだり悲しんだり、何もかもがイヤになっていました。
それこそ恋人と別れたり、会社で嫌な目にあったり、友だちからキツい言葉を投げられると、そこから復活するのに多大な時間がかかりました(もちろんHSPなせいもありますが)。

自己肯定感のある人だったり、トラウマをきちんと癒やしてきた人というのは、そこまで傷つかないのです。

例えば、10個のりんごを投げられたとしましょう。
けれどそういう人は「10個のりんごが投げられた」と正しく認識出来るので、避けたり逃げたり盾があれば守ったりします。何なら投げる前に「投げるなよ」と言うことだって出来ます。
結果、何個かぶつかっても、痛かったけど別に死なないし、とそのことはそのことで終わりです。

けれど、自己肯定感が低くトラウマも癒せてない人というのはデフォルトが満身創痍。体力がないので、驚異がさらに大きく見えちゃうのです。
だから10個のりんごももっとたくさん投げられたように見えるし、おたおたしてる内に避けたり逃げたりも下手くそで、全身にりんごを受けてボッコボコにされちゃうのです。
その上、遊びや冗談で投げたりんごを「自分のことが大嫌いだから投げたんだ」とまで曲解して受け取ったりします。勝手に妄想して勝手に自分で傷つくんです。
投げた人からしたら「いや普通避けれるでしょ!むしろ自分から当たりに行ったように見えたんですけど」みたいな気持ち。

一つのことで大きく傷ついてしまうのは、その一つが、過去のトラウマや自己肯定感の無さという傷を、どんどん連鎖して刺激してしまうからです。

自己肯定感のある人だったり、トラウマをきちんと癒やしてきた人というのは、結局自分を信じれている人です。
スピリチュアルな探求をしていなくても、宗教があってもなくても「自分という神様を大切に」出来ているってことなのだと思います。

自分の前世って何だろう?前世が悪いからこんなに嫌な事が起こるのかな。
守護霊は誰?神様?偉い何かが付いてたら人生うまくいくのかな。
運を良くするにはどうしたらいい?どんな神様に祈ればいい?
自分と相性の良い神社に行けばご利益ある?いいことある?

そんな風に、自分以外の何かがいつも正解で、自分以外の何かの力があれば人生うまくいって、外へ外へと求めていくのがスピリチュアルだと思っていました。
そうである限り必ず起こってしまうのが「何か」「誰か」との比較なのです。

比較をしている限り、人間に幸いは訪れません。
比較とは、常に戦い続けなければいけない修羅道です。

結局何のためにスピリチュアルや宗教を学ぶかと言うと、究極的にはしあわせになるため。
しんどさを克服するのも、人生の困難をどうにかするのも、その過程です。

最終目的地「しあわせ」を間違えると、あっという間に道から脱線します。

自分という神様を大切にしましょう

この言葉を聞いた時、これまでの世界を見ていた大きなガラス窓に亀裂が入り、砕け落ちていく感覚がしました。そのガラス窓は、そこあったことさえ認識してなかったもの。そのフィルターを通して世界を見ていたなんて思いもしていなかったもの。

え、自分を信じていいの?

って思いました。
自分を信じちゃいけないって思ってました。

え、じゃあ、自分が思ったままに動いていいの?

って思いました。
自分が思ったままに動いてはいけないって思っていました。
小さい頃は親、ある程度大人になってからは偉い人とか他人。
だれかに怒られたり、それは違うと言われる度に、わたしが間違ってるんだと思っていました。
それ全部、気にしなくていいの?
人の言ったこと、イヤだったら無視してもいいの?

わたしはいわゆる良い子ちゃんというわけではありませんでした。
中学校の時は少々荒れていて、何度も親ごと呼び出されましたし、警察沙汰ギリギリの犯罪沙汰もありました。
3年間ずっと生活指導&体育教師が担任でした(素行不良だと割り振られます)。
大人になっても何ごとにも真面目じゃないし、割と色んな事を奔放にしてきました。
親の言うことも教師の言うこともあんまり聞いてきませんでした。
だからうちの親もその頃の教師も、わたしのことを真面目で良い子なんて思ってもいません。
けど。
でも良い子ちゃんじゃなくても、人の意に従ってしまうのって、そういうところじゃないのです。
自分より人の方が正しいと思ってしまうのは、そういった表層的なポイントじゃないんです。
もっと奥深い自己肯定感の無さなんですね。

続きます。

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▼今日のおすすめはこのシリーズ中はお休みします

読んでいただきありがとうございます☆祝福アレ♪

 

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