Eri Koo Blog

元気があればなんでもできる学習帳

HSP/HSSについての考察 26 - 弱者も強者も環境次第

HSP/HSSシリーズ、前回よりの続き。

HSPはある意味、平常時よりも過酷な状況に強いとも言えるのかも。
なぜなら内向的だけに、人生のほとんどを費やしてとことん内省してきてるから。
自分を知ってると人は強い。
なので自分を知りたい人、内省や瞑想を知りたい人は周りにいるHSPを見つけて話してみるといいかもね?

とまで前回は書きました。

周りにいるHSP
あぁあの、いつも何か考えてそうな本読んでそうな静かにしてる感じの人?
察するのが上手な人?
そんな風に周りの人を少し観察してみるのも、HSP的な人を探してみるのも、内省のとっかかりの一つとも言えます。
内省は何も内側だけのことではありません。
周りにいる他人も環境もすべて、自分の鏡であり「あなたはわたし、わたしはあなた」を表しているので、自分を知る良き手がかりになります。
(あなたがHSPであるなら、同類を見つけるのは簡単でしょう)

そしてまたHSPも、そうやって人に自分が知っている内的な探求法を、人に話したりすることは精神衛生的にとても良いことで。
HSPにとってだけでなく誰にとってもですが、人の役に立てるというのは人生の至福なので。
そうやって自分な得意なことを提供して感謝される循環が起きれば、これに勝るしあわせはありません。

自己肯定感や自尊心のことをよく書きますが、この循環があればそれらを損なうことはとても少なくなります。

生物の進化は不思議なもので。
どんなに頂点にいても、地球環境の変化によって、それらは絶滅し交代を余儀なくされます。
取るに足らない(と人間に判断される)原初的生物が、結局は億単位の年月を生き抜いていたり、進化の中で埋もれていた存在が突如トップに躍り出ることがあります。

HSPは人類の20%と言われ、5人に一人。
資本主義・経済主体のこの世の中では、HSPはあまり尊ばれていないのも事実です。弱虫で臆病だと勘違いされ、浮世離れして現実的には役に立たない僧侶やアーティストとして、下にみられることもあるかもしれません。
でもそれは決して絶対的価値観でも、宇宙の真理でもない。
50億年という地球の歴史の中に、ヒト属が現れて200万年。
その中で、イケイケゴーゴーな戦士型(外交的社交的、拡販型)が勝者だとされてる現代なんて、ほんのごくわずかな最近だけの話。
戦士型の典型は、アメリカのスクールカーストで言う、チアリーダーとアメフトキャプテンみたいな人たちですね。
僧侶型と言われるHSPは、オタクやガリ勉(もしかして死後?)もしくは不登校や保健室っ子かもしれません。

今はちょっと生きにくかったり、弱者とされたりもするHSPも。いつ何時どんな状況になるかわからない今、いずれその強さが発揮される時がやってくる。
その時に、自分を強く持ち、周囲に助けの手を差し伸べることができるように、今日も今日とてHSPは、得意な内省に励むと良いと思うのです。

思うのですが。

それと同時に、自分の不得意分野を鍛えることもHSPには不可欠だと、HSP研究者のアーロン博士は言います。
人が目指すのは「大丈夫で、普通で、正常であること」。
それには、完璧をめざす完全性ではなく、中庸やバランスのとれた全体性を持つことが大事だと。

人は、HSPやそうでな人に関わらず、その行動や得意なことでだいたい四つに分類されます。

感情型:何かを判断するときに、好き嫌いなどの感情が先にくる
思考型:情報や論理を優先する
感覚型:目の前のことを様子で判断する(肉体的)
直感型:自分のインスピレーションを優先(精神的)

HSPは、それらと逆のことに取り組んでみるといいのだそう。
ん?逆とは?

続きます。

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最近食べたご馳走

参考書籍:

 

読んでいただきありがとうございます☆祝福アレ♪

 

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