土地鎮めの話
地のエネルギーは、常に昇っている。
天へと。
それは、線や面ではなく、巨大な塊のように一ミリの隙間もないエネルギーとして地上からわき上がり、天へと向かっている。
色や強さや質は、その土地土地で違う。
うねり、ゆがみがある土地。
キツいとさえ感じるほどにするどさを持つ土地。
中でも、上昇するのが難しいくらい重い土地というものがある。
それでも、昇ってはいるけれど、重いものが上に乗っかっているのでスムーズに流れていない。
流れていないと、粘度の高い液体が沸騰した時のように、大きく荒ぶって爆発してしまう。歪みも入ると、大きく他にも影響を及ぼす。
または腐った土地となってします。
それで、地鎮、土地を鎮める、浄化するという儀式が発生する。
人間には本当にちっぽけな力しかないけれど、人間にしかできないこともたくさんある。
祈り、踏みしめ、旋回して、その土地の、にこごった澱を上昇させていく。
家を建てる前などにやる地鎮祭とはまた、別の。
天と地をつなぐ、大きな気を通す作業、その儀式のお話。
読んでいただきありがとうございます☆祝福アレ♪
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Eri Koo(エリ・クゥ)
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