火星とマッチョイズムの話
ここのところ毎日、赤い星が月の近くにあるなぁと思っていたら「火星」でした。
昨日、10月6日は火星が地球に大接近していたとのこと。
どおりでよく見えました。
今日からは台風の影響で空が曇りがちになりそうなので、赤く輝く火星が見れておいて良かったです。
占星術的に火星が表すのは、戦争や闘争、男性性といったもの。
発展させて、やる気や挑戦、行動力につながるのだとか。
大接近するなら、そういうエネルギーがめちゃくちゃ活性化しているのか?と思ってしまいますが、現在火星は逆行中。
(逆光とは:地球から見て逆方向に進んでいるように見える現象:本当に逆光しているわけではありません)
なのでそのエネルギーが滞ったり、過去にスポットが当たるんだそうです。
そして、大接近。
つまり、戦闘的で行動的なエネルギーの停滞や過去の問題がとても強く浮かび上がる時、とも読めるのかもしれません。
(占星術師ではないので個人的な感想です)
前へ前へ。
人を押しのけても、傷つけても、踏みつけても、勝利さえつかめればそれが人生の勝者なのだ。
そんな、男性が男性であろうと超必死な旧い価値観。
その権化みたいなのがトランプ大統領だと思うのですが、そんな彼がこの時期にコロナになってしまったことと、この火星の天体イベントを結びつけるのもおもしろいかと。
トランプ大統領の父親もまた「常に勝利しろ!負け犬にはなるな!」とトランプ大統領を育てたのだとか。
先ごろ出版された心理学者の姪っ子さんの暴露本に詳しいのですが、トランプ父は男尊女卑(女性は常に頭が混乱した人物なんだとか)や社会的な勝者であることに偏執的なこだわりを持つあたり、なかなかの興味深い内容。
心優しく、パイロットになりたかったトランプ大統領のお兄さんは、その夢はお金を産まないと父に猛反対されてアルコール依存症になって早くに亡くなったと書かれています。
「男性が男性らしくあらねばならない」は、女性差別を抜きにして、男性自身を苦しめている呪いのような価値観で、最近ではその歪みがあらゆるところで噴出しています。
ブラッド・ピッドはアルコール中毒者の自助団体で「男性同士で自分の弱さを告白し合うことで、本当に心が安らいで安心することができた」と語っています。
男性は弱い部分を見せてはだめだとか、弱音を吐いてはいけないとか、泣いてはいけないだとか。
男尊女卑という社会の形は、当の男性をも息苦しくさせているということに、社会が気づき始めているようです。
また、そういった「男性はこうあるべき女性はこうあるべき」といった考えを持たない親の元で育った子供は、情緒が豊かで安定し、自分の感情を素直に出すことを躊躇しないようになるのだと報告されています。
時間はもう少しかかるだろうけれど。
ほんっと、しょーもない価値観はいずれ自滅していくだろうと希望的に考えていますし、トランプ大統領のような典型的なタイプが、全世界的なアイコンとして現れたことは、その事の明確な印なのではないかと考える次第です。
彼がいるおかげで、あーいうのってヤダね、って指し示しやすいからです。
イヤだな、って明確に思うようになるからです。
もちろん彼みたいなのがイイって思う人だっているでしょうけれど、それによって自分がどう思うのか、他人がどう思うのかのコントラストが強くなるわけです。
踏み絵みたいなものですね。
色んな踏み絵を、イイと思うか、イヤだと思うかを個人個人が自分に明確に自覚していくことが、少しづつ世界を変えていくのだと思っています。
ちなみに、星空を見るのに使ってるアプリはこちらです。
apps.apple.com
昔々もこういったアプリを使ってたのですが、どれも今ひとつ。
でも、テクノロジーの進化は素晴らしいです。
めちゃくちゃ美しいので、いつもうっとりしながら見てます。星空を見るのにハマりますよ。
▼今日のおすすめ
映画『シェイプ・オブ・ウォーター』ではこういうマッチョイズムな呪いにがんじがらめにされた男が描かれていて秀逸です。その対比としての自由なヒロインのコントラストも見事です。何回おすすめするんだってくらいおすすめしてますが、人生5本の指に入るくらい大好きなので。
読んでいただきありがとうございます☆祝福アレ♪
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