Temps de Flors Girona 2018 - よそはよそ、の話

なんの花かはわからない綿毛が、街中に舞い散るジローナ。
「花祭り」という言葉にぴったりなその情景をツマミにカタルーニャの白ワイン。

目線の先にいるカップルは、ワンセンテンス毎に、ひとしきり話す毎に、ハグとキスを繰り返し、路上に無数のテーブル席があり観光客で賑わうこのお店、うっかりお客さん放置かと思うかのように店員が一人しかいないのにオーダーのタイミングでは適切に現れてくれる。
ラテンでありつつも、勤勉で真面目なカタルーニャ人の情景、似たところのある日本人はスペインの中でまストレスフリーに過ごせるように感じています。

他人のことが気にならない。
そしてこちらも気にされていない。
だからって全然さみしくない。
そこには個人への尊重があるから。
わたしはわたしの考えがあり、あなたにはあなたの考えがある。
そりゃあみんな違うんだからそうだよね。
ただ、それだけ。

これぞ、欧州の素晴らしさ。

他人なんてどうでもいいじゃないの。
他人が何を考え感じ行動し、どうあってもいいじゃないの。

わたしはあなた自身が何を感じて考え、何を美しく思い、どんな風に在るのか、それだけが聞きたい。
知らない人の話には興味がない。
（もちろんビックリするようなおもしろ話なら歓迎だけど）

そんなことをいつも日本で思っているけれど、南欧に来るたびにその思いはどんどん強くなります。
もちろん、その言葉は自分にも向けて。

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