Eri Koo Blog

元気があればなんでもできる学習帳

読書感想文

EMI『僕が僕であるためのパラダイムシフト』読みました - 鬱は治る?

鬱病って治るのですか?鬱病に限らず、壊れてしまった心は、自分は、取り戻せるのですか? 自分を愛せるようになりますか? この漫画には、そんな答えが描かれています。 本の紹介が続きますが、これはネットで今すぐ読める漫画です。お金に余裕があったり、…

濱野ちひろ『聖なるズー』を読みました - 動物との性愛

とても話題のノンフィクション。この本を紹介するのは、とても難しい。動物が好きな人、一緒に暮らした人でも、この本に書かれていることをここで端的に紹介すると嫌悪感で「無理」となる人も多いと思う。 聖なるズー (集英社学芸単行本) 作者:濱野ちひろ 発…

ヴィム・ホフの『ICEMAN』を読みました

こんな本を読みました。 ICEMAN 病気にならない体のつくりかた 作者:ヴィム・ホフ,コエン・デ=ヨング 発売日: 2018/07/30 メディア: Kindle版 普通の人間なら1分で死に至る、0度の湖で悠々と15分の遊泳。ショーツ一枚でエベレスト登山達成。上半身裸で、雪…

「サピエンス全史」を読みました5 - われわれは騙され続けているのかもしれない

「サピエンス全史」感想文は今回で終わりです。 ハラリ氏は「誰もが神聖な内なる性質を持っている」という今日のスピリチュアル的思想はキリスト教の信念の生まれ変わりだと書きます。この神聖な内なる性質、仏教の仏性とほとんど同じですよね。さらに、ブッ…

「サピエンス全史」を読みました4 - 炎のような憎しみと冷淡な無関心

世界には様々な民族がいますが、それらの民が使うそれぞれの言語で、自分たちの「族」を示す言葉は、たいてい「人」なのだと書かれています。その考えは同時に、自分たち以外は「人ではない」にもつながります。 中国には「天よりの天命を受けてすべてを統一…

「サピエンス全史」を読みました3 - 差別と個人主義と毒親と

「サピエンス全史」は近代とは本当に近代か?人間は成長し、進化しているのか?という疑問も投げつけます。 例えば、差別について。男尊女卑は、まるで過去の事のような風潮もあるけれど、2006年の時点で夫が妻にレイプをしても起訴できない国が53ヶ国あると…

「サピエンス全史」を読みました2 - 不安と虚構

昔の人々が自然と調和していたとよく言われるけど、本当か? の続き。人間が生息する地の巨大生物は絶滅する。さらに。「農耕・牧畜時代は「家畜」を生み、その個体数は増えたけれど、その動物達は幸福ではない」確かに家畜は命を「生産」させられ、閉じ込め…

「サピエンス全史」を読みました1 - 自分の世界の小ささを知る

読んでから時間が経ったのですが、ユヴァル・ノア・ハラリ「サピエンス全史」を読んだ感想を。 2011年前に刊行され、世界中に影響を与えた本です。各界のトップやリーダーがこぞって推薦文を送るような本。人と出会うのがそうであるように、「本」に出会い読…

ミヒャエル・エンデ『モモ』を読みました

これまで何人に「読んだ?」と薦められたことかわからない児童書『モモ』。ようやっと読みました。少々ネタバレになるかもしれない(肝心なことは書かないけど)ので、ご注意を。 文明が発展するにつれて、いつのまにか「時間」を奪われていった大人、そして…

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りゅうとむすめ

りゅうとむすめ

  • 作者:Eri Koo
  • 発売日: 2020/04/04
  • メディア: Kindle版