Eri Koo Blog

元気があればなんでもできる学習帳

2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

HSP/HSSについての考察 29 - 解放されたHSPの問題点

HSP/HSSシリーズ、続き。 さてさて。若いうちであろうと、大人になってさらに年を重ねてからであろうと。抑圧、もしくは周囲のニーズに縛られていたHSPが解放された時に起こること。 衝動性、好奇心、強い独立心、高いエネルギー、内向性、直感力、妥協のな…

HSP/HSSについての考察 28 - 個性化のプロセス

HSP/HSSシリーズ、続いています。 人生について、スイスの精神科医・心理学者ユングは「個性化のプロセス」であり、それぞれの問いと答えを探していくのだと言いました。 HSPは、若いうちは中々個性を発揮しにくい。なぜなら、人とただ一緒にいるだけで膨大…

HSP/HSSについての考察 27 - 自分の短所と友だちになる

HSP/HSSシリーズ、続き。 HSPは長所をぐんぐん伸ばせば良いと思うのですが、アーロン博士は中庸やバランスのとれた、全体性を持つことが大事だと言います。人というのは得意不得意があります、判断や行動の特性というものがあり、それはざっくり四つに分類さ…

HSP/HSSについての考察 26 - 弱者も強者も環境次第

HSP/HSSシリーズ、前回よりの続き。 HSPはある意味、平常時よりも過酷な状況に強いとも言えるのかも。なぜなら内向的だけに、人生のほとんどを費やしてとことん内省してきてるから。自分を知ってると人は強い。なので自分を知りたい人、内省や瞑想を知りたい…

HSP/HSSについての考察 25 - 過酷な状況で発揮されるタフさ

久々にHSP/HSSシリーズ。 『夜と霧』という世界的ベストセラーの本があります。オーストリアの精神科医・心理学者ヴィクトール・フランクルがユダヤ人強制収容所経験に基づいて書いたもの。多くの心理学者がそうであるように、おそらくヴィクトール氏もHSP。…

自ら死を選ぶこと

(今回、ちょっと嫌な描写があるかもしれません) 自ら死を選ぶというのは、相当のことで。想像力を働かせて、死のうとしてみてほしい。今から気を失うように楽に死ねる薬を飲むでも、痛みを伴わない落下死でも、やろうとすることを想像してみてほしい。それ…

孤独の美しさ

わたしは決して自分を否定しない。 どこかで誓ったこと。どんな状況でも、どんなに惨めに貶められたとしても。自分だけは自分をあきらめない。 どんなに良き人が側にいてくれたとしても。最後の最後で自分を立たせてくれるのは、やっぱり自分しかいないから…

幻の東京五輪

本来なら東京オリンピックが開催されてた筈の祝日。漫画「AKIRA」がまるで予言したかのように、東京オリンピックは疫病によって中止されました。 この春、コロナによって次々と個人的な仕事や予定が中止される中。それらに対して、どこかで現実味がなかった…

全知全能の救い主とか必要?

誰か。宇宙の遥か彼方から、高度に発達した文明を持つ存在がやってきて。地球の環境を整えて、植物と生物を生み出し、人類を発生させて。その進化を見守っている。SF的に言うなら宇宙人だし、宗教的に言うならば神という存在がいる。 人類が思いつく、進化に…

自尊心を取り戻す

日本人は自己肯定感が低いと言われる。自己肯定感。自分で自分をを肯定すること、自分が生きてることを良いんだと思うこと。自尊心。自分で自分を尊ぶこと。俺ってすごいんだ、って自分で自分に思うこと。まぁ、だいたい同じ。 親はまたその親から。さらに遡…

不思議な話6 - バリ島のにぎやかな存在たち

不思議な話シリーズは閉じたのですが、ふいにまだあったことを思い出しました。 バリに滞在していたころ。友達何人かでヴィラに泊まりに行きました。広い敷地内にヴィラが3棟とプール。全部貸し切り。こういう贅沢な遊び方が普通のお値段で出来るのがバリの…

円相

ものごとや人との関係性が、見事に、完璧とも言える円を描いたとき。それはそこから崩れるサインでもある。 なにごとも永遠には継続しない。 浜辺に打ちよせる波が、一つとして同じ軌跡を描かないように。一秒でも同じ形をとどめないように。 今までそれを予…

願い

人の、しあわせは。 仕事が詰まっていることでも。 沢山の人に求められていることでも。沢山の人に愛されていることでも。沢山の人の生きる楽しみになって役立っていることでも。 多くの友人に囲まれていることでも。信頼できる仲間がいることでも。結婚して…

偏屈オヤジにならないように

コロナの自粛期、日常で会う人やメッセージでやり取りする人がごく僅かに限られました。本当に交流したい人とだけ、交流する。そうして、ほとんどの時間を自己内省とやりたいことにつぎ込んで。世界もまた休んでいるので、ほんとうに気配が静かで。 それは、…

人口爆発と出生率の驚異的低下

BBCで面白い記事を見つけました。 www.bbc.com 「出生率:生まれる子供たちの「驚異的な」世界的クラッシュ」ってことですね。数日前に最初にこの記事を翻訳使いながら読んでたのですが、今みたら日本語サイトにも記事上がってました。 www.bbc.com 今世紀末…

天気を読むチカラ

ここのところすぐれなかった気分が、ある朝パッと晴れやかになりました。一昨日のこと。普段は寝起きも良くて、日中に眠くなることもないのに、朝ぐずぐずと起きれなかったり、車に揺られるとウトウトしたり。そんなことが続いてたのですが。低気圧が去るん…

しあわせなんてものは

某研究結果によると、最も幸福度が高いのは「未婚かつ子どものいない女性」だそうです。 めちゃくちゃ反論ありそうなこの研究結果。 これは未婚・既婚・離婚済・別居中・死別など様々な状況の置かれた人々の幸福度度合いを計測したデータに基づきます。「男…

なんかヤなのは自分の内側

何をしたわけでもなく、ただ「わたし」であるというだけで嫌われることがあります。逆に。その人が何をしてきたわけでもないのに「なんかヤだ」と思うこともあるわけで。お互いさまのよくあること。 それをそのままに、忘れてしまうことだって出来るけど。同…

YouTube配信【Eri Koo RadioTV Vol.8】ゲスト:Tae(心理士・帰国子女)

ラジオ TV番組【Eri Koo RadioTV Vol.8】ゲスト:Taeさん7/11にLive配信されたものが、YouTubeにて公開されました。いつでもどこでもご視聴いただけます 今回より、インタビュー形式ではなくトークショーの色合いを濃くしました。テーマを掘り下げ、専門家と…

一神教と多神教とアニミズムと

誰に押し付けるでもない、広めるでもない。けど、自分の中の確信としてある宗教のようなもの。イデオロギーだったり、アイデンティティだと思ってるもの。それは、仏教と神道とアニミズム、さらにはヒンドゥー教から影響された多神教、これまで読んできた本…

風が吹く場所

山でも海でも川でも。神社でもお寺でも、商業施設でも駅でも。家でも。 なんかいいな、と思う場所は風の通りがとてもよい。 よき風が吹く場所に、住んだり建物を建てたらいいのじゃないかなと思う。風が吹き抜けるような設計で。 風水でも何でも「気」の良い…

7/11【Eri Koo RadioTV】ゲストは帰国子女・心理士のTaeさん

毎月第2土曜日はラジオTVのお時間…とは言え、三ヶ月もお休みしていました。コロナと自己都合(退社理由かよ)が理由です。 梅雨まっさかり!久々の【Eri Koo RadioTV】2020年7月のゲストはTaeさんです! Taeさんは同じ放送局であるブラッカンラジオでのパー…

傘もささずに僕たちは

パラパラと降る雨を肌にうけて、見上げると白に近い灰色の空から無数の粒が向かってくる。傘をささずに雨をうけるのは気持ちがいい。 傘をさして、雨のない小さな空間を作り出し、頭上にバタバタを鳴り響く雨音を聞くのも楽しい。 公園の小さな東屋で。豪雨…

遠くに行く理由

旅から帰るとセミが鳴き始めていた。 旅先では朝から一日中、いろんな鳥のさえずり。雨の音。風の音。木がゆれて葉っぱが奏でるうねりのような和音。 いま、ここ。自分の家では、外から蝉の音とともに車やバイクの排気音。遠くからのクラスション。雨がにじ…

昔の気持ち

気がつけば、とうに。 人目を気にしたり、世間体を大事にしたり、一般的な生き方を良しとしたり。 結婚もしないでどうするのか。子ども産んでないと後悔するよ。老後はどうするつもり。 そんな考え方をする人達は、すっかり周囲から消え失せたというのに。 …

生馬の目をぬく

タイミングの妙を感じています。 晴れ間を縫うように行動することも、建物から出た途端どっさり雨が降ることも。 生馬の目を抜くように変化し続けることは。 肩の力を抜いて、腰を落として、呼吸を整えてリラックスした状態。 受けて防いで攻めていくこと。 …

スイスイスーであること

スイスイと何かがうまくいくとき、全てのタイミングがピタリと合う時ときというのは。 それは感覚や勘を100%信用して動いてる時。 例えばそうやって動いた5分先に失敗したとしても、何故か気持ちはさっぱりとしていて。その後、1年後にその失敗が活きたりし…

嵐の中で

しとしと降る雨音と、小鳥のさえずりが新緑をふるわせて 遠くに見える海と 浮かぶように待つ小さな島 時おり止む雨が ぽっかりとした空白を作る 雨に囲まれ 小さな部屋に閉じ込められて ひとときの静寂 階下で人の声がする そろそろそこに加わろう 読んでい…

死にまつわる

知り合いが若くして亡くなった時。 たまたま風邪をひいて。なかなか治らないので病院に行って。検査したら癌が見つかって。そこから数ヶ月、あっという間に亡くなってしまった。 若いと癌の進行が早く、打つ手がなかったのだと聞く。 いともあっけなく。 二…

世界の中心はたくさんある

小学生の頃。ふと、授業中に握りしめていた鉛筆に意識が向いて。 この鉛筆って木で出来てる。 なら、木を切った人がいて、それを運んだ人がいて。それを加工した人がいて、この表面につやつやと塗られた塗料を作った人がいて。その塗料の原料を採取して運ん…

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りゅうとむすめ

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  • 作者:Eri Koo
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