Eri Koo Blog

元気があればなんでもできる学習帳

中年期の醍醐味

秋も深まってきました(明日は立冬ですが)。
ちょっと色づいてきたかな?というくらいだった木々が、ここ数週間で真っ赤や黄色に染まって。
山の中は熱気ムンムンで様々な生や精が行き交っていた夏から、シンと静かになり虫の音が響く季節になりました。

こんにちは。
Eri Koo(エリ・クゥ)です。

わたしの年齢は、人によっては孫のいるおばあちゃんでもおかしくない歳です。
倍まで生きる気はしないので、人生の半分以上を過ぎたことになります。
四季に例えるなら、秋に差しかかった頃かもしれません。

今と昔は価値観もテクノロジーも医療も文化もなにもかもが違います。
サザエさんで言うとフネさん(推定50歳)の年齢が一番近いわけですが、今だと米倉涼子吉瀬美智子篠原涼子石田ゆり子なわけです。
サザエさんが最初に描かれたのは1946年。うちの母親が生まれた年です。76年前と2022年では、彼女たちが芸能人であることを差し引いても、同じ年齢でも在り方がまるで違うことがわかります。
昔は、そんな年齢だと「終わってる」なんて言われたりしました。
でもそんなことはありません(昔だって、きっとそう)。
終わったのだとしたら、これから残り40〜50年をただ無為に過ごすというのでしょうか?ありえませんね。
昔々の価値観などサッと脱ぎ捨て更新して、体験も経験も場数もふんだんに越えてきた心と身体で、この世界をより楽しんでいけるお年ごろなのです。

スポーツ選手でもアーティストでも起業家でもユーチューバーでもなんでも、憧れの人が素敵に年齢を重ねていて「若さこそが最高」だけではないメッセージを伝えているように思います。
だからもしかしたら、今の若い世代には、中年期や老年期も楽しそうだな?と思える人が結構いるのかもしれない。
そうだったら、すごくすごくいいなと思います。

四季がそれぞれに美しいように。
どんな年齢でもその良さがある。
中年期には、種を蒔いて育ててきた実りを、ゆっくりいただいて味わうことができます。
待てること、焦らずゆっくり進むこと。
それがこの年で、ようやくできてくるのかもしれません。

山に登ることも、木々や草花を一つ一つ愛でることも。
神社やお寺の歴史に思いを馳せることも。
絵画の一点一点に、画家の人生や思いを感じることも。
1本の映画にも、そこに込められたたくさんの視点や背景も、若い情熱も老生の滋味もわかるようになり、理解や共感が深まることだって。
若いときにはできなかったし、興味すらなかったことです。
もっと刺激的でデンジャラスで、アドレナリンがドバドバでるようなことを追い求め、常に全力疾走してるような楽しみ方をしていました。まぁ、それはそれでよしです。

一生が春の少女のような人、夏のような青年期の人。
いろんな人がいます。
中年だから落ち着けという話でもありません。
人生のどのポイントでも、どんな生き方でも、その時々を楽しむ視点や行動様式はちゃんとあるということです。

きれいなもの、気持ちがいいもの、美味しいもの。
薄味の良さ、渋い色合いの粋な様子、すべては語らない言葉の重み。
そんなものを日々味わいながら、月のキレイな秋の夜は更けていきます。

読んでいただきありがとうございます☆祝福アレ♪

 

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りゅうとむすめ

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