子どもと老人と、歳を重ねること
秋も深まってまいりました。
ちょっとお天気も安定しましたね?
eri koo - エリ・クゥ です。
ふと出会う子どもたちを見ていると、本当に真っ白なことにビックリします。
「あっ見つけた!!」
「虫!小さい!」
その時その瞬間、その虫とキミは、生まれて初めて出会うんだなぁ!?
ってことに驚きます。
なんかすごいな・・・って。
毎日がほとんど初めてでいっぱいな世界。
新鮮な驚きの笑顔でいっぱいのキミたちよ。
その一方で、その真っ白な中にどれだけのものが吸収されていくのだろう??と、人間の無限の可能性に目の前がくらくらします。
果たして寿命が来たとき、80~100歳の年月を重ねた時に、どれくらいの経験と知識、感情や閃きやその輝きがそのからだに詰め込まれているのだろう??と。
年上の先輩たちがどれだけのことを経験して飲み込んで、はたまた忘却して、わたしと向き合ってくれてるんだろうって。
きっと
「そんなこともあったなぁ」
「そんな事は、きっとこうなってこうなるってだいたいわかるんだけどなぁ」
なんて思いを一周も二周もして、それでいて言わないでくれたり見守ってくれたり、これだけは言っとこうかな?とアドバイスしてるんだろうなぁとも思います。
その一方で、人間と人間として対等に、子どものように新鮮な気持ちで、アレが流行ってるだのコレ美味しいだの、しょーもない話をだらだらしたりもする。
そんなことも思うのも、わたしが中堅の年齢になったから。
そして年下の後輩(年齢的な意味でだけ)を相対することで、過去のその年齢だった時のことを思い出したりするようにもなったから。
わたしは本当にすべての石を踏んで歩くようなところがあって。つまりは全部自分で体験しないと気が済まない性質で。
だから、自意識とコンプレックスと自信とそうでなさとで、それはもうむちゃくちゃに「こじらせ」ましたし、今でも中二病な部分が抜けませんし、キンキンにトガって人を傷つけたりコントロールしようとすることもありました。もちろんその分、たくさんたくさん傷ついてきました。
それで、思うんです。
20代までとか特に、すっごく年上の人を馬鹿にしてたなーって。
なんでそんなこともわからないの?これはこうじゃん!って常に断言口調でジャッジしてたなーって。
少々ハードだった自分の生い立ちや傷に頭がいっぱいで、自分が一番になんでも知ってる気になってて、目の前の相手にも色んな経験や色んな思いがあって、あえて見てみぬふりをしてたり、知ってることも知らないふりをしてりしてるっていう想像力が全然なかった。
そして、経験の浅さゆえに、ジャッジが極端で簡単で早いわけです。
だって、白と黒しか知らないから、白か黒しか答えがないからです。
でも大人って違いますよね。
世の中には数えきれないくらいの色があって、十人十色で、答えなんか早々にはわからないってこと。もしくは答えなんて本当はないってこと。
だから若者から見たら保守的に見えたり、判断に時間がかかったり言葉を濁したり(もちろん性格にもよりますけど)。
なんか、優しくされてたんだろうなって思うんです。
大変失礼なことに一つ一つは思い出せないけど。
特に戦争を経験された方々とか…幾人の仲間を、家族の死に際を見送り、悲しみと共に生きてこられたのでしょう?自分の好きに生きられなかった時代のもどかしさと怒りも飲み込んで。
老人とか老いぼれとか高齢者とかではなくて、そんな方たちを讃える言葉を探します。
そんな人生の大先輩方に敬意を表すとともに、自分もまた素敵な人になりたいなぁと思います。
優しい人になりたい。
寛容な人になりたい。
洒落っ気のあるおばあちゃんになりたい。
ほんとうに、心の奥底から
「みんなちがってみんないい」って思える人になりたい。
そうして、わたしもまた後輩に優しくバトンを渡していけたらいいなぁと思います。
バトンタッチじゃなくて。
まっだまだ未熟者ですので、これからももっと走り続けないといけないから。
バケツリレーみたいな感じで。
優しくされたら、ありがとうと受けとって、また違う人に渡していったり。
そんな事を思う、子どもたちが遊ぶ、秋の公園でありました。
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