漫画家になりたかったのでした その3
漫画で賞を取って雑誌に掲載されて。
そこからです。
そこからなんです、まんが道って。
こんにちは。
eri koo - エリ・クゥ です。
もちろん知りませんでした。
藤子不二雄先生の「まんが道」もちろん読んでましたよ?
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けど、やっぱりどんなものでも「道」って人それぞれで。
自分でやってみないとわからないのです。
さて。
雑誌に掲載された後は、また賞に応募するのではなく直接編集者さんに漫画を送ることになります。
何本送ったでしょうか。
もう記憶にないのですが、とにかく全然駄目でした。
ともかく送っても送っても編集者から連絡が来ません。
何本目かを送った後、おそるおそる電話をしてみました。
編集者さん「これまでの作品、何が描きたいのか伝えたいのかわかりません。次に書きたい作品のあらすじを今言ってみてください。」
次の構想を説明するわたし。
編「う~ん。それ面白いと思ってます?何が描きたいんですか?」
とかなりキツく言われ、何も言えないわたし。
編「こないだデビューした○○さんはね、小さい頃からずーっと漫画描いてて、とにかく来る日も来る日もずっとずっと描いてるんです。だからどんどんどんどん絵も構成もうまくなっていってるんです。読んでたらわかりますよね?」
その○○さんはわたしも気になっていました。デビューしたてなのに絵や構図だけなら歴の長いプロの漫画家さんより上手いくらいなのです。なんでこんなに違うんだろう?ってうらやんだりしていたので、その言葉が響きました。
編「それくらい描かないと駄目なんですよ。」
それが編集者さんとお話した最後になりました。
ショックでした。
当時のわたしは「才能のある人と比べられた!傷ついた!」という思いが強くて、編集者さんひどい!って気持ちでした。
今考えると逆恨みみたいな感じですよね。
ちゃんとアドバイスしてくれてるし、本当にただただその通りなんですから。
でも、20代後半にさしかかった頃のわたしです。若かったし許してあげましょう。
漫画、めっちゃ描いてました。
でもね、プロの漫画家になれるレベルの「めっちゃ描いてる」じゃあなかったんですね。
でもそれがわたしの限界でした。
それ以上は出来ませんでした。
そして編集者さんの言葉で全ての自信と頑張る気力を失って、描かなくなりました。
編集者さんの言葉のせいって意味ではないです。
それでさらに奮起して、面白いもの描いてやる!というか、もう描いてる!描かないってことが考えられない!気づいたら何から描いてる!認められなくても何でもいい、描こう!
ってなるのがその「道」の人なんです。わたしには漫画に対してそれが無かった。
でもそれに気づくのに、ものすごく時間がかかりました。
なんなら本当の意味で「わたしがしたいことは漫画ではなかったのだ。」と気づいたのは今年になってからです。
この時は、ただただ「認めたくないけど、自分には漫画家になる才能がないのだ・・・努力する才能もない・・・怠惰なのだ・・・怠惰な人が漫画家なんてなれるわけないて。」という挫折と諦めがありました。小さい頃からの夢が潰えた、人生どうしたらいいのかわからない状態だけが残りました。
けど。
でも絵は描き続けていました。
執着のように。
続きます!
読んでいただきありがとうございます。
残りの今日も、そして明日も、あなたに祝福アレ♪
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