Eri Koo Blog

元気があればなんでもできる学習帳

死にまつわる

知り合いが若くして亡くなった時。

たまたま風邪をひいて。
なかなか治らないので病院に行って。
検査したら癌が見つかって。
そこから数ヶ月、あっという間に亡くなってしまった。

若いと癌の進行が早く、打つ手がなかったのだと聞く。

いともあっけなく。

二度と彼には会えない。
声も聞けない。
どうしようもない馬鹿話に、はいはい、と、明日も会える根拠もない確信の元に、ぞんざいな返事をすることもできない。

世界から永遠にいなくなってしまう。

死とは何なのか。

死んだら完全に無になるのか。
天国に行くのか地獄に行くのか。
はたまた永遠の一つに再び戻っていくのか。

そんなわからないことよりも。

事実として。

二度と彼には会えない。

それがもし、とてもとても濃い人間関係だったとしたら、わいてくる感情もまた違ったものだと思うけれど。

あくまでも知り合い。
詳しい人となりも知らない。
数年、会っていなかった。
亡くなってから、訃報と共に病気の過程を知らされた。

そういう関係だからこそ、思う。

あまりにも何の前触れもなく、何の過程を見ることもなく。
存在は、永遠に消え去ってしまった。

あっさりと。

数年会っていなかったそのままに、もう二度と会うことはない。

生きてるってなんだろう。
死ぬってなんだろう。

今すぐにでも失われてしまうもの。
でもなぜか、今は存在しているもの。

何にもわかってないのに、生きてる。
何一つ知りはしないのに、生きてる。

そして、死んでいく。

だから、毎日を大切に、とか。
生きてるって奇跡なんだよ、とか。

そういう机上の空論みたいな言葉が素通りしていく。

もっと、あっさりと冷淡に。
スパッと命は切り取られる。

そんなことを思う、雨の一日でした。

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▼今日のおすすめはお休みです

読んでいただきありがとうございます☆祝福アレ♪

 

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