絵画奉納式~天地流水~丹生川上神社中社 の話
「神とはなにか?」
ここ一か月、コトあるごとに自分の内から問いかけられる。
仏教、キリスト教、ヒンドゥー、ジャイナ、イスラムにユダヤに・・・古代の祭ろわぬ神から消えた神、カルトを含め、信じられないような数の神々がいる。
これらは外に、ある。
これらは外に、作られた。
(そのピュアなる創生時ではなく、後に、権力者によって)
神は、いつでも自分の内に在る。
外にあって崇めるものは、単なるモノだ。
ブッダもキリストも、空海も、自らの内に在る。
内に在るから、目の前に現れる。
わたしは、自然を畏敬する。
その恐ろしさも脅威も容赦のなさも含めて、美しい。
ただ在る、からだ。
ただ在る、ものは全て美しい。
それはそのまま、自らの内に在り、共鳴する。
ちょっとした人間関係のいざこざや、そこからイラついたり落ち込んだりする表層の自分。
そのずっと奥の奥にある、ただ美しくある、自分。
純粋なる水、真っ青な空、真っ白な雪。
そのように在る、自分の内なる神、という美しい景色。
丹生川上神社中社さんが在る、吉野。
その自然の美しさ・・・あのエリア独特の、エメラルドブルーの川。
ドドドドドーーーーッと轟くように流れ出る、双竜の滝。
そして、静かでやさしい山々。
その自然をただただ畏敬し、美しいなぁ素晴らしいなぁ、ありがたいし大切にしたいなぁ~という素朴で純粋な気持ちを現わした、その神社さんの社殿。
そこで、2018年1月28日大安吉日、厳かに、神事が執り行われました。
雪の中を歩くことになるだろう、という予感は的中。
結晶が肉眼で見える美しい雪の中を、宮司さまや雅楽の方々、そして天地流水とその親族が歩く。
坂本恵信さんの龍笛とわたしの空舞、という最初の奉納のカタチは、宮司さまのご厚意により、笙、楽太鼓、篳篥が揃うありがたくも光栄なカタチへ。
空舞は、想定より激しい動きのものとなった。
全体の9割を白龍、残り1割にさしかかった時に黒龍、最後の最後に色とりどりのパステルカラーのたくさんの神々しい存在がご来賓。
内なる神は一つではない。
まだ見たこともないものがたくさん。
その場でどんな神が現われるのか、いつも楽しみで仕方がない。
ご来場された皆さん、そしてFacebookでのライブ中継を観ていただいた方は、どんなものを感じたでしょうか?
なにか美しいもの、すごいもの、かっこいいもの、きれいなもの、おもしろいもの、こわいもの、つまらないもの・・・それはすべて、観られた方の内なる神。
機会があればお聞かせください。
ただ一つ。
わたしは、重大な失敗をした。
でもそれは、式にも他の方々にもその場にも、まったく関係のない支障のないこと。
わたし個人としての、失敗。
でもそれもまた、恩恵。
失敗なくして成功はない。
これを糧に、また次へ。
あらためまして。
吉野の地まで、ご来場、ご参列いただきました皆さま
丹生川上神社中社さまのご関係者さま
さまざまな場面でたくさんの協力を惜しみなくいただいた皆さま
Facebookライブ中継を観ていただいた皆さま
そして、天地流水の同志
素晴らしい機会をいただき、本当に心よりお礼申し上げます。
みなさまにおかれましても、祝福に満ちた豊かな人生になりますことを心より祈念いたしております。
ありがとうございました。
中でもFacebookのライブ中継、フル充電なのに開始1分であまりの寒さにiPhoneの電源が落ちそうになった(iPhoneは寒すぎると落ちます)のを、手持ちのカイロを貼って難をしのいでくれた心の友の機転には、頭が下がります(もちろん式の中にいるわたしと相談することはできない)。
寒いのに、そのためのカイロをiPhoneのために使ってもらった優しさにも感謝!
この日、天地流水、本当に発足式になったと感じました。
直会にて金屏風の前で同じ食事をいただいたのも、またそれらしい・・・
心やさしく賢く、そして行動力実行力と共に、気づかいのある(かつ明るく笑いもある)尊敬するメンバーと活動が開始されたこと、誇りに思います。
天地流水、そしてわたし個人としても新たなスタートです!!!
個人的には『鎮魂と覚醒』の活動だと感じています。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
ぜひ、同じ場を共有しに来てください。
【YOMIURI ONLINE】
http://sp.yomiuri.co.jp/local/nara/news/20180129-OYTNT50477.html
旧暦年内最後の満月、かつ皆既月食の日に。
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eri koo(エリ・クゥ)
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