Eri Koo Blog

元気があればなんでもできる学習帳

Dragon Road 6 - 丹生都比売、空海、そしてまた龍の話

高野山で「そうだ、丹生都比売神社に行こう!」となったわたし。

少し寒さも厳しくなってきて、紅葉も深まった時期に行きました。

ここは、ガガーン!というインスピレーションがあったわけではないのですが

「わたし(丹生都比売様)はとてつもなく大きい、だからココだけでは感じれないでしょう」

「お酒はいいね♡」(なにそれ←わたしのツッコミ)

といったことを感じました。

なんとも紅葉が美しくて、神社の横にある修験者が残していった「光明真言曼荼羅碑」などにトキメキ。

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そこから地図を見て気になった「二ツ鳥居」へ。

思ったよりしっかりした山道を分け入り(この日は神社のみの予定だったので、わたしも同行者も登山靴でなかった)、つるっつるに滑りながらも到着。

そこは・・・あ、ここが大事な場所だな。

と感じる「霊域」のライン。

二つ並んだ鳥居を、たちこめてきた霧がくぐり抜けていく様は、神秘としか言いようがなくて。

ここから高野山への道を「祈りの聖道」とし、丹生都比売神社へもここから参拝したとのこと。

ここでまた、何者かに選択を提示される。

人間が集団として社会で営むために作った「普通」のルールで生きるか、自分の内や神の道で生きるか。

もちろん後者ではあるけれど、それはそれで普通の視点から見ると荊の道、しかしそこに人生を投じて歩む者にはやりがいのある起伏に富んだ道。

そんなことを、これまたわたしたち意外誰一人いない山の中で、感じる。

さて、一連の流れはこれで終わりかな・・・いや、なんか残ってるな・・・

あ、京都市内にある空海さん関連のお寺に行かなあかん(気がする)。

で、まずは東寺。

当日、東本願寺のことを「東寺」っていうのかと思ってたことに気づく、自称神社仏閣好き。

この日もそれはそれは空が美しい日で、五重塔が美しすぎて、同行者も夢中で、気がつけば3時間くらいいました・・・

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秋の公開をしていたので、五重塔の中も立体曼荼羅も見れて、曼荼羅尽くし。

中でも月輪観音に心奪われ、ずーーーっと見れる気がしました。

次に神泉苑

んんん、なんだろう、不思議なニュアンス。

不思議な場所・・・今は(この日は?)パワーがない、タイミングで場所の感じがすごく変わるところ?容れ物的な場所?ほとんど池だし。な、気がしました。

最後は御寺・泉涌寺

厳かな空間、掃き清められ方、手入れの仕方がものすごく行き届いてて、さすが皇室ゆかりのお寺。

本堂をお参りして、裏手に回った時

「あ、これを見るために今日ココに来たのか」

とっても大きな、狩野探幽の「白衣観音」がドーンと裏堂壁に。

なんとも・・・他で観る、女性的な、なよやかな白衣観音ではなく、ドーンと大仏のように描かれている。

白衣は水の意、龍とセットとなるもの。

善女龍王もまた、白衣で描かれているものが多い。

そうか、それでやたらと白衣の観音様を観たのだな・・・(前回書いたものだけでなく、幾度となくそのビジョンを観ていた)

なかなか言葉では言い表せないけれど、探幽の白衣観音を観ることで、なにかが腑に落ちたのでした。

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そして、たまたま境内でやっていたのは、こんな展覧会。

View of LOVE

ギャルワ・カルマパ17世、ウゲン・ティンレー・ドルジェ猊下(rGyal dbang krma pa o rgyan ‘phrin las rdo rje,1985 - )は、チベット仏教カギュー派の最高の指導者である。

1985年、東チベットに位置するカム地方の遊牧民の家に生まれた。1992年、厳格な伝統に基づいて、カギュー派の高僧たちに見出された。彼は、中華人民共和国ならびダライ・ラマ14世によって、先代のカルマパ16世の転生者と認められた。

30分程のビデオを見たけど、チベット仏教の話、とてもおもしろかった。

やはり仏教は実践、実践だ・・・だって手法だもの。

ここで、ようやく、何かにとりつかれたように次から次へと神社仏閣・聖地を訪れることが落ち着きました。

奈良~三重~和歌山とが重なるポイントは、地理的にも宗教的にも特異な場所であること。

とても興味深い場所で、行けども行けども尽きることなく、まだまだ奥深いのでしょう。

そこからの伊勢への流れ・・・考えるだけで、とても、おもしろいです。

そしてこの後すぐ、最後にご案内する「天地流水」が発足しました。

このシリーズに度々登場した、神仏画家・月涛賀ゆう(YUU TSUKINAGA)の丹生川上神社、絵画奉納式。

あれよあれよと決まった竜笛の演奏者・坂本恵信とわたし、そして総合プロデューサーの後藤太鳳。

4名とも、わたしがこれまで歩み、ご縁があったような場所や事象と、不思議な縁を織りながら、突然雷鳴のごとく、パッ!と集結することが整いました。

それぞれのメンバー、それぞれの足で立って道をゆく者。

自ずとわたしも褌をしめなおし、それに見合う精進を強いられる、心強くも気が引き締まる思いお仲間達。

下見に行った丹生川上神社中社、歩いてすぐ近くの水神の力が宿るとされる夢淵近くの東の瀧で受け取った罔象女神さまのイメージは、前回書いた、とある神社で受け取った三種の龍のうち一つの龍のイメージとほぼ同じ・・・処女性、女、母性、清らかさ、純水・・・ぜひこの清浄な空気に触れて欲しいと感じます。

奉納される絵画、竜笛と笙(宮司さま演奏)の音と舞、全体として織りなす空気。

是非、その場でご一緒に奉納に参加できたらと願っております。

どうぞ、大安吉日の良い日、足をお運びくださいませ。

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【絵画奉納式~天地流水~】

2018年1月28日 丹生川上神社中社

https://www.facebook.com/events/2001624283456507/

【天地流水 公式サイト】

https://tenchiryuusui.themedia.jp

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