Eri Koo Blog

元気があればなんでもできる学習帳

HSP/HSSについての考察 13 - 親という刺激と脅威

HSPシリーズ、「親」についての続きです。
理想のHSPの育て方があっても、それを知らない、出来ないのが人間というもの。
だから、不完全な者同士でどうしたら良い感じで生きていけますかね?と。

こんにちは。
Eri Koo (エリ・クゥ) です。

HSPにはHSPのことは理解しづらいです。
ましてやそういった、世界には多様な気質があり、それは強者や弱者ではなく個性なのだという認識を持とう、知ろうという気持ちがない人もたくさんいます。

「どうしてそんなに敏感なの?そんなんじゃ、あなたに何も言えない、何も出来ない。もっと強くならなくちゃ生きていけない!」

そんな言葉をHSPは親から投げかけられます。
前回書いたように、HSPは自己防衛から感情のコントロールを身につけるために「クール」だったり「お高く留まって」いるように思われてしまいます。
それゆえに、相手も割とキツめの言葉や感情をぶつけてきがちなんです。こちらが堪えていないように感じるからです。
HSPだって何もかもに敏感ではありません。
冷静で落ち着いた言葉や、的確な説明、相手を否定しない態度であれば、例えばダメ出しであっても平静に受け止めることが出来るでしょう。

先に上げたような言葉を言う人は、読んでいてわかると思いますが、めちゃイラついてます。そしてめちゃくちゃに甘えてきています。相手が変化すべきだと考えているからです。さらに、主観で思い込みで、相手はこうだと決めつけています。
こうやって紐解くと見えてくるものがありますね。

こういったタイプの親にHSPが当たった場合、子どもの時は自分ではもうどうしようもないです。自分がHSPだともわかりませんし、何が問題なのかも認識出来ません。
願わくばHSPというものへの認知が広がることで周りに助けられること、それが無理ならある程度の本が読めるようになる高学年辺りにでもこういった知識や、知識を持つ大人を知ることが出来たら、早めに救われていくかなと思い、わたしはいつもその年令の子たちが読めるように文章を書いています(成功してるかはわかりませんが)。
そして知識から、自分を癒やし、親を許していくことが出来るんです。

本当はHSPの親は、子どもを刺激から守ってあげなければならないんです。けど、大抵の場合は親が一番の刺激で脅威となることが多いのです。
残念ですけれどね。

さて。
わたしはHSPですし、毒親の元で育ったので、基本そちら側の味方です。
でも敵を作る気もありません。
無敵であるとは「敵がいない」ことですからね。
じゃあどうやったら敵がいなくなるかって、相手への理解なんです。

HSPの子どもを非HSPの親がもったら、そりゃ大変だろうなぁと想像するのです。

HSPの特性の一つに「鋭い指摘をする(言葉がきつくなりすぎる)」というものがあります。相手を深く観察してしまうので、その人の本質や本音をズバッと言ってしまうのです。
そしてこれは人によるのかもですが「本質や真実を伝える事はその人のためになる」という考えを持ちがちです。
なので、相手のためにと「嫌な気持ちになる図星なこと」なんかを口に出して言ってしまうんですね。
そうやって、知らず知らずに傷つけていたんだと、わたしが気づいたのはもう充分に大人になりきった年齢でした。
これはHSPの「気質」がベースなのですが、むしろ「人への思いやり」や「人格」みたいな要素の経験と学びが必要な問題です。
ですから、親も相当キツい言葉を子どもから受けてたのかもしれません。

そして、新しい環境や食べ物、音、人、衣服の質、なにもかもに全て敏感な反応をするわが子に、そういう気質を持たない親が「なんかもう、大変!」ってなるのも目に見えます。

最近ではアスペルガーADHD(これらは疾患とされていますが)への認識も広がって「知っている」という事が強みを増しているなとも思います。そういう人が世の中にいるんだ、と知ってるだけでえらい違いです。
人は未知のものを恐れ、疎外しますから。
同じように、HSPの事も広がって欲しいな、NHKででも特集してくれませんか?と思ってます。だってNHKくらいじゃないと団塊より上の世代には届きませんからね。
知ってさえいれば「なんかもう大変!」から、似たような子をもつ親友に相談したり、本を読んだり、専門家に相談することだって出来るんですよ。
親も悩みから開放されて楽、子も理解されたらうれしい、で一挙両得です。
だから何より、認知されていくことが最善の方法だと思ってます。

HSPと親」話、続きます。

 

ひといちばい敏感な子

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子どもたちが健やかに育っていきますように

読んでいただきありがとうございます☆祝福アレ♪

 

 

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