Eri Koo Blog

元気があればなんでもできる学習帳

アンドロイドと電気羊の夢と付喪神1

モノに魂は宿るのか。
人間はアンドロイドを愛せるのか。
アーサー・C・クラークが紡いだSF物語のような、攻殻機動隊のような未来は来るのか?

5年と半年使ったiPhoneが使えなくなりました。
まだ内部は正常に動いてる様子なのですが、バックライトが死んでしまったようです。
着信もメッセージも受信音がするし、たまに一瞬だけ薄く薄く画面が見えることがある状態。
半年前から動作が怪しくなり、電池も限界になったのでバックアップをこまめに取ったり後継機を考え続けたりしていたのですが、やっとiPhoneSEが発売され、レビューも高評価の上、使ってる人に聞いてもお薦めされたので、ようやくパソコン画面で購入ボタンを押したのです。
ふぅと一息ついて、iPhoneをチェックしようと見ると、先の状態になりました。
一瞬前まで大丈夫だったのですが、それを最後に画面が点かなくなりました。

そういうこと、ありませんか?

友人は、長年乗った愛車をどうしても手放さないといけなくなり、引き取ってくれる業者に電話したその日に、その車のエンジンがかからなくなりました。
見てくれた業者さんが見ても直しようもなく、廃車にするしかない状態になっていました。
ちょっと泣いたと言っていました。
全然そういうタイプではない友人です。
モノに強く愛着を持ったり、ましてや擬人化して愛でたりもしません。そもそも機械音痴で機械類への苦手意識も強い人。
でも、そんなことがありました。

こんな話をよく聞くのです。
まるで空気を読み取るかのように、必要がなくなったモノが自らその寿命を終えるようなことが。

量子力学では、人が「観察」すると量子の動きが変化すると言われます。
日本では古来より、草木だけでなく時間を経たモノにも魂が宿ることを「付喪神九十九神)」と言って、そういうことが「あること」だと信じられてきました。
時間を経るということは、それだけ人間の観察がそのモノに対して行われたということ。であれば、量子というものは万物を形成する最小粒子なのですから、何らかの変化が起こっても不思議ではありません。
ましてや、車にしても携帯にしても生活の相棒です。共に生きてると言っても良いくらい、近くにいる存在。つまりめっちゃ観察している状態。
それが、魂のようなものを宿すことだってあるのではないでしょうか。

逆に。
わたしは長年IT業界にいて、後半は一般企業内でのIT部門だったのですが、パソコンの不具合相談をたくさん受けてきました。
それを見ていて感じたのは、パソコンが好きか嫌いか(あるいは普通か)で不具合の頻度が違うんです。
明らかにパソコン苦手!イヤ!な人のパソコンはやたら不具合を起こします。
不具合を起こすパソコンに当たるからイヤになる、ではありません。卵が先か鶏が先かではなく、パソコンが好きではないから不具合が起きているというのが、たくさん長く観察して出た結論です。
そもそも物理的な面でも、パソコン苦手は人はパソコンに対しての扱いが雑です。コーヒーをこぼしたり、イライラしながら作業しているのでキータッチも強すぎてバチバチ音が鳴っています(近くの席の同僚にも迷惑)。ノートPCならパネルを閉める時も荒い。
そして「嫌い・苦手」って感情は、良くない磁気を帯びるんです。
これホントです。
だから、物理的にも酷使された上に変な磁気まで浴びた機械が不具合を起こすのです。
それはパソコンだけにとどまりません。
そういった人の周りにある機器は故障が多いです。エアコンのリモコンにしても、照明器具にしてもそう。電池の消耗も何故か早いのです。

でも、パソコン好きな人のパソコンって長持ちするんです。
もちろん好きだから、大抵の不具合があっても自分でなんとか出来ちゃうっていうこともあります。扱いだって丁寧です。
そういう物理的なことと、さっきと逆で「好きだな」と思いながら使うと、良い磁気を発しているのでいつも以上の性能を引き出せたり、スムーズに動いたりするんです。

ちょとモノとはズレるのですが、わたしは「犬」がめっぽう好きなんですが、公園で座ってるだけでめっちゃ犬が寄ってきます。
たぶん「好き」オーラがあふれかえってるんです。
人間同士だってそうですよね?好意って口に出して無くても、何かしら伝わります。
そして好意を受けるってうれしいこと。
何かしてあげたくなったり、こちらも好きになったりします。

それはモノだって同じじゃないでしょうか。
変な擬人化と言う意味ではなくて、無機物のモノだとしてもこの世に実態をもってある存在ですから、人から何らかの影響を受けるのはオカルトではなく、科学的な見解だと言えませんか。
磁気や波動というものがこの世にあって、それらがお互いに影響を受け合うというのは科学的にも証明され、どんどんと国レベルで公式に実用化されています。

それならば。
ごく近い未来で実現されるであろうAIを搭載したアンドロイド。
SFで描かれてきたマザーコンピューターにも魂が宿るのか。
それは「生物」になり得るのでしょうか。

続きます。

▼今日のおすすめ
映画『A.I.』 監督:スティーヴン・スピルバーグ
テーマも映画のトーンも美しいけれど、とてもせつない。A.I.が搭載されたロボットが愛を追い求めるお話。それはプログラミングからなのか、それとも違う何かが宿ったからなのか。もしかしたらそれは人間より純粋なのではないだろうか。そんなことをテーマに、ディストピアでありユートピアでもある世界に近い未来に舞台を置いて、悲しい旅が始まり、そして終焉を迎える。明日おすすめする映画と対で観て欲しい作品です。

A. I. (字幕版)

A. I. (字幕版)

  • 発売日: 2014/01/01
  • メディア: Prime Video
 

 

読んでいただきありがとうございます☆祝福アレ♪

 

 

・小説発売中

りゅうとむすめ

りゅうとむすめ

 

Eri Koo(エリ・クゥ)
Website
https://erikoo.themedia.jp/
【LINEでBlog更新を通知します♪】
※登録者情報はわたしに知らされませんので、 お気軽にどうぞ!

友だち追加

お問い合わせはこちらのフォームからどうぞ
[eri koo] - CONTACT

--- オリジナル小説発売中 ---

りゅうとむすめ

りゅうとむすめ

  • 作者:Eri Koo
  • 発売日: 2020/04/04
  • メディア: Kindle版