詐欺話補足 - モノでしあわせにはなれない
昨日までの詐欺話の続きみたいなものですが。
他人からも自分自身からも、騙されないと言うか、搾取されないようにするポイントは。
モノでしあわせにはなれない
という事がわかっているかどうかだと思っています。
この一言だけだと誤解を招きかねないのですが、モノ批判ではないのです。
わたし自身、昔から機械や機器などマシーン的なものが好きで、こうやって文字を打っているのも公開するのも調べるのも、パソコンやスマホのおかげ。
自分の好きな服を着てるとるんるんするし、素敵な食器や花瓶も置物も生活を潤します。家電がないと家事に時間を取られすぎて、好きなことをする時間が削られるし、その恩恵はとってもありがたい。
バイクなんて乗ってるだけで楽しいし、しあわせ。
そう、しあわせな気持ちにだってなれるんです。
モノで。
そしてそれを買うお金で。
だから、しあわせはお金で買える、って言えてしまう。
でもそれらは全て、自分の「好き」や「便利」がスタートになって、手元にやってきたモノたち。
決して、あなたの足りないものや欲するものにつけこみ、不安を煽り、よくわからない壺やアクセサリー、もしくは情報を、市場価格とかけ離れた額で売りつけてくるのとは違う。
そもそも、そんなに素晴らしいモノなのだとしたら、それを売りつけている人は既に巨万の富を得ている筈で、しあわせに満ちているなら、あなたからお金を得ようとする必要がないはずです。
本当に豊かでしあわせな人は、人から何か得ようとせず、与える側に立つようになります。
そこに「嘘」があるのです。
その、自分の「好き」や「便利」発信のモノと、詐欺に使われるモノの区別も大事なのですが、どちらにせよ、モノそのもので人はしあわせになれない。
モノは気分を上げてくれる、生活を楽にしたり、潤してくれる。
しあわせな気持ちにもさせてくれる。
でもそれは、あくまでも「応援」みたいなもの。
あなた自身がしあわせであるように、プッシュアップしてくれるような存在なのです。
しあわせは、自分自身の内から湧き出るもの。
着のみ着のまま、なんにも持たず、ただ息を吸ってるだけでしあわせだなって言えた時。
誰にも、何にも寄らず、すっくと一人で立てて、そう言えた時。
それが、本当のしあわせに近いものなんじゃないかなって。
人生経験として騙されるのもアリなのですが。
そうやって詐欺的手法で騙されたからこそ、学んで、こんな風に書けてるのだとも思うのですが。
なるべくはあなたが、そんな事に関わる時間よりも、自分の「好き」にたくさんの時間を使えると良いなと願います。
▼今日のおすすめ
『闇金ウシジマくん』作者:真鍋昌平
現代日本のあらゆる詐欺、黒い部分の構造はこの漫画に全部詰まってるので、社会勉強のためにも、ただただ漫画という娯楽のためにも、めちゃくちゃ面白いのでぜひ読んで下さい(このシリーズ中ずっとオススメし続けます)。
読んでいただきありがとうございます☆祝福アレ♪
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