人相に全部でちゃう♡

人相、というものは良くできていて。
本当に、その人が持っている何もかもが顔に出ていると思う。
歳を重ねればなおのこと。
人生のすべてがそこに現れている。

人生で何が一番好きか、普段何を考えてることが多いか、というのはとても顕著で。

エロが大好きな人は、目尻、鼻の下、口元などがだらしない弛緩した顔に。
法を犯すような嗜好の人は、身だしなみ良く清潔感もあって、身につけてるものが高級で、物腰がやわらかくフレンドリーでも、どこか気持ち悪く。
アルコールが大好きな人は、現実に霞がかかるように目が濁っていたり。
特定の生きものが好きな人は、そのような顔になるし（魚学者、虫学者、爬虫類学者などを見ればわかるように）。
精神世界の方に比重が高い人は、目線が少しずれている。
肉体労働者やスポーツ選手は、目の奥に熱があってギラリとしている。

これはオーラとか空気感の話ではなくって、もっとフィジカルで目に見えることの話。
物理的なシワの入り具合、肌のツヤや色、目の輝き。
持って生まれた顔立ちと、持って生まれた気質は厳密にリンクしているので、それと、選び取ってきた生き様とが混ぜて織り込まれ、人の顔は出来上がっている。

人間は生物で、細胞もがんがんと新しくなっていき、昨日の自分とはもはや別生物とも言えるので。
どんなに年をとっても、その人にとって大きな変化があった場合、その表情は一変することだってある。

さらに、持って生まれた顔立ちと、魂の年齢みたいなものもだいたい比例するね、と人を見るプロみたいな友人と話していたこと。
なんというか身体年齢ではなく、心と魂の人間としての習熟度。
55歳の男性で部長、なんかムカつくけど、小学5年制くらいのの精神性なんだと思うとすべての言動に納得がいく、とか、そういう話。

つくづくとおもしろいし、ちょっと怖い。
何もかもが出てしまうから。

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