Eri Koo Blog

元気があればなんでもできる学習帳

自尊感情 - 花はそれぞれに美しい

自尊感情、自分を尊ぶ感情。
自尊感情が低い人は何かとトラブルを起こしやすい、巻き込まれやすい、心身の調子が良くないことが多い。
わたしもまた、そうでした。

では、それってどうすれば上げていけるのでしょうか。

自尊感情、自尊心というものは、自分を高く見積もるでもなく、低く評価することでもなく、等身大のリアルな自分というものを受け入れることで高くなる。

花で例えるならば、チューリップが自分を薔薇だと思いこんでご機嫌な毎日を送っているとしましょう。
まぁ、一見楽しそうだから良いのか?と思うかもしれない。
けれどどこかで、ズレが生じてくる。
自分は薔薇だと思っているのに他人からは「あら~かわいいチューリップね」なんて言われる。鏡に映る自分もまたチューリップだ。
その、本当じゃない自分の自分像と、他人から見た自分と、現実の自分とのギャップに、だんだんおかしくなってくる。

だから、チューリップはチューリップとして。薔薇は薔薇として生きるのが、一番スッキリとして気持ちがいい。
チューリップが下なのでも、薔薇が上なのでもない。
だってチューリップも薔薇も全然違うけど、どっちも美しいでしょう。
チューリップが好きな人、薔薇が好きな人、人によってそれぞれ自分のタイプがある。
上下もない、順位もない、違いがあるだけ。

しかしながら、世間の評価、というものがある。
チューリップより薔薇の方が高いとか、貴重だとか、好きな人が多いだとか、色んな要素が組み合わされて、上下があるような幻想を「常識」のように投げかけてくる。
キミはチューリップなんかじゃない、薔薇にだってなれるんだ。
なんて、甘い誘惑で色んなものを学ばせたり買わせたり努力させたりして、お金を巻き取られる仕組み。
チューリップが大好きだよ、と言ってくれる人が側にいないことは人生に多々あって、益々自分の低い自尊感情に付け込まれていく。

そんな風にならないためには、やっぱり自分と向き合う時間が必要で。

自分が何が出来て、出来なくて。
何が好きで、何が嫌いで。
「生」や「死」や「セックス」なんかをどう捉えているのかに思いをはせたり。
周りをどんな人たちに囲まれているのか。
これまでどう生きてきたか、これからどう生きていきたいか。

そんな事を考える時間を持つことが大切。

それと同時に、人とコミュニケーションを取ることも大事で。
自分というものと他人との違いによって、さらに自分が浮き彫りになってくるから。
会話の中や、遊びや、部活や、趣味や、仕事や、育児の中で、トラブルも失敗も成功もあって、影響し合って人格が形成されるし、本当の自分というものにもどんどん気づいていけるから。

自分がチューリップなのだと、ありのままの自分を把握できた人は強い。
チューリップが薔薇になるような、方向違いで徒労に終わり、チューリップの良さを損なう努力じゃなくって、チューリップがチューリップとしてより輝く方向に努力や時間を傾けられる。
肥料や場所や日照時間だって、それぞれの花で違う。
そんな風にしていると、チューリップが好きな人が寄ってくる。うれしくなって、さらに良い感じのチューリップを咲かせたくなる。
なんて、良い循環が生まれる。

だから、自尊感情が低いと、悪い循環になりやすい。
だって近寄ってくる人は、あなたがチューリップなのに薔薇が良いと言うような、心無い、あなたに良くない感情を持っている人だから。その人は悪巧みをしているか、同じように自分が何者なのかわかっていない人。
あなたもまた、チューリップである自分を見ようとしない、認めていない、他のものになりたがってしまうから、搾取され利用され、何かを搾り取られる。あるいは相互依存して一緒に迷走してしまう。

一朝一夕ではいかないけれど。
少しづつ取り組んでると、ある時から急にサポートが入るようになる。等身大のあなたを良いなって思ってくれる人、気の合う人が増え始める。
同時に、今まで付き合いのあった人が離れたり、何故か嫌われたりすることも増える。
それはあなた自身の花が咲き始めた証拠。
自分という個性が開き始めると、個性的な香りが立ち始める。
そうすると、それを好く人と嫌いな人が明確になってくる。
良い悪いじゃない、あくまでも好みと相性。

人は鏡だから、その近くにいてくれる人、出会う人たちを見ると、自分というものがさらによくわかってくる。

自尊感情を高めるのは、そうやってちょっとづつ自分に気づき、自分に水をやって大切に育てて。
そうやって自分らしく咲いて、ちょっとづつ誰かの役に立つという行為を繰り返していくことで、成されるんじゃないかな、と。

自尊感情が親や子供時代のいじめによって底辺だった自分が、なんとかある程度は等身大で把握できてるかもしれない?までこれた体験から、思うところです。

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読んでいただきありがとうございます☆祝福アレ♪

 

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