Eri Koo Blog

元気があればなんでもできる学習帳

昔々、詐欺にあいました話3

 

詐欺話の続き、パート3。

詐欺的手法とは。
法律的には引っかからない。
やってるのは一部上場企業だったりもする。
拉致監禁されて無理矢理ハンコを押さされるわけでもない。
けど、なんかモヤる。
騙された感じがする。
割とダメージのある額を取られてしまう、そんな行為。

だいたいは同じパターンなので、見分けるのは簡単です、という話の続き。

そのパターンとは。

先に甘い言葉や、あなたを理解しているようなやさしさを与えてきて。
信頼が出来てきたな、と思った頃。
「何か」を「購入」すれば「しあわせになれる」と言ってきた時、ハッと目が覚ましてください。

例えばその「何か」が、普通に街中に売られているポン酢で、どこでも買えますよ~!だったらただの紹介です。そしてそれを買えばしあわせになれる、なんて言ってないと思います。
例えばその「何か」が1000円くらいで買える本でも、問題はないわけです。騙されたとしても役に立たなくても、その金額なら後を引きずったり借金が残ったりしませんよね?

けれど、その「何か」が。

・あなたがそれを買うことで、相手にしっかりした得がある(高額)
・それを買うと「しあわせ」になるとうたう
(その「しあわせ」は、金、恋愛、仕事みたいな欲が叶うタイプのもの)

であれば、気をつけたほうがいいですよ、ということ。

あなたを、今ここにいるだけでしあわせなんだという思いで満たすような、本当のしあわせは「何か」では買えないのですから。

もう一つ紹介しておきたいのが、この詐欺的手法を取るのが情報商材ビジネスです。
個人経営をしようとビジネスを勉強したり、スピリチュアルに傾倒していたりする人には、とっても馴染みのあるビジネスモデルなのですが、つまり「知識」を教材として、商品として売る商売のこと。

・お金持ちになれる
・ビジネスが成功する
・モテる
・しあわせな人生が送れる

この「方法」を教材として売るのです。
でもそこに問題はないですよね?別に個人の知識を売るなんて、学校や本という形で延々と成されてきたこと。
けど、本も学校も法外な値段って思ったこと、ないですよね。
情報商材ビジネスはそこが問題であり、しかしながら法には抵触しないグレーゾーンなことが多いんです。
大体のパターンは、最初は、無料で知識を教えてくれるんです。
メルマガとかブログとか、もしかしたら紙媒体で。
それで、もっともっと知りたいという欲を煽っていき、ここから先は有料ですよ、となるんです。
そこで、適正価格だったらまだしも、その額は先に行くほど上がっていくんですよね。
最終的には百万円単位の話になる。
でも、その商材が100万円だとしたら、それを買えば年収1000万円越えられますから、すぐに元は取れますよ、と言ってくるんですよね。
わたしもビジネス初心者の頃など、何件か無料部分で勉強したりしたのですが、有料部分になると「また出た……」となって、そっとウィンドウを閉じてきました。
正直に言うと1万円までのものを買ったこともあります。
けれどその内容はもはや覚えてないようなものだし、さらなる高額商品へと繋がらせるような文句に満ちていて。
これ延々とむしり取られるヤツじゃん、となりました。
なるほど、こんな風にしてお金を設ける仕組みがあるのだな、と勉強になりました。

もう、巷に溢れかえってるこの手法。
なんとなく、良い気持ちがしないと感じるのですがどうでしょうか。

こういうビジネスって、なんとなく良いものが回っている気がしないんです。
本当に世の中の役に立つような知識や、素晴らしいものであれば、適正価格で売るのが道理だと思うんです。
そしてそういったものは、延々とお金を要求してきません。
言うなれば、買い切りです。本だって読み終わるし、学校だって卒業します。

そして、そういう人たちの顔はなんとなく透明感がないんですよね。
「あかん空気」としか言いようがない、ぶっちゃけると「悪いことしてる」感が滲み出ている。
たくさんの人に接する仕事をしてきましたが、それはやっぱり闇の世界の人たちの空気に近いんです。
そういう空気が顔に滲み出てしまうのです。

そういう人を騙すように儲けたお金って、人生の前借りみたいなもので、どこかで必ず取り立てられます。
そういうものも見てきました。
そこには人情が入る余地のない、非情で合理的な宇宙の仕組みみたいなものが働くようです。怖いくらいです。

わたしを含め、騙される側もね。
気をつけたいですよね。
自分への戒めと、こんなことがあるのだと知ってもらえるといいなと思って、過去のお恥ずかしい体験を書いてみた次第です。

▼今日のおすすめ
闇金ウシジマくん』作者:真鍋昌平 
現代日本のあらゆる詐欺、黒い部分の構造はこの漫画に全部詰まってるので、社会勉強のためにも、ただただ漫画という娯楽のためにも、めちゃくちゃ面白いのでぜひ読んで下さい(このシリーズ中ずっとオススメし続けます)。

読んでいただきありがとうございます☆祝福アレ♪

 

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