Eri Koo Blog

元気があればなんでもできる学習帳

笑ってゆるして

はい、また緊急事態宣言が出ました。
わたしの住む大阪も、数日内に発令されるとのこと。

だからと言って会社が休みになるわけでもなく、家事や育児がストップすることもなく、生活が変わるわけでもない人が多数でしょうか。
それよりも、このすごい寒波で大変な状況にいる方もおられるでしょう。どうか大きな被害などがでませんように。

昨年のコロナ禍で得たもの。
それは、世の中なにが起こるかわからないので、心も頭もやわらかく、フットワーク軽く、臨機応変に慣れていこう、ということでした。

日本って電車もバスも時刻通りに来るし、みんな真面目だから色んなことの予定が大抵はスムーズに行く。
それって素晴らしい社会なんだけど、一方で、それが狂った時の臨機応変さが損なわれる。
うまくいかなかった時、怒りが他者(交通機関やサービス業や、インフラ会社など)に向ってしまう。
そこで自分で乗り越えて何とかする力が失われてしまう。
海外だと、欧米であっても電車やバスは時間ピッタリには来なかったり、いきなりのストで全交通機関がストップしたり、すごくいろんな事がある。
だからみんなそれに慣れていて、寛容で柔軟に処理できる。
電車がダメならタクシーとか歩くとか、友人に迎えに来てもらうとか、遅刻するとか行けませんとか予定を変更する。いろんな方法を取る。

そして、それをみんなが許し合う。

日本では、電車が時刻通りに来なくても、会議に遅れても欠席しても、死ぬようなことではないのに、まるでそうであるかのように大げさに深刻に、どうしようどうしようと不安になり、怒られたり、他者を怒ったりするように思う。

でもそういうのって、なんかつまらないから。
大抵のことは、死にはしない事柄だから。
もっとどっしり構えて、かつゆったりとやわらかく事に当たっていきたい。

かくいうわたしも、物事が自分のイメージ通りに進まないとイラっとするタイプで。
そのイメージを捨てたり崩すことが苦手。
けど、もうそんなこと言ってられない。
でも海外に行くと自然にできる。
そこは自分の生まれ育った土地ではなく、自分の知らない法律と暗黙の了解で成り立つの異界なのだと最初からわかってるからかもしれない。
けど、この日本でも、本当はそういう感じで生きていく方が楽なんだ。

だから「はい、さっきまでのイメージさよなら」とパッと捨てるようになった。

それと。
臨機応変さと共に大事なのは「余裕」で、それさえあれば、ちょっと前の車の発信が遅いだけでイライラとクラクションを鳴らしたり、おじさんが女性と突き飛ばしてまで電車から先に降りようとしたり、そういうこともなくなると思う。

「でも余裕ってどうやって持てるの?そんなに自分は人間ができてないし」

ってなるのは当然。
わたしもそんな寛容な人間じゃ全然ない。
けど、その余裕って「笑い」が大事な気がするんです。
無茶苦茶な状況を笑ってしまうこと。

ぜんっぜん車動かねぇ!笑
まじ電車来ねぇ!笑
仕事の予定が全部キャンセルになった!笑

とか。
もう、笑えないこととか起こっても、笑う。笑い事に変える。
笑った後に、いやマジ笑ってる場合じゃねぇわ!って色々手配したり対処したりしないといけないんだけど、その一旦笑い事にして笑ったおかげで、肩の力が抜けるし、怒りも抜ける。
そういうことが出来る人が一人いれば、その抜け具合はちゃんとその場にいる人に伝播する。
力が抜けて余裕が生まれれば、臨機応変ないいアイデアだって浮かぶ。

わたしはキャパオーバーなくらいな事が起こると、思わず笑ってしまうのですが。
友達に悲惨すぎる出来事があっても、超笑ってしまって怒られたりもするんだけど。
それって、身体が過緊張を回避するために、そんな反応をさせてるんじゃないかと思ってて。

某すごい演出家の人が言っていた。
「大阪の人は日常を笑いに変える力がすごい。どんなにダメな人も、状況も、笑いに変えれる。それって優しさの笑いだよね」
と。
うんうん、確かにそうだと思う。
アメリカ人は、コミュニケーション術としてどんな時でもウイットを忘れないし、演説なんかの時もジョークを入れ込む。
大阪人も似てて、どんな話でもオチを入れる。
それって、相手を解きほぐすし、自分をもゆったりとさせる術で、めちゃくちゃに大事なことなんだと、再認識したい。

あんまり面白いことは言えないタイプの大阪人ですが、笑うことは得意なので。
どんなにめちゃくちゃなことがあっても、それを笑えるようでありたいな、と思う、超絶寒い本日です。

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読んでいただきありがとうございます☆祝福アレ♪

 

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