いじめる人
みなさんはどんな人が好きですか？
そして、どんな人が好きではないですか？
こんにちは。
Eri Koo （エリ・クゥ） です。
この質問で見えてきたり気づくことって、たくさんたくさんあります。
わたしで言うと、この世で一番好きじゃない人は「いじめる人」です。
いじめって、学校とか職場だけだと思うでしょ？
違うんです。
恋人だったり家族だったり、はたまた近所の人だったり。
個人だったり集団だったりするんですけど、紐解くと結局は一対一なんです。いじめる集団VSいじめられる一人という構図も多いんですけど、よくよく見るといじめ行動を実行する人はたくさんいるんですが「人をいじめる」という意思を持った人は一人です。
その一人の強い意思に、その周りの人が同調したり従わされたり、従わないと自分も標的になるからと追従してるんですよね。
にしても「いじめ」って言葉なくしたいですよね。
「犯罪」ですからね。
学校や仕事に行けなくなり、心に深い傷を負ったり（時には身体にも傷をおい）、ついには死に至らしめることもある。
これが犯罪でなくて、暴力でなくて、なんなんでしょうか。
それで。
いじめる人ってストレスがあるんですよ。
小さいか大きいかわからないけれど。そして子どもであればなおさら、大人であっても「そのストレスが何であるかわからない」状態にある人達なんです。
だからよくわからない怒りや不安やもやもやを、人をいじめる・人を貶めるという行為で解消しようとするんですね。
貶められた相手というのは自分より下になるわけですね。
辛い境遇になります、そして弱ります。
それを見て、自分の優位を確認するんです。
それで、少し満足というかストレスが解消されるんですね。
何だかわからないけどイライラしたりしてる自分より、もっと劣る存在がいるということで、偽りのイライラ解消と安心を得ているのです。
根本的解決にはならない「まぎらわし」療法です。
今では「モラハラ」という言葉が浸透してきているので、ご存知の方もいるかと思いますが、これは恋人でも家族間でも起こります。
親から子へ、夫から妻へ、そしてもちろん逆も。
学校や仕事と同じく「逃げにくい関係性」の中で起こります。
「いじめ」とは集団VS一人だけの話じゃないんです。
「モラハラ」も「毒親」も、その根源は「いじめる」ということです。
「いじめ」とは、他人を貶めることで、自分の問題を無視して棚上げして、一時的な快楽を手に入れる行為です。
そうなんです、いじめる人ってストレスがある人、つまりは問題を抱えてる人なんです。
その問題って、もしかしたらいじめる人も家庭内でいじめられてるのかもしれない。そうとは気づかずに。もしかしたらその育て方で代々きていて、一族的な根の深い問題があるのかもしれない。
人間誰しも、問題を抱えずに生きるなんてことはありません。
でも、その問題が何なのか根本的に探ること、自分を知ることで、その問題と向き合って解決していくように行動することは出来ます。
人の力を借りたり、勉強したり、病院やセラピーだってあります。
もちろん、子どもにはとても難しい。
小さい子に「自分で気づけ」というのは無理過ぎます。
ただ、その子がある程度成長した時、学ぶこと知ること、そして色んな人と出会うことでそれらの問題と向き合っていく事が出来ると思います。
そして、わたしたち大人が気づいて助けていくことが何よりも大事。
例えば、育児放棄とか日々罵詈雑言を叩きつけてくるような親だったらわかりやすいんです（絶対あかんけど）。
けど怖いのは、一見普通に見える親。
じわじわと気づかないように子どもの自己肯定感を削っていく、子どもを貶める言動をする親。
これは気づきにくいです。
やられてるのは幼い子どもですからね。
そして恋人でも夫婦でも同じような事が起こります。
大人同士ではあるんだけど「愛」が絡んでしまってるから、相手を冷静に見にくいんですね。
そして、いじめる人も無自覚に相手をいじめているので、なかなか難しい。
「お前なんて～」「あんたは～だからダメなんだ」
そういう、その人そのものを否定するような言葉には敏感になってください。
そのまま受け取らないで。
出来れば信頼できる人に、こんな事あったこんな事言われたって相談してみてください。
そして「正直、どう思いますか？気を使わずに言ってください。」とお願いしてください。
ある程度の大人なら、他人の配偶者や家族を頭から否定するのをためらう人だって多いものですから。
そしてきっと、大好きな親や配偶者を否定されて受け止められないでしょう。
でも、その冷静な他人の言葉を静かに心の何処かに置いておいてほしいんです。
それはきっと、その相手との関係していく日々の中で、どこかのタイミングで花が咲くようにあなたの中で大きく膨らみます。
なので。
「知ってる」と役立つんじゃないかなって思うんです。
いじめる人がいることを。
いじめの構図を。
あとね。
いじめられる人っていうのは、やさしい人や、ちゃんと個性を持った魅力的な人が多いんですよ。
それを見てると「妬ましい」「羨ましい」から、結果「なんかイラつく」のでいじめるんです。
本当は「妬ましい」「羨ましい」という感情と向き合えればいいんです。そう思うってことは自分にもその要素があるから、仲良くなって育くめば良いんです。
一般的には弱者だとされる人がいじめられるのも一緒です。
何か、その人の中にある眩しい光みたいなものに嫉妬してるんです。
いま、いじめられてる人。
過去、いじめられた人。
まず、自分に問題があるからいじめられてるのではないと、知ってほしいです。
その逆なんだと。
この話題に対してあった心の傷を治癒してくれたのは、こんな本でした。
優しく生きようとする人や、孤独と向き合って生きようとする人たちへの応援が詰まったような物語です。
読んでいただきありがとうございます☆祝福アレ♪
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