お金の話2 －もしも願いが叶うなら

前回からの続き。

わたしは決して富裕層ではないけれど。
お金には困ったことがない。

気持ち的にもこう言えるようになったのは、10年以上前に家族の借金を返し終わってからの話。だけど、それは厳密にはわたしのせいじゃない。手助けも応援もしたけれど、なるべく家族本人になんとかするように促した。
人の宿題をやってあげてはいけないから。
それはとても良かったように思う。
わたしが背負ってわたしが全部返していたら、その人にはまた違う何かがやってきてしまうだろう。

収入が増えても、減っても。
こう生活したい、というのは変わらない。
そして、それが出来ているから全然不満がない。
お金、もっと欲しいなとも思わない。
というか、めっちゃ自分は裕福で恵まれていると思っている。
お金はとどめ置けるものじゃなくて、社会を常に循環していて。だから必要な時に必要なだけが巡り巡って来てくれている。
だから、札束で頬をはたかれても、お金のためにやりたくないことはできない。
行動に金額は比例しない。

唯一お金がもっとあればなと思う時は、誰かが困っているときにバーン！と出してあげれない時。支援が必要な時に、億単位が出せない時。
でもそれも、先に言ったように。
もしかしたら、そんなに大きなエネルギーを急に動かすと、変な歪みを作ってしまうのではないかなと思う。
億単位が出せる人は、それなりに歪みを作らないような術を知っているのかもしれないですけどね。
けれども。
ガウディのサグラダファミリアが、最初、繊維業で財をなした振興ブルジョアのグエルがパトロンとなって建築が進められ。
けれどグエル亡き後、そしてガウディも亡くなった後に資金難でとん挫しそうになり。
けれども近年になって観光収入・拝観料でまた資金難を克服して、予定より早い完成が見えてきた。
そのことからも感じるのですが、たくさんの人が少しづつ支援していくという形が一番平和なお金の使い方なのではないかなと。歪みを作らないエネルギーの使い方と言うか。

自分の収入の何割かを寄付や支援、他者への贈り物などに使う。
それはだいたい一割くらいが良いようで。
月収20万円なら2万、2000万円なら200万。
1億バーンと出したいなら、手元に100億ないとね？

常日頃、神社などへのお賽銭はケチらない方がいいよ、と言うのも同じ話。
でも、他へのお金でない支援や、人にやさしくあったりなども同じエネルギーなので。そこはちゃんと神様（自分の中の神様も）見ているし、等価交換の法則もちゃんと働くので。
例え神社のお賽銭は入れない主義だ、と言う人も（なんの主義やねん、と個人的には思うけど）、その他で奉仕をしているならばいいのかもしれません。

最後に、話を最初に戻します。
三つの願いを叶えてもらえるならばと、かなり真剣に考えました。
けど、富も、完全無欠なパートナーも、才能も夢も。
濡れ手に粟で手に入れたら、かならずしっぺ返しが来る。
「叶ったけど、そうじゃない」がやって来る。
それに、それらは全部、自分で叶えないと人生おもんない。
努力や積み重ねの過程こそが人生のだいご味、おもしろ味、楽しみだから。

なので最初は、超健康体にしてほしい！と思ったんですけど。
それも何か等価交換させられたら嫌だなって思って。
超健康だから、どんな難問も困難も乗り越えられる、やりたいことやりまくれる！ってなったらなったで、嫌なことや悲しいことが押し寄せてくるとか無理だしなと。

なので、この世の仕組みを知りたい。
地球ができたとき、宇宙ができたときを見たい。
なんでできたのか知りたい。
超過去にタイムトラベルして恐竜とかまだ大陸が出来てない地球とか見たいし、何万年も先に人類がいるのかとか、地球がどうなってるか見たい。
これが何個の願いになるのかわからないけど（笑）
その上で、最後の願いで、その記憶とか体験とか全部消してデフォルトに戻してくれって言いたい。
なかったことにしてもらう。
等価交換こわいから。
消されても、全部無しにされても、一度でいいから見てみたいなと思う。

みなさんは、なにを願いますか？

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