野口整体的、夏の養生
ほんと、連日あんまりの暑さです。
体調を崩している人も多いのではないでしょうか。
そんなわけで今回は、野口整体での夏の養生ポイントをご紹介。
整体という言葉を生み出した昭和の奇才・野口晴哉は、夏の風や体調不良の原因は「汗」だとしています。
汗を出すことはいいのです。
けれど、その汗が風や冷風で引っ込んでしまうことが問題なのです。
汗が出て、風を浴びると涼しい。
けれどこれが良くない。
汗が出たら必ず拭く。
これが最重要。
まるで子どもに言うようなことですが、身体の調整機能として不要物としてカラダの外に出た汗が、再び皮膚に吸収されてしまうのは良くありません。
野口晴哉はこれを「汗の内攻」としました。
内を攻めてしまうんですね。
気をつけること。
・湯上りの汗を扇風機やクーラーの冷風で乾かさないこと
・平常時でもクーラーの風を直接カラダに受けないこと
・特に背中にあてない
・起きてるときはまだしも、寝てるときは絶対に風を直接カラダに当てないこと
なんとなくダルいとか夏風邪とかの人は、朝起きて3分の脚湯をおすすめしています。
野口整体では、結構どんな症状にも脚湯が効果があるとしています。
それくらい脚の冷えってカラダに不良をもたらすんです。
夏は足を出してしまうし、寝てる時も布団を足にかけない。なので冷えてしまうのです。この記事でも冷えは大敵という話を書きましたが、良き素材のレッグウォーマーはかなり有効だと思いますよ。
最後は、やっぱり動くこと・汗をかくことを推奨しています。
昭和の時代の夏の気温と、令和の灼熱の夏では状況がちがいます。が、それでも人間は動いているように身体が出来ています。だから運動が不足すると体調がおもわしくなくなる。
無理をしない程度に、涼しい室内で筋トレをするとか、住んでる場所にもよりますが涼しい地下道を歩くとか、朝早くや夜に散歩するとか(もちろん色々注意しながら)それぞれの環境や生活の中で工夫して、なるべく動きましょう。
さて、昭和の初期に提唱された野口整体ではこんな感じですが。
現代では汗にはカラダに溜まった毒素を排出する機能があるとわかってきました。特に缶詰や大型魚、大豆製品からも体内に入ってしまう重金属は汗からしか排出されないと言われています。
なので、汗をかいたらかならず拭かないといけないのは、この点からもうなづけるところなんですね。
せっかく排出された毒素が、再び皮膚から吸収されてしまうのを防がないといけません。
なのでこまめに汗をふくの、やっぱり大事。
夏の過ごし方は、秋の体調をものすごーく作用します。
暑さのピークはまさに今だと思いますが、この暑さがゆるんできた時が一番体調を崩しやすい。
そしての余波は秋まで続いてしまいます。
涼しく爽やか、実りの秋は美味しい食べ物も出てくるとき。
そんなこれからの季節を元気に過ごすためにも、今の養生がとっても大切です。
▼今日のおすすめ
『風の効用』作者:野口晴哉
何度紹介したかわかりませんが、バイブルなので。
読んでいただきありがとうございます☆祝福アレ♪
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