正直者は損をする?の話
疑うことを知らなくて、人にコロコロと騙されてしまう人がいる。
お人好しで、いつも損ばかりしている。
はたして、それは本当に損なのかなと思う。
騙されたと訴えても。
それはほとんど詐欺のような巧妙な手口で、法律に触れないようなラインで行われていて、どうすることもできないとか。
あるいは、騙された世間知らずなお前が悪いのだとか。
口先のテクニックで悪いの騙される方だと、まるで正論のように丸め込まれる。
騙された方は、現実的に、物理的には損をしている。
それでも、本当にところ損してるのはどちらかな、と思う。
それは、きっと本人にはわからなくて。
はたで見ているから、よく見えてくるものでもあるかもしれない。
映画の主人公はわからないけど、観客は全ての状況も環境も登場人物も見えているように。
ここで言う損とか得とかって。
結局はお金だったり、一時の優越感だったり、疑似的なしあわせのこと。
決して、人と人とが真に心から交流して生まれるしあわせだったり、自分の心が本当に満たされて感じるしあわせだったりではない。
人を騙して、真のしあわせを掴めるわけがない。
それはもう、この世の理のレベル。
そして同じく、等価交換のルールはいつだってこの世界を満たしている。
人から奪って得をした分は、どこかで必ず取り戻されてしまう。
得した分を失って、ゼロになるのではない。
マイナスになって返ってくる。
それはもう恐ろしいくらい、慈悲の余地もないくらい無機質に執行される。
一見、世渡り上手で頭がよくって、得ばっかりしてるように見える人も。
その心は真から平穏だろうか?
人を騙すようにして得をしている人が、心が暖かく満たされていることなんてあるだろうか。
強烈な渇望と欠けを感じているからこそ、人から奪おうとする、何かを得ようとする。
いつも損をしてしまうお人好し、やさしい人、正直者。
その人は、奪われてしまうくらい、何かを持っている人。
そして、与えている人。
富や名声や地位とかの、虚構でできた疑似的なしあわせじゃなくて。
真のしあわせでいられるのはどちらかであるか。
人生という大きなスパンで見て。
本当のしあわせとは何なのかを考えてみれば。
どちらが本当に損で、そして本当に得なのか。
見えてくるところもあるように思う今日この頃です。
読んでいただきありがとうございます☆祝福アレ♪
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