Eri Koo Blog

元気があればなんでもできる学習帳

老人と若者

土星木星が並ぶのを見たかったのですが、肉眼で見れる時間に街のど真ん中にいて。
建設中のタワーマンションに阻まれ、地平線に近い西の空など見えませんでした。
しくしく。
街の空は小さい、狭い。

大自然が大好きだけど、それにに囲まれた田舎で、完全自給自足で暮らしたいと思ったことはない。
けれど夜空を見上げて満天の星空を見たり、風の中に草の匂いを感じたりできない街の生活って貧相だなぁと思う。
豊かさを追いかけたはずの先の巨大な高層ビルに、夜空を切り取られてそう思う。

新型コロナ変異種の海外ニュース記事などを追っていると、ほんっと人間って何してんの?って思ってしまう。
75億もの人口を増やしておいて、戦争したりウイルスを開発したりして、たくさん殺して。
マッチポンプで自滅するプログラムなのか、はたまた大いなる進化のために必要な負の経験なのか。
でも、やっぱりバカみたい。

しかしながら自分のそのバカの一員なわけで。
嫌なことを見ないふりしたり、サボったりめんどくさがったり、そんなことの積み重ねが、権力を持った人の良いようにされちゃうこの世の中を作ったのかもしれないし。
原罪とは言うけれど、ほんと人間とは罪深い生き物だと思う。
ネガティブでもポジティブでもなく、淡々と思う。

しかし。

高層ビルやタワーの建築の粋を集めたようなものはカッコいいし、人類の叡智であるテクノロジー尊いものだと思う。
遠く離れた人と、ものすごい額の電話代を払わなくとも映像付きでコミュニケーションできるようになったし、好きな本も自宅で選んで届けてくれる。
不治の病が不治ではなくなったり、一生取れない傷になるような手術も最小限の痕で済むようになったり、恩恵は計り知れない。

何年先か、何百年先かわからないけど、その大自然とテクノロジーが丁度いいところで調和して、人間も誰かを奴隷として搾取することなく、自分のことだけ考えることなく、豊かさは分け合って、平和に暮らせるようになると良いなと思う。
自分がおばあちゃんになった頃、生きてる間にそんな兆しだけでも見れたら良いのだけど、この調子だとどうなんだろう。

あるところの街お医者さんが「(新型コロナは)家族感染がやはり多いのだけど、びっくりするほど子どもは大丈夫なことが多い」と言っていた。
みんな口には出しにくいけど、人類淘汰のためのウイルスなんじゃないかとうっすら思ってる人は少なくない。
同じ死ぬのでも、赤ちゃんや子どもや若者は死んではいけない。
それほど悲しいことはない。
他の先進国でも高齢化は進み、ひとりひとりの若者が背負う老人の数が半端ない。
多額の税金を持っていかれて老人を背負い、自由な輝かしい未来を思い描け無い若者を作るのが、良いわけがない。

こんな話をするのが難しいのは、老人は死ねというのか。姥捨て山か。
みたいな話になってしまうところだけど。
そうじゃなくて、単純に、子どもには未来は明るいものだと思ってほしいし、老い先短い人間を背負って生きづらさを感じて欲しくないのだ。
これは、人生の半分を過ぎて老い先短い側になったから、やっと言えるとも思う。
おばあちゃんやおじいちゃんになっても言い続けれる自分でいたい。先をゆずれる自分でいたい。

世の中がそんな理想通りに行かないことなんて百も承知だけど。
願ったり思い描いたりしないと、まず始まらない。

なーんて。
土星木星が並ぶの見たかったー!
タワーマンションめっちゃ邪魔や―――!!
と、めっさ小さい人間が思うところでありました。

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読んでいただきありがとうございます☆祝福アレ♪

 

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