Eri Koo Blog

元気があればなんでもできる学習帳

人口爆発と出生率の驚異的低下

BBCで面白い記事を見つけました。

www.bbc.com

出生率:生まれる子供たちの「驚異的な」世界的クラッシュ」ってことですね。
数日前に最初にこの記事を翻訳使いながら読んでたのですが、今みたら日本語サイトにも記事上がってました。

www.bbc.com

今世紀末、つまり2100年には主要23カ国で人口が半分以下になるそうです。
すいません。正直、ええやん。
って思ってしまいました。
ダライ・ラマも「(誰も言わないが)現代の問題の最たるものは、人口が多すぎることだ」と言っていました。
人、多すぎ。
確かに。あらゆる自然破壊も、生命を工場で育て商品にするような畜産も、農薬だらけだったり遺伝子組み換えの毒のような作物も。どれもこれも人口が多すぎることにほとんどの問題が含まれるように感じます。

まぁでもコトはそんな単純ではありません。

単に自然な年齢比率のまま全体的に経るのならともかく、高齢者が増大し、若者が激減するのです。
若者に全てを背負わせるとか、どう考えても良くありません。

筒井康隆SF小説『銀齢の果て』では、増大した老人人口を減らすために70才以上のとりより同士を殺し合わせるという話でしたが、もうそれで良くない?めっちゃいいアイデアやん、って思ってました。

あくまでも自分が老人だとしての感想ですけど。

最低限の美学として、自分より年若いものに自分を背負わすような生き方だけはしたくありません。

はてさてどうするべきか。

よくある暴論は、女性の社会進出と出生率低下の相関関係です。
けれど、女性を家畜や奴隷と同じ、家の資産だと考えるような社会に戻りたいですか?人類の半数が望みますか?それが人類の明るい進歩でしょうか?
あと、周りを見てもキャリアと出生率関係ないとしか思えません。
仕事しながら子育てしてる人めちゃめちゃ多いです。仕事したいから子どもを持たない選択をした人、私の周りにはゼロです。
授かりものとしての子どもがやってこなかった、というのはあります。
仕事のためじゃなくて生き方として、子どもを持たないでおこうと決めた夫婦はいます。
独身者もしかり、自覚を持った選択であろうと自然ななりゆきであろうと、子どもをもたないことと仕事があることは、あんまり関係ないように見えます。

だからこういう話はもういい。

だからって何か解決策を思いついたわけでもありません(無理ですよ)。

ただ、江戸時代の日本の人口って知ってます?
3000万人ですよ。
もう、それくらいで良くないですか?
自給自足、国産の作物と、放牧してのびのびさせた家畜をたまに頂いて、海に囲まれてるのですから魚介を細々と取って。
技術に長けてるので、品質の良いものを丁寧に作って長く使って。壊れたら直して、また使って。

得意分野のテクノロジーの発展と技術、美味しい食べものへの探求を進め、人口3000万人くらいで静かにのんびりニコニコ暮らす。

それじゃだめ?

大量消費とか、使い捨て文化とか、ある程度使ったら必ず壊れるように設計されて、新しいの買わないとダメな機械作るとか。そんな国ではなかったはず。
いつまでも使えるような機械を作って、さらには修理人も達人で。
そういう国のほうが断然カッコいい。

そこに立ち帰るというより、その良きところを新たな形で進化させていく。

そんな風になれないのかな。

と、夢想します。

ちょっと他の国のことまで考えるのは手におえません。

けど、中国の人口ピークはあと4年後でその後は下がること。一番人口が多くなるのはアフリカ。

経済学者のジャック・アタリが「次はアフリカの世紀となる」と言ってたのは、それが大きな要因ですね。

折しも世界中で人種差別運動が盛り上がっている真っ最中。
全人類の半分がアフリカ系になるとか。最初の人類はアフリカで生まれたという説が現在の常識となりつつありますが、なにか回帰のようなものが起こってるのでしょうか?

その一方で、相変わらずトンチンカンな日本は。
江戸時代の鎖国状態へと静かに向かっていくように感じる、今日このごろです。

それにしてもちょっと前まで人口爆発が起こるって言ってたやん……?

▼今日のおすすめ
小説『銀齢の果て』筒井康隆

だいたいの内容は文中で書きました。老人版バトルロワイヤル、かと思いきや…です。筒井氏の描く老人はすごぶるカッコいいので、街で老害なおじいさんしか見なくてもうイヤ…って人は読んでみてください。世の中にはイケオジもいるんだと思えるかもしれません。現実はともかく。 

銀齢の果て (新潮文庫)

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読んでいただきありがとうございます☆祝福アレ♪

 

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