Eri Koo Blog

元気があればなんでもできる学習帳

価値観の差の埋め方

昔々「怒り新党」という番組で、アナウンサーの夏目ちゃんがマツコ・デラックスと有吉と話していた。

マツコ「この女(夏目ちゃん)、フラメンコやっててスペインまで習いに行ったりしてるのよ」

有吉「なに?モテたいの?なに目的?」

夏目「はぁ?ただ楽しいからですよ」

マツコ・有吉「意味わかんない。目的がわかんない」

この会話がおもしろくて、時々思い出す。

3人ともプロフェッショナルだから、番組的におもしろくするための会話かもだけど、やっぱりおもしろい。

ただ楽しいからと踊る夏目ちゃんと、モテたいとか、プロになってお金を得たいとか、痩せたいとかそんな目的がないと動かない有吉とマツコ。

生き方や人生の楽しみ方の個人差なだけだけど、割と普遍的な分かり合えなさに結びついてる気がして。

また、ある人Aさんが新しい趣味を始めて、メキメキ上達した話をしていた。

一人は「それだけ目に見えて上達したら楽しいよね〜向いてるね」

別の人は「その趣味、ギャップがあるからモテちゃうね」

とコメントした。

当の本人は「その趣味で1位を取るために頑張ってるだけで、モテたくはない」

と返していて。

ここにも同じ価値観の「差」があって、おもしろい。

この差は、同じ話をしていても「自慢話をしている」と取られたりする、発信側と受け手の差異にもなる。

仕方ない、みんな違うフィルターを持ち違う世界を生きている。

フラメンコをする夏目ちゃんも、新しい趣味に没頭するAさんも、自分を楽しませるためにやっている。やっている事そのものが目的と一緒になってるのだと言ってもいい。

他の人は、対他人の目線とも言える。そうしている自分が他人から見て素敵だと思われるために行動する。

他人にどう思われようが好きな服を着るタイプと、他人に良く思われるために服を買うタイプみたいなものかもしれない。

どっちが良いも悪いもなくて。

他人にどう思われようが、という気持ちが行き過ぎたら、もしかしたら人を不快にさせたり傷つけるかもしれない。

他人の目線ばかり気にしてたら、自分自身が疎かになるかもしれない。

バランス取りながら差異を楽しむのがいいわけだけど、世の中そんなキレイには行かなくて。

だから夏目ちゃんとマツコと有吉みたいに

「お前ホント意味わかんねぇ」

とか歯に絹きせずに、でも笑えるくらいで言いながら、たまにちょっとキレたりしつつ、ごちゃごちゃしながら仲良く生きてくのが楽しいんだろうなって思う。

価値観の差なんて埋まらないし、埋まらなくていいし、平行線でも一緒に笑えたら、なんとなくハッピーなのではないでしょうか。

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読んでいただきありがとうございます☆祝福アレ♪

 

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