Eri Koo Blog

元気があればなんでもできる学習帳

病気が治った真夏の湯治

夏、真っ盛り。
暑い中、ふらふらとどこ行くでもなくバイクを走らせていたわたしは、ふと気づくと温泉街に着いていました。
「そうだ、暑いけど、せっかくだからひとっ風呂浴びて帰ろう!」
そんな偶然の思いつきから、わたしの湯治生活がはじまりました。

こんにちは。
Eri Koo(エリ・クゥ)です。

結論から言います

その温泉に出会えたことで、この一年わたしを悩ませていた諸症状。

・首肩こり
・そこからくる顎の痛み
・食いしばり、歯ぎしり

これらが治ってしまいました。
最初の一回で、100あった痛みが50になりました。
そこから通って5回ほどで0になったのです。
すごくないですか…………?

というわけで、ここから順に話をしていきます

日帰り風呂はできるのか、どこが評判が高いのか。まずは検索です。
しかし、その温泉街の施設はどこも評判が良くありませんでした。
むむむ!
「せっかく来たのになー。入りたいと思ったら入りたいなー!」
としつこく検索を続けていると、その温泉街の中ではなく、少し離れたところにある評価の高い温泉を見つけました。
そこにしよ!
ブーンとバイクを15分程走らせて到着。
大きなスーパー銭湯のような建物です。

いつでもサッと温泉に入るススメ

旅に出たりお山に登ったりするとだいたい温泉があるので、さっと入浴することには慣れています。
人によっては、特に女性だと化粧を落としたり、帰るときにまたメイクするのがおっくうだとか、その道具がそもそもないとかでめんどくさがる人もいるかもしれません。
でもそんな時は顔を洗わなければいいのです。
髪も顔も全身くまなくちゃんと洗う「お風呂に入る行為」じゃなく、身体だけをさっと洗って、浸かって、温泉の効能を楽しむだけでいいのです。
タオルだってだいたいは数百円で貸してくれるし、入浴代に込みの施設も結構あります。
出かけた先に温泉があれば、さっと入る。
これが出来るだけで「日本に住んでて良かったな~♪」と、旅や生活の潤いが倍増すると思いませんか?
ちょっと郊外へ出かける時は、フェイスタオルや手ぬぐいを1枚持ってると便利ですよ。身体を拭うくらいは手ぬぐいサイズで充分です。

いよいよ温泉

泉質は、日本三大温泉の一つとほぼ同じ。
『療養泉』に認定された温泉でした。
つまり、身体になにかしらの良い影響を及ぼすとされるレベルの泉質なわけです。

オレンジに濁り、硫黄の匂いとサビの匂いが強く、関西には数少ない源泉かけ流しであるそこは。湯船に湯の花が開き、さながら、鍾乳洞のようになっていました。
テンション上がります。
「これ絶対効くやつだ」と身体がもう勝手に引き寄せられます。

イメージ映像です

とぷんと浸かった源泉そのままの湯は、いわゆる「ぬる湯」。
だいたい37℃くらいで人肌です。
それがすごく良かったのです。
だってこのとき本当に真夏で、日中は毎日35℃とかでした。
この日も「暑いしさっと入って帰ろ」くらいの気持ちだったのですが、人肌だといくらでも入ってられるのです。
ここから通いつめることになるのですが、一番長いときでその「ぬる湯」に連続1時間くらい入っていたことがありました。
「ぬる湯」ではなく、同じ源泉かけ流しを少し温度を上げてくれた湯船もあります。温まりたくなったらそちらに浸かりに行きます。
水風呂もしっかりと冷たく、のぼせそうな身体を冷ましてくれます。

いつまでもいつまでも浸かっていました。
身体がここから動きたがらない、という感じでした。
そのまま、身体が飽きるまでそうしていることにしました。

天国なのかしら

それから、自然と「もういいかな」と感じたタイミングで上がり。
そのまま露天にあるベンチで、真っ裸のままぼんやりとしていました。
そこに来ている人たちもみんな真っ裸でぼーーーーーーっと湯冷まししていました。

樹木や草花が植えられ、アジアの古い民家風のしつらえ。
のんびりと雲が浮かび、暮れていく夏の空。郊外であるため近隣にはビルなどなく田園が広がり、涼しい風がすぅーっと吹きます。蝉の声と、カラスがカーカーと鳴いたりして。
そんな中で女たちが、裸で横たわったり座ったりして超絶リラックスしている図が、なんだか天上界みたいに見えました。

その温泉に入ると、生きものとして必要な何かがじわじわと何かが沁み込んでくるようなんです。多分ミネラルとかそういうものなんですけどね。
それに、息が肺に充分に吸えないくらいの濃度があるのです。
最初に入った時「息が苦しい!」となりました(その内に慣れていきます)。
大げさかもですが、地球の内側に入れてもらったかのような、生命のある水って感じがするのです。
実際、温泉の説明書きにも7000万年前の海水が600万年かけて地上へ吹き出したと書かれています。
途方もない年数をかけて地上にもたらされた液体に、自分が浸かっているのです。
よくわからないけど、すごすぎる。
そんな話をした友人に「なんかそれ、地球の羊水みたいだね」と言われました。
まさに、そんな感じです。
人間の考える範囲を越えた地球の動きによる恵み。
「そりゃあ病気も治っちゃうよね!」と。

ぼーーーーーーっとする効能

そして。
そのときのわたしに一番必要だったのは、自分の手に余るたくさんのことを考えるのをやめ、頭を空っぽにすることだったのです。
ちょうどいろんなことが起こって、考えすぎたり悩んだり気づかずに背負っていたことが抜けない時期でした。
それを温泉が強制的にしてくれたようで、その温泉に入ると、なんにも考えられなくなるのです。
帰りになに食べようかな~?って、楽しいことさえ考え続けることができません。ひたすら、ぼーーーーーーっとさせられるのです。
温泉から入ったあともぼーーーーーーっとしてました。

温泉ジャンキーと化す

それから数日後。

なんか、もう、朝から身体がうずうずするんです。
その温泉に入りたくてたまらないのです。
まるで中毒です。
その欲求に素直に従うまま、行きたい!と思う日にその温泉に通いました。
数日ごとに行くこと2週間。
そのうち、首肩こりも顎の痛みも、食いしばりも歯ぎしりも治っていました。専門医や別の療法にもかかっていたのですが結局治らず、湯治によって完治したのです。

心もなんだか平穏になりました。

それからは、数日ごとにうずうず……となることはなくなりました。
短いジャンキー期間でした。必要な何かが満たされたのでしょう。
でも寒くなったら温まりに行きたいし、また首肩が凝りはじめたら通えば治るという安心感があります。

湯治すごい

これまでも体調を崩すたびに「湯治がしたい」と調べたりしていたのですが、遠くてお金がかかりすぎたり、そもそもそんなに長い期間そこに滞在などできなかったり。なので「湯治」は夢のまた夢だなと諦めていました。
なのに、今になって、住んでる場所から通える距離にそんな温泉があることを知るなんて。
本当に良かったです。

昔々から人間が病気や怪我を直してきた湯治。こんなにもすごいとは。
きっと相性もあると思いますが、わたしにはここの温泉がとても効きました。

さて。
ここまで書いてきてなんなのですが、その温泉の場所はここには書きません。
これからも行くだろうし、地元民がのんびりと癒される場所であって欲しいのです。このBlogが人を殺到させる力があるとは思ってませんが、それでもネットに載せたくはないのです。

もし似たような病気などでお困りで、どうしてもという場合は、こちらまでご連絡下されば個人的にお教えします。

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温泉パワーすごすぎる。
というお話でした。

「からだ、あたためようシリーズ」で各地の温泉情報も書いています。

erikoo.hatenadiary.jp

読んでいただきありがとうございます☆祝福アレ♪

 

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