Eri Koo Blog

元気があればなんでもできる学習帳

本物は二つの反対のものを持つ

紅葉も盛りを終えてきましたね。

こんにちは。
Eri Koo(エリ・クゥ)です。

「本物は、必ずその中に相反する2つのものを持っている」

そう語るのは海水温熱療法を生み出した沖縄の嘉数さん。
海水を鍋で温めると、2つの渦ができるそうです。
左周りの渦、右周りの渦。
なのでそれを見て「この療法は人の不調を治せる」と確信したそうです。
地球の海流と同じ動きが、鍋の中にも現れるのですね。

「美しいものは、その中に男性性も女性性も両方がある」

そう言ったのは、美を追求し続ける友人。
世にも儚げな可憐な美人。でも実はその中身は男性そのものであったり。
マッチョで男らしい美男子が、カワイイものが大好きで繊細だったり。
あるいは肉体は男で女性のドレスを着るけど、自分には性別はないというアーティストとか。
昔から神には性別がないとされることも多いです。
天使も、仏像で現される神さまたちも然り。

そして、「薬」もまた、その分量によって毒となります。
人を生かしもするし、死なせることもできる。

どんなものであれ、必ず男性性と女性性、また光と闇といった相反する要素をその内に持ちます。
太極図のように。

人間にも良いところとそうでないところ。
好きなところと、好きではないところがあります。
でも。
それらの両方ともをギュッと抱きしめて。両方あるから自分なのだと、あるがままを受け入れて「オッケーっす。これでイイっす」と、できたなら。
なかなか、さわやかに健やかに生きていけるんじゃないかなって思います。
人も羨む生活をしてなかろうと。
金も名誉も地位も権力もなくとも。
あれもこれもなにも、ちっともできてなくても、なにも持ってなくても。
「オレ、めっちゃオッケー!」
って気持ちでいる人ほど、最強で最高で気持ちのいい人はいません。

わたしは、人にはとても言えない、マジで悪魔だなって思うような考えが浮かぶときがあります。
ずるいことだってたくさんしたり、サボったり、怠惰だったり、妬み嫉み僻み、山ほどの負の感情を抱え、そしてなによりヤンキー的な怒りん坊ですし、傲慢さも利己的なとこもいっぱいあります。
このままじゃ地獄に落ちちゃうかもなぁ〜って思うんですけど、まぁそんな悪いとこばっかりでもないし、ギリ大丈夫かなぁ?と楽観的に考えたりもしてます。
(地獄という死生観は持ってないのですが、ものの例えです)

完璧になりたいわけでも悟って解脱したいわけでもなく、肩の力を抜いて、自然体で楽しく愉快に暮らしたい。
そのために、自分の中に光と闇、陰陽があることを認めて、笑って許してあげる。
自分の中に、海と同じように、違う方向の2つの渦がある。
男っぽいところ、女っぽいところがある。
毒にも薬にもなる要素がある。
それが自分なのだと。

そうやって自分に少しずつでもオッケーを出すと、他人にもオッケーが出せるようになる。
(その人の存在にオッケーを出すことと、仲良くすることはまた別ですが)
自分はオッケーだとしてると心が落ち着いて、他人のことも、以前よりよく見えるようにもなってきます。ミリ単位ですが寛容にもなってきます。

人は、生まれて生きて、それだけで本物の生きものです。
星々や地球や海や、ライオンやペンギン、トビウオやウグイス、蝶や白樺の木やヒナゲシの花と同じ、この世にちゃんとある美しい存在。
相反する二つの要素をもつ、本物であり、美しいもの。
誰だって、そう。
アナタも、ワタシも。

たまには自分のことを、そんな存在だと思い返してもいいんじゃないかな。
なんて思う、今日この頃です。

読んでいただきありがとうございます☆祝福アレ♪

 

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