HSP/HSSについての考察 6 - 感情的反応性・高度な共感性（Empathy and emotional responsiveness）
HSPシリーズ。
HSP（ひといちばい敏感な人）の４つの特性。今日はその内の三つ目について。
こんにちは。
eri koo - エリ・クゥ です。
感情的反応性・高度な共感性（Empathy and emotional responsiveness）
・人の気持ちに振り回されやすく、共感しやすい
・人が怒られていると自分のことのように感じ、傷ついたり、お腹が痛くなったりする
・悲しい映画や本などの登場人物に感情移入し、号泣する
・人のちょっとした仕草、目線、声音などに敏感で、機嫌や思っていることがわかる
・言葉を話せない幼児や動物の気持ちも察することができる
HSPの人はこんな風に他人の気持ちに過剰に共感することが出来ます。
過剰に共感するということは、ほとんど自分のことのように心身で感じてしまうということ。
つまりは他人と自分との境界線がごく薄い、もしくは曖昧になります。
では、HSPの人が自我が薄く自己主張が乏しいのか、と言われればそうでもありません。
HSPの中には独創的な創造的な活動をしている人が多く見られ、自己のインナースペースが十分に開発されているとも言えます。
それは、自分ひとり分の人生だけでなく、他者や生き物、創作物の分の人生をあたかも同時に生きてるからのように感じてるからなのかもしれません。
もちろん、過剰な刺激からの乖離、そして逃避の意味での空想や想像能力の発達といったことも考えられます。
また、意外なことにリーダー的ポジションにつく人も結構いるのです。
HSPの人がなかなかにしんどいのは、やはり幼少期～親から離れるまでだと思います。
例えばHSPを提唱したアーロン博士のように、親子ともにHSPであるような、「親」という小さな子どもにとっては「環境・世界」そのものの存在がHSPである子どもに理解があれば、それはもう「理解」と「愛情」の中で育つという素晴らしい世界の中で、それこそHSPの特質である人よりも何倍もそれを受け取れる能力で、自分の気質を否定することもなく生きていけるでしょう。
でも、HSPの多くはその気質による「しんどさ」を感じています。
つまりは「親・家族」、そして少し大きくなれば「学校」という場での無理解によるもの。
親を責めているものでもありません。
事実として、この世にあるもの。
では、親の無理解に苦しめられたHSPは立ち直れないのでしょうか？ずっとしんどいのでしょうか？
そんなことはないとアーロン博士は言います。
【とりわけ機能不全家族の中では、HSP/HSCが他の兄弟より「歪み」を受けやすいが、その後の生涯にわたる発育、成長過程においてはこの特性によって「歪み」を自身でケアする力もHSPには備わることもある。】
ちなみにHSCとは「HSPである子ども」のことです。
そうです、HSPは自分で自分をケアしていくチカラを獲得することも出来るのです。
読んでいただきありがとうございます☆祝福アレ♪
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