Eri Koo Blog

元気があればなんでもできる学習帳

新型コロナと欧州事情

 

新型コロナがヨーロッパで猛威をふるっています。
欧州各国事情、特にドイツに詳しい人に直接話を聞きました。

こんにちは。
Eri Koo (エリ・クゥ) です。

ついこないだまで日本にいたドイツの方は、ドイツ政府から帰国要請を受けて帰国しないといけないのですが、朝に飛行機を取っても夜には欠航になる、を繰り返してから、なんとかANAで運行してくれる便を見つけ、帰国して行きました。
「今帰ってこないと、今後どうなるかわからないよ?いつ空港封鎖されるか、帰国できるかわかんないよ?」的なことが政府から通達されたとのこと。
確かに米国を始め、続々と空港が閉鎖され、国際便の運航が停止され始めています。

ついにオリンピックの延期もニュースに上がるようになりました。

ドイツでは、不要不急の用事で外出すると200万円くらいの罰金が課せられるようになったそうです。なぜなら、ドイツ人、家から出るなって言われてもめっちゃ出るらしいんです。それどころかめっちゃ集まって飲んだりパーティーしてるらしいんです。
だって、すっごくさみしいやん!?ですって………。
いやもうこの真面目な日本人感覚だと「はぁ?」なんですけど、それがドイツ人。
というか欧州全体的にそういう感じですよね。
徹底して個人主義であるはずなんですけど、人とのふれあいがないと死んでしまうわ!と口々に言います。キスもハグも出来ないなんてたまらない!ましてや親しい友人にも会えないなんて!と。
からしっかりした額の罰金でも課せない限り言うこと聞いてくれないから、そういう措置になってるとのこと。
なんか「コロナパーティー」とか言って集まったりもしてたんだとか(ちょっと前くらいの話、たぶん今は罰金効果が出てるかも?)。

今は州単位で移動が禁じられているそうです。

そして、アジア系(聞いた限りでは中国・韓国・日本)への風当たりが強く、街を歩いてると暴言を図れたりもあるそうです。普段はそんな事がなくても、こういう自体になると出てくるものがありますね。知人はハーフなんですけど顔がアジアっぽいんで、なかなかしんどい目にあってるそうです。悲しいですね。

そして今の時期って欧州は春バケーションの時期。
みんなこぞって、温かいイタリアとスペインに行くんですよ(ギリシャは今は経済がダメで行かないって言ってました)。
だからざっくり捉えると、みんなバケーションでイタリアで感染して、そして帰国して広まってしまってるという構図が見えてきます。
今の懸念は、そのイタリアとスペインからアフリカ大陸に行ってしまわないか、ということ。
イタリアの医療崩壊が今回のことで見えましたが、アフリカはその比ではありません。しかしイタリア、そしてスペインもアフリカからの出稼ぎがとても多い国。それらの人が帰国して…という構図は容易に想像出来ます。そして今アフリカって中国企業の進出もものすごいんですよね。
新型コロナが地中海を渡らないよう、ただただ祈ります。

では、ドイツの医療はすごいから大丈夫だね?と聞くと、そもそものお医者さんの数が少ないんだそうです。ドイツでは学費が無料なのですが、そうであるからこそ育てるのにお金がかかる医者の枠は狭くて、なれる人数が限られている。
ドイツの医療レベルは高いのですが、医療従事者がとにかく少なくて、イタリアの医療崩壊はドイツにとっても明日の我が身だそうです。
この事情は知らなかったので驚きました。ドイツと言えば、日本と同じように真面目で技術力のある国、そして幸か不幸か過去の独裁政権下で医療レベルが世界でも屈指となったことでも有名です。
学費が無料であることも素晴らしい。
けど、従事者が少ないという問題。

イタリアと言えば、こんなBlogも話題になっています。

www.madamin2.me

イタリア在住の日本人の方なのですが、この数週間でのイタリアの状況の激変をを端的に、刻々と書いてくださっていて、とても事情がよくわかります。
この中には、イタリアで何故新型コロナが広まっていったのが、国として国民性としてのあり方も見えてきます。
欧州では手洗いやうがいが日常化していないこと、キスやハグの習慣。激情的に騒ぐけれど対策はしない、移動を規制されても言うこと聞かない。
そして医療崩壊
イタリアは大好きな国だし、ラテン気質は愛すべきもの。だから国批判とかではなくて、じゃあどうやったら防げたのか、防げるのかを考えるために事実を知ることは大切です。
Blogには書かれていませんが、欧州は基本的に空気が乾燥しているので、日本人のように水をたくさん使った入浴もしませんし、シャワーでさえ全員が毎日浴びるとは言えません。
今回はたまたま、ではなく、感染症リスクにとっては日本という国が多湿であることと水が豊かなことからくる清潔習慣は、かなり役立ったのだと言えるでしょう。

後は、ワシントン・ポストからも何故か日本語記事でこんなものが出ていました。
人が感染していく様子をシミュレーションで現しています。
記事の中にもあるように、人の動きはこのように単純ではありませんが参考にはなりますよね。

医療崩壊もですが、無くなった方のために病院に行っている聖職者の方がたくさん亡くなられているニュースも見ました。言葉がありません。

日本では学校も再開しそうですし、何となく収束に向かってるような気配がありますが、油断は大敵。
ウイルスというものは変化し進化していきます。

昔からある「穢れ」をとる「禊」という、水で身体を清める文化をあらためて生活の中で習慣化するのが、これからの未来にも必要となってきそうです。

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なんと爆笑しながら世界史が学べます。素晴らしいです。お国柄、関係性、特徴なんかを掴むことが出来るので、これホント小学生の時レベルでもっと早く出会いたかった。もっと世界のことが面白く興味を持って知ることが出来たのに!と地団太踏むくらいおすすめです。

ヘタリア Axis Powers

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 読んでいただきありがとうございます☆祝福アレ♪

 

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