Eri Koo Blog

元気があればなんでもできる学習帳

HSP/HSSについての考察 17 - 感動強度の爆上がり

 

前回「良いもの」で環境を満たすと、HSPってどんどん良くなっちゃうってことを書きました。
同時に「感動強度」みたいなものも上がると個人的に考えています。

こんにちは。
Eri Koo (エリ・クゥ) です。

たいだいのHSPって生きづらいし、傷を抱えています。
でも、そのままで生きづらいまま死んじゃう人って逆に少ないんじゃないかなって考えます。なんせHSPは敏感ですからね、情報なんかにも敏感なのです。
「なぜ自分は生きづらいんだろう?」って日々考えてるに決まってます。そしたらば「じゃあどうやったら自分がエエ感じに生きれるんだろう?」って方法を探ってる筈なのです。
それで「自分が好きなものだけで環境を満たしてると、なんかイイ感じじゃね?」って結論は、遅かれ早かれ導かれると思うんです。
エレイン博士が「HSP」という認識を生み出してくれたことは本当に感謝ですが、それ以前のHSPさんもその研究結果と同じような結論にいたり、自分なりに治癒を行っていったに違いないのです。

ということはですね、大概のHSPさんにとって人生とは「良くなっていく一方」のグラフを描くんじゃないかなって思うんです。
周りに理解者がおらず、自分の力も弱い10代までがだいたいにおいて一番つらい筈です。
けど、だんだんと自分の世界が広がっていくと、理解者も現れ、しんどさへの解決法も見つかったりしていく。「良いもの」をたくさん身の回りに置いて、積み重ねていけるのです。
そうやっていくと、日々の中でストレスやダメージを負っても、回復していく力がどんどん強くなっていくのです。

わたしの場合、最初の友だちは「本」でした。
もちろん保育園や小学校でも近所でも「一緒に遊ぶ友だち」はいましたよ?壮絶ないじめに合いながらも、合間合間でそういう友だちもいました。
けれど、大人になって「心の友」だと言える存在を得た今、その人達は果たして「友だち」と言っていいのか?それは友だちではなく単なる「一緒に遊ぶ人」だったのではと。
「本」の中には心からときめく人、自分と同じような感性を持つ人、こんな風になりたいと憧れるような人がいっぱいいました。そして自分のように傷ついてたり困難な状況にあって、そこから這い上がり打ち勝っていく人もたくさん描かれていました。

そんな風に「人」ではない存在からも、ぎゅんぎゅんと「良いもの」を吸えるのがHSPです。
アーロン博士の研究の中で、トラウマ解消の克服が難しかったのはHSPではなく敏感ではないグループ(人口比で言うとHSP約20%、どちらでもない約50%、敏感でない約30%)だったのです。
「良いもの」があってもギュンギュン吸えない人が人口の約30%もいるのです。つまり、傷も受けやすいけど、上手に「良いもの」に出会いさえすれば、その克服もしやすいのがHSPなのですね。
そして敏感で情報にも敏いからこそ上手に「良いもの」に出会えるのがHSPだと。

そして最初に書いた「感動強度」の話になるんですけど。
もしかしたら「年とったら涙もろくてねぇ」話なのかもしれない危険もあるのですが、個人的体験で言うと、映画や本やアート作品に触れた時の感動の強さが年々増しているのです。
HSPは大量の情報がやってくると「圧倒される」んですけど、それは良い意味においてもなんです。30代も後半からでしょうか、感動する映画を見たりすると身体が麻痺したようになって動けなくなったり、波動の高い場所や音楽にも歓喜で涙があふれ皮膚が泡立ってくる感覚になったりするんですね。
これって、スピリチュアルとも言えるけど元々高い身体の感度が年々上がってるように思うんです。

HSPの身体感度の高さはここで書きました。

何度も書いてますが、30歳の時に家庭環境の最悪化と病気での緊急手術が重なって「こりゃなんとかせなあかん!」と7年くらいかけてあらゆる治癒や療法を試したし、ダンスもヨガもピラティスのような身体操作もしていたので、そういった努力の成果であり、同時に心もまた治癒していったために、心も身体も感度が爆上がりしたのでしょう。

そしてそれは作品などだけでなく「人」に対しても同じで、身の回りにいる人達の素晴らしさへの感動もひとしおなのです。
なんて書くと気持ち悪い宗教みたいですけど、わたしの神様はわたしの中にいる唯一神で他人の信心を求めないのでご安心を!
で、正直、会社員していた時は周囲への不満や「合わなさ」で愚痴ばっかりでした。それまでもずっと「世界爆発しろ!」みたいな中二思考で生きてきました。

でも今は本当に「笑える」レベルの愚痴しかないことに、気づくのです。
いや勿論これから先、すんごいしんどい人にだって会うと思いますよ?めっちゃ愚痴を吐くことだってあるでしょう。でも、それでも、きっとそのケースの方がレアなんです。周りにいるほとんどは「良い人」だから、そのレアケースなあかん人にあっても、すぐに回復出来るんです。

なんか、ごっつええ感じ、やないですか?
自分で言うのもアレですが、あんだけ拗らせてひん曲がったわたしが、心から周りの人って素晴らしいとか言えるなんて、人生ってわからないものだよ?もうちょっと生きてみよ?と思春期のわたしに伝えたいです。

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前篇「伝説誕生」と後編「王の凱旋」で一つの物語です。前評判も知らずに軽い気持ちで観に行って「開いた口がふさがらなかった」映画。ただただ、こんな映画ある!?と何度も誰かに問いかけながら見てました、というか思考停止。某演出家さんが「全部あきらめなかった稀有な作品」と評していましたが、全てに過剰で全てを描ききっている映画。映画って、予算とか大人の事情とかで何かを諦めないと攝れないものなのですが、この映画だけは違う。こんな作品インドじゃないと無理だし、インドでもめったに出ないです。こんな映画創るの世界中探しても無理です。観ましょう。 

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<参考文献>

ひといちばい敏感な子

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読んでいただきありがとうございます☆祝福アレ♪

 

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