ETV特集「緊急対談 パンデミックが変える世界〜歴史から何を学ぶか〜」
昨日に続いて、今度は4月4日にEテレで放送された
『ETV特集「緊急対談 パンデミックが変える世界〜歴史から何を学ぶか〜」』
の内容シェアと私見を混じえた投稿となります。
(詳細な文字起こし記事ではなく、抜粋と要約記事です)
緊急事態宣言よりも前。前記事の番組より一週間前に放送された、日本の知識人を集めたものです。
こんにちは。
Eri Koo (エリ・クゥ) です。
この番組です。
NHK受信料を払ってる方は無料で「NHKプラス」からも視聴できますよ。
メンバーはヤマザキマリ(「テルマエ・ロマエ」など歴史を題材とする漫画家)、磯田道史(歴史学者)、山本太郎(国際保健、医療人類学)、河岡義裕(ウイルス学者)。
メインがスタジオに集っての対談形式で、別でヤマザキ氏と河岡氏の対談もあり、ナレーターによる歴史的事実の説明もあります。この記事の趣旨は、大事なところをまとめてわかりやすく伝えるためですので、発言者は明記しません。
(以下、引用部分は各々が語った言葉に沿いながら、要約・意訳しています。普通の文字は彼らの言葉に対するわたしの私見です。)
スペイン風邪は3回ほど流行の波があった。
2回目の方が強毒化し、私世代が重症化し、感染者100人あたりの死者数が1回目で1.22人、2回目で5.29人となった。
今、この可能性が非常に高いのです。
この事態が一旦収束し、経済活動や生活が再開され、人と人とがまた接触を開始します。
そして、再び冬がやってくる12月。さらに南半球には今から冬がやってきます。
どうなるのでしょう?
人から人への感染速度が重要。
個体(ウイルス感染者)が死ぬと、ウイルスも死ぬ。
毒性が強いものは流行速度は早いけど、感染を防ぐと死んでいく。その結果、毒性が弱いものが生き残る(感染速度も遅い)。
要するに、感染をしっかり防げば、感染速度が遅く、重症化しない毒性の弱いウイルスだけとなる。そうすると感染しても症状が軽度なので、医療機関が緊急対応を求められない(自宅待機で安静にしておけば命を失わないで済む)医療崩壊が起こらず、冷静に対処していける、ということです。
今どんどんと医療現場からの悲鳴が聞こえてきています。
マスクを筆頭に、医療に必要なものが足りなくなっている状態で、命の危険にさらされながら病人を救っている医療関係者の方々。
彼らの命をも危険にさらさないために、そして彼らの負担を減らしていくためには、当たり前のようですけれど「感染しない・させないこと」が最重要なんですね。
「感染してる人に近づかない」
これだけでいいんです。
本当にこのことを、2月や3月、いえもっともっと早くに世界中の人が知っていて、そして行動が出来ていたら…と思ってしまいます。
わたしもまた、事態がわかってなく、のん気な人間の一人でしたから……。
しかし後ろを見ても仕方がないし、まだここから感染者を減らすことは可能です。
今の日本人には想像力がない。
想像力があれば、出歩いていない。
日本で何もしなければ、海外のようになる。「人の命とお金と、どっちが大事なんですか?」
スペイン風邪の時もソーシャルディスタンスが取れなかった。
そして今も、出来ていない。
どれもこれも基本的なことです。
でも、出来ていない。
現在(4/16)の日本では接触率が-40%~70%だとニュースで報じられていました。医学的に言うならば80%は減らさないといけないとのこと。
未だに多くの人が満員電車に乗って、通勤して仕事をしています。
確かに経済活動をしなれれば、収入が絶たれたらと思うとどうするの?となります。
でも。
それでも。
お金は後から取り返せます。
命はそういうわけにはいかないのです。
そして、その生命はあなただけの生命じゃなくて、たくさんの人につながっています。家族だって、近所の人だって、スーパーで会う人だって、色んな人が連なってこの社会は出来ています。一人では生きていないのです。
あなただけの生命ではないし、あなただけの問題ではないのです。
たまに「俺はいつ死んでもいいから~」とこの期に及んで飲み歩いてる方もいますが、その方の生き方はともかく、その行為で目の前の人に感染させ、その人を大事に思う人達を悲しませる結果になるかもしれないのです。
という想像力が大切です。
日本では自衛隊がとても頑張っています。
BC兵器(最近やウイルスなどを使った生物兵器)への備えがあったことが大きい。
高額な武器を買うのではなく、ECMO(体外式膜型人工肺)のようなものを備えることをしていかなければならない。
医療従事者だけでなく、自衛隊の方々も日々大変な思いで対応しています。
そしてこの番組に出てくれているような、日本だけでなく世界中のウイルス学者や医学研究者が猛烈な勢いで特効薬やワクチンの研究を進めているんです。
でも、彼らもまた、ただの一般人なんです。家族がいて恋人がいて友だちがいる。専門性が優れているけれど、心も身体も同じ人間なのです。
何も出来ず、閉じこもるしか出来ないわたしたちの代わりに、最前線で生命を救っている。
とは言え「閉じこもること」が今は全世界を救う唯一の行為であり、彼らの負担を少しでも軽くする最善の行為であるのです。
Stay Home!
Cheers for Life!
Thnk and Live Positive!
前の記事であげたジャック・アタリ氏がBLOGで綴っている言葉です。
家にいよう!
生命バンザイ!
ポジティブに考え、そして生きよう!
わたしたち、生き残りましょうね。
▼今日のおすすめ
『テルマエ・ロマエ』作者:ヤマザキマリ
歴史を学ぶのはとても重要です。何故なら人間は、だいたい同じことを繰り返しているから。でも過去から学び未来に生かしていくことは出来ます。そんなわけで、歴史苦手やわ~な人って多いのですが、笑えてわかりやすくて、読み進めるうちに、違う文化を知るっておもしろいな?人間って時代も場所も違っても似たことしてるんだな?と、何かしらの深さを感じられる、漫画を入り口にしてみるの、オススメです。阿部ちゃんの映画もおもしろいですよ!
読んでいただきありがとうございます☆祝福アレ♪
・小説発売中
・ライターのお仕事
プロフィール文章、紹介文、ヘルスケア関連、文化人類学などのライティング。オリジナル小説の執筆。
・「舞」と「瞑想」
①Link Dance Meditation:瞑想と身体作り
②空舞(くぅまい):その人の舞を創る
①②をカスタムメイドした個人レッスンです。出張可。
・コラボワークショップ
ミュージシャンやヘルスケア従事者、飲食店等さまざまなコラボ。
お問い合わせは全て、こちらのフォームからどうぞ
[eri koo] - CONTACT
Eri Koo(エリ・クゥ)
【Website】
https://erikoo.themedia.jp/
【Instagram】
https://www.instagram.com/eri.koo.dance/
【Twitter】
https://twitter.com/kyryu69
【LINEでBlog更新を通知します♪】
※登録者情報はわたしに知らされませんので、 お気軽にどうぞ!