Eri Koo Blog

元気があればなんでもできる学習帳

バリ島奇譚2 - 会社を辞める縛りを捨てる

たった10日間、遊びに行っただけのバリ島。
それなのに10年間いた会社を。
ここにさえいれば、お金のこと考えなくても済む収入が得られる会社。カードもローンも上限マシマシ何の審査でも通る、母を扶養しても一人で生きれちゃう会社。
そんな会社を、帰ってきたその月にもう、辞めることにしちゃったのです。

こんにちは。
Eri Koo (エリ・クゥ) です。

バリ島から帰るのが、ふるえるほどにイヤでした。
友人が紹介してくれたバリ島のツテは、バリ島に住む日本人。
初めて会ったばかりなのに、たくさんの人を紹介してくれて、たくさんのことを教えてくれました。信じられないくらい親切にしてもらいました。

元から南の島、あたたかい場所が好き。
バリ音楽が好き。
精神性や神様を尊ぶ文化は、とっても性に合っている。

その上。
ずっと続けていたダンスの、一目惚れするような先生と、楽しいお仲間にも出会ってしまったのです。
滞在中、半分はクタという海に近い一番にぎやかな街で過ごしました。
そこで、たくさんの人と出会い、ダンスの体験レッスンをし、街中を案内してもらって。
そして後半は一人、山の中のウブドへ。
ここは山の中なので古い文化も残っていて、静かで、スピリチュアル好きが集うところ。
欧米から流れてきたヒッピー的な人も多く、ヨガ教室や(バリ島はヒンドゥー教でありインド文化に親しいことも大きい)ベジなレストランも数多くあります。
そして音楽や舞踏の儀式も毎日のように行われていて。
ここで一人でいろいろ考えたり見たり聴いたりして。
静かに過ごして。

一人でいても、新しく出会う人たちといても、とにかく楽しい、新鮮。

だから、日本に帰ってまたあの会社へ通勤して、日々を繰り返すことに、ゾッとしてしまったのです。

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バリはいたるところに神様の像だらけ

イヤだ。
無理無理無理。

前回、霊能者さんにアドバイスされたことを書きました。
海外に行くといいよ、と。
だからわたしは、まずはバリ島に行ってみて、休暇ごとに他の色んな国にも行ってみて、1年位かけて辞める準備と、渡航先の選定をしようと考えてたんです。
でも、その計画、全然無理でした。
帰ってきて、もう無理!の勢いで、会社を辞めました。
と言うか、もう、その勢いを借りずには、辞めれませんでした。

安定した生活と収入。それが永続する保証された未来。
(本当はそんなものはないし、幻想なんだけれど)

それを捨てるには、イヤだ!という叫びのような衝動で行動するしかありませんでした。
この会社に入るまで親の借金を背負っていたわたしは、とにかくお金の心配をするのが一番人生を疲弊させると、それを回避することを念頭に動いていました。
そしてそれはいつのまにか成されていて、お金のことを考えなくていい生活を送っていました。
けど。
いつのまにかそれが人生を「縛るもの」となっていました。
だから、動きたいけど動けない、どう動いていいかもわからない。
そんな状態に陥っていたのです。

それを、バリ島に行くことで気づくことが出来たのです。
お金のことより、心が死んでないこと、毎日もんもんと過ごさないことの方が大事じゃない?
お金だって、生きてく分なら、なんとかなるんじゃない?

もう一つわたしを縛っていたのは「年齢」でした。
今考えるとバカみたいなんですが、空気を読みすぎて共感しすぎてしまうタイプのわたしは、いつのまにか「この年齢でそんなことしても」という、日本社会独特の世間的空気にどっぷりとハマっていたのです。

それも、バリ島にいたら、なんだかアホらしくなりました。
バリ島は観光地なので、ありとあらゆる国の人がいて、いろんな年齢の人が自由気ままに生きていました。孫がいるような人たちが、サーフィンしてクラブ行って、人生を楽しんでいました。まぁもちろん、本当はそれぞれにいろんな問題もあるんだけど、とりあえずは、そんな風に見えました。

わたし、30代後半にもなって安定した会社辞めてどうするんだ?

そんな考えは、本当に小さな世界で、小さな規範で動いて、頭の中でだけ作り上げた意味のわからない妄想だったんだと。
わたし、しょーもなー、と。

ぐちゃぐちゃに入り交じる国籍不明の人が行き交う街に立ってると、自分の考えに「なんじゃそら?」とツッコミを入れていました。

別にええやん。
いくつになっても新しい行動したらええやん。
好きに生きたらええやん。
というか誰も見てへんし。

こんな風に、一人一人が髪の色も肌の色も、服も言葉も違いすぎる場所にいたら、それぞれの個性や、他人の小さい考えを気にしてる人なんていないんです。

自分が自分をどう思うか。
それだけでいいんだな、と。

はい。
バリ島滞在記と言いつつ、自分と向き合う日々のお話。
もう少し進んだら、ちゃんとバリについて語りだしますので、しばし猶予を。

 

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読んでいただきありがとうございます☆祝福アレ♪

 

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