Eri Koo Blog

元気があればなんでもできる学習帳

バリ島奇譚3 - Perfume of BALI

 

バリ滞在記です。
会社を辞めて、帰る目処を立てずに再びバリ島へ行きました。

こんにちは。
Eri Koo (エリ・クゥ) です。

バリへ着いて、空港のゲートから出て。

一番最初に感じるのは、その熱気とも言える、バリ独特のむっわぁ~とした空気。

湿度が高く、もちろん気温も高く、むせかえるようなお香の香り。
南国ならではの樹々も植物も緑あざやかに、花も咲き乱れ、それらの匂いもまた、濃厚。
東南アジアならではの外食文化。
しかも大抵は屋台や、路面店
店の扉は開けっ放し、というか扉なんておりません。まるで東屋のように柱と屋根があるだけの建物も多く、フル・オープン。
ですから、いたるところから何かしらを焼いてる・茹でてる匂い、強いスパイスの香り、日本とはちがうお米を炊いた香りが漂ってきます。
そして、ごみの臭い…。
ごみ処理は先進国のようには進んでいないし、もともと南国の島。
ごみをポイポイと路上に捨てる文化があって。
それは、本当は食べ物が包まれてるものも昔は木の葉っぱだったし、ペットボトルも缶もプラスチックもなかった時代。道の隅に葉っぱなど自然のものを捨てたって、自然に還っていた頃のなごり。
それらが全部、混沌となって、むわぁ~っとした空気を作っています。

まちがいなく、異国にいる。

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まばゆすぎる日射し!

車もバイクも交通量は日毎に増し、空気汚染も進んでいます。
土地に対して人も車もバイクも多すぎる。主要道路はいつも大渋滞で、運転も荒く、バイク乗りながらスマホ見てて当たり前で、そこかしこで事故が起こっています。

そんなバリ。

でも。
なんか、ゆるい。
だら~っとしてる、とも言える。

20年ほど日本の企業で働いてきた、日本人頭ばりばりのわたし。
日本人頭ばりばりだと気づくのに、まだまだ時間を要しますが、それをどんどんとゆるめていってくれたように思います。

滞在して、少し経ってくると見えてくるものがありました。
バリ島の人たち。
と思っていた人たちは、バリ島出身のバリ人と、他の島から来て出稼ぎするインドネシア人から成っていました。
バリ島はインドネシアで唯一のヒンドゥー教です。その他のインドネシア人はほぼイスラム教。オランダの植民地だったこともあって、キリスト教の地域もあります。
彼らは宗教も生まれも育ちもちがうので、同じインドネシア人と言っても随分と違います。
だから、長期滞在して彼らと交流していくなら、そこは少し考慮するポイントでした。

たいていのインドネシア人は、公用語であるインドネシア語と、自分の島の言葉を話します。そして観光で成り立つ島なので、そういった職業についてる人は英語が話せます。
バイリンガル、トライリンガルが当たり前。

彼らはとても耳がいいのです。
日常的に音楽が生活に溶け込んでいることが大きいように思うのですが、ホントのところはわかりません。

わたしもインドネシア語を少しづつ勉強しましたが、結局、英語で言う「This is a Pen.」レベルまでもいきませんでした。とほほ。
でもインドネシア語ってすごく勉強しやすいんです。
文法がSVCで日本と同じだし、一つの言葉が表す意味がすごく大きいんです。
例えば、キミかわいいね!と言う時の、人に対する「かわいい」も、素晴らしい景色に対する「美しい」も、素敵なワンピに対する「いいじゃん」も、全部同じ「Cantic(チャンティック)」でいけるのです。
なので難しい話でない限り、ある程度は街の人とのやりとりは何とかなります。
(なんとかなったので上達しなかったのですが)

見るもの感じるもの全てが興味深いバリ島ですが、やはり、一番の個性は、スピリチュアルなところでした。
神様や、目に見えないもの、精霊をとても畏れ、尊び、信じているのです。

と言うか、ホントに「いる」んです。

続きます。

▼今日のおすすめ
小説『マリカの永い夜;バリ夢日記』作者:よしもとばなな
バリ島に行くし、と軽い気持ちで読み始めて後悔した本。ばななさん大好きなのですが、題材が幼児虐待で。どうにもこうにも幼児と動物虐待だけは、よっぽどで無い限り無理で。しかし。だからこそそれを題材にした本を読んだのは、これが後にも先にもこれ一冊。苦手な人は陰鬱から抜け出せるか保証はしませんが、そこはばななさんなので、ちゃんと希望を書いている、そして再生への物語。素晴らしい本です。

マリカの永い夜;バリ夢日記
 

読んでいただきありがとうございます☆祝福アレ♪

 

 

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