Eri Koo Blog

元気があればなんでもできる学習帳

直感を鍛える方法2 - 未来を創る力

しあわせになるため直感を鍛えてみよ?話。の続き。

直感とは一寸先の、あるいは遠い先の未来。
どこかよそからやって来る知らんもの、ではなくて、自分でこの瞬間に創った未来だとも言える。
それをキャッチするのが、直感に従うということ。

その直感が浮かぶのは「頭」です。
例えば感情は心臓にあり、魂は腸に宿ると言われます。
イメージが画像や言葉として浮かぶのは「脳」。映像や音の波を受信し映像にするモニターみたいなもの。
感覚でいうと、頭20センチ上あたりで受信しているようです。

さて、その直感や勘と「単なる思いつき」や「欲望から来る勝手な思い」との違いを見極めるのは、その速度がわかりやすかなと思います。
後者の場合、遅いです。それは直感ではなくて思考の続きだから。
イメージが浮かぶのも、同じ頭でも顔面の前くらいだと感じます。目と鼻の間くらい、皮膚から2センチくらい。直感が浮かぶより下の方になります。
もう一つの見極め方は、その時、感情が必ずうずきます。
直感の場合は晴れやかな気分になります。ウキウキワクワクと言っても良い。
けれど、そうでない場合はぞわぞわしたり、大小ありますが不安が含まれてスッキリしない感覚が伴います。なんとなく胃や腸のあたりに重さが生じたような心地。
しかし大概、人はそれを無視します。
直感ではなく、欲を優先するからです。
そういう意味で、直感は利他主義であり、そうでない思いつきは利己主義なのかもしれませんね。

ここでまた時間について書いてみます。
時間というものはつまり過去から未来へ向かっていくものだと教育されます。
けれど、先に未来があって、そこから川の流れが川上から川下へ流れていくように、過去へと流れていく。未来から過去へ流れていくのが時間というもの。
さらには今『時間は存在しない』なんて本がベストセラー入りもしています。まだパラパラとしか読めてないのですが、低地と高地では時間の流れ方が違うという計測結果があるのだとか。
時間というものは物差しの目のように固く確定されたものでなく、ぐにゃりと曲がったり変化するというのはアインシュタイン相対性理論

時間というものが確定されてないものだとしたら、未来もまたそう。
人間には未来を創っていく力があります。
直感とは、確定した未来を予知する能力ではなく、未来をクリエイトする力なのだとわたしは捉えています。

脳の働きである思考によるクリエイトではなく、自分の奥底、魂と呼ぶところから創造されるもの。かつそれは、この宇宙の力でもあります。
なので、思考の力ではないので「えっマジで?」とか「その手があったか!」とか「その発想はなかったわ」とか、自分では考えもしないアイデアが湧くのです。
だからこそ「それやっちゃあヤバくない?」「変だと思われちゃうかも」「いや確実に失敗するでしょ」と思考が拒否をしてくるのです。失敗しないように。
かと言って思考がなければ日常生活は送れません。
電車の乗り継ぎも、出かける時に持っていくものの準備も思考がなければ成されません。
直感で未来を決め、それを行動に移す際に思考を上手に使っていくのです。
両方を適材適所で使っていくのが大事。

また、直感とは求めてない(ように思う)時にも降って湧いてきます。
それは心のどこかで、あるいは魂で無自覚に求めていたことだったんだな、と後からわかることも多いのです。
一つの行動が、随分と経ってから点と点が繋がって役に立ったり、思わぬ人との出会いに結びつくのはよくある話。

まれに。
ひらりと本能の赴くまま、自分の直感に素直に従って生きている人を目にします。
そういう人を観察していると、直感をパッとつかまえて即行動に移し、そこからよく考えたり試行錯誤している。
とても印象が軽やか。

ちなみに単なる思いつきで勝手気ままにふるまって、周囲に迷惑をかけるのは「自らの直感に従ってる」のではありません。これこそまさに、単なる思いつきであり、欲望から出た勝手な思いで行動しているのに他なりません。
一見自由そうに見える人が、これだということはよくあります。

直感の鍛え方について書いてきましたが、何ごとも時間がかかります。
わたしもコロナ禍の前、勘が冴えないことを自覚していました。あまりにも次々と色んなことがあり、日常の物事に集中しすぎていて、瞑想したり自分と向き合う時間が満足に取れていなかったのです。
予定がほぼ全てなくなって時間が出来て、ようやく勘が戻ってきたと感じるようになるまで数週間かかりました。
そもそもその前に10年以上かけて、直感について考え試行錯誤し鍛えてきた上で、です。
一朝一夕には出来ません。
けれど、毎日1分だけ意識してみる。それを続けることが大河の一滴となって石を磨くように、魂を磨いていきます。

そしてまた、緊急事態宣言も解除されて新たな日常が始まります。
濁流のような日常に追われて直感をおざなりにしないように、軽やかに晴れ晴れと暮らしていけたらと願います。

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読んでいただきありがとうございます☆祝福アレ♪

 

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