Eri Koo Blog

元気があればなんでもできる学習帳

HSP/HSSについての考察 23 - HSPにオススメの友人タイプ

前回、HSP/HSSの人間関係について、木の小舟のように、波や風の影響を受けやすい穏やかな海に向いてるにも関わらず、大海原に冒険に出て満身創痍になっちゃうタイプだと書きました。
ではどうしたら良いの?
まずは少数精鋭でごく身近な人間関係を形成すること。
経済的に自立出来る大人になれば、それが可能になるという話の続きです。

合わない家族と物理的に距離を置くこと。
(もちろんHSPに理解ある問題ない家庭なら、距離なんて置かんでもよろしいわけです)
まずはこれが第一歩。
生まれたときから一緒にいる人、育ての親ともなれば中々に影響過多です。ましてや問題のある親というものは、子供を「自分とは違う一人の人間」という認識が欠けているものです。同一視したり付属物だと思って接しているので、その呪縛から解かれるには、物理的距離を置くしか手がないとも言えます。

ここらへんの親問題に対してはここで書きましたので省きます。

 

erikoo.hatenadiary.jp

次に、友人関係です。
端的に言うと「合う人を厳選」しましょう。
参考までに、個人的見解による「HSPに合うタイプを見分けるポイント」を挙げていきたいと思います

・読書好きな人
読書が好きな人というのは、他人のことが知りたい、共感しようと思ってる人が多いです。そして、自分の思いを言語化する能力が長けてることが多い。言葉を丁寧に使う人とも言えます。

・映画好きな人
読書が好きと同じです。映画好きな人は大抵読書好きでもあります。文字型か映像型かの違いです。

・オタクな人
上二つと同じ理由ですね。

・自律した人
自分が確立されている人というのは、他者を雑に扱いません。そして、自分と他人の線引がきちんと成されているので、コントロールしようとしたり依存しよう&させようという欲求も少ないです。

・アーティストな人
これは諸刃の剣で、アーティストの中でも共感性がある人に絞られるかもしれません。あまりの個性から、性格的に難ありのギリギリの人もたくさんいますので。けれど、素晴らしいアーティストであればあるほどに、人間性も優れてることが多いのも事実です。アートを成す時点で多かれ少なかれ、世界との共感性が長けているからです。

・海外の人
これはとてもざっくりなのですが、いろんな国の人と接して抱いた感想です。個人主義が強かったり、そんな細けぇこと気にしねぇわ、って人が多い。人の行動に干渉しなかったり、すぐ忘れてしまったり、そもそもが適当であったりします。

・好きなことがクッキリしてる人
これは自律した人と非常に似ています。書きたいことはほとんど同じ。自分の好きに集中しているので気持ちが安定していて、他人を尊重することも出来るのです。

・優しい人
そんなんHSPでなくてもそうだわ。なんですが、大事なことです。思いやりのある人。これがなくては、上に挙げた全ての項目に当てはまってたとしてもキツいです。

お気づきの方もいらっしゃると思いますが、これらの特徴から、完全にHSPでなくてもHSPの気質を持つ人が多いということが見えてきます。
つまりは、HSPな自分を理解してくれるか、もし理解できなくても尊重できる優しい人たちに囲まれていると、情緒安定しますよ。ということ。

これらは友人関係だけでなく、仕事場でも同様です。
数々のバイトや仕事を経験し、IT技術者としてもいろんな企業や職種の現場を見てきて思うのですが、やっぱり選ぶ職で似た者が集まるのです。
専門的であればあるほど、会社や組織に色があればあるほどに、似たタイプが濃く集まります。
ですから、漫然と職を選ぶのではなく、自分がいいなと思うものを選ぶこと。それが自分の心の平和に繋がります。
これは、義務教育より先の学校選び、学部選びにも言えます。
専門学校や大学でも学部や専攻のチョイスで顔ぶれは変わりますからね。

次に来るのが恋人だったりパートナーだと思うのですが、これも選ぶポイントは友人と同じです。
同じなのですが、友人や仕事仲間と、恋人やパートナーといったものは完全に別です。
制度上結婚しなかったとしても、人間としての距離は家族と同じです。さらには恋や愛、性愛といったものも絡んでくるし、自分の傷や闇とも向き合うことになるのが、そういった存在です。
ゆっくりじっくり友情を育んだり、付かず離れずでいたり、自分と向き合って学校や職業を決めた先にいる人たちとは、まるで別物になってきます。
これだけで別記事にしないと書けません。
ので、飛ばします。
飛ばしますが、選ぶポイントは参考になればいいなと思います。

ここまで、HSPの人間関係構築について書きました。
では、HSPと相反する気質を併せ持つHSP/HSSはどうすればいいのでしょうか?

続きます。

HSP/HSSシリーズについて>
HSP/HSS」というのは、「敏感で感受性が強い(HSP)が、好奇心旺盛で刺激を求める(HSS)」という相反する気質を持つ人のこと。
HSPはHighly Sensitive Person、HSSはHigh Sensation Seekingの略。
その人達の割合は人口の約5%だそうです。
HSPという「名付け=認識」が広まった時、わたし自身がそうであったと気づき、それまでの生きづらさや疑問があらかた解明しました。けれど、相反する気質も持ってることに矛盾を感じて調べると、それがHSP/HSSでした。
人口比で少数派であるそれへの気づきを書き綴ることで、似たような人と情報シェア出来れば、さらにそういった気質を知らない人にも認知してもらえたら(特にHSPな子供を持つ親御さんへ)と思い、シリーズを続けています。

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