Eri Koo Blog

元気があればなんでもできる学習帳

Dragon Road VR 3 - 天神祭と宇宙のカオス

日本三大祭り!祇園祭に続いて、天神祭に行ってきました!

こんにちは。
eri koo - エリ・クゥ です。

Dragon Road は日本の聖地やパワースポット巡礼・探訪を綴るシリーズです。

祇園祭も特等席にお招きいただいたのですが、なんと天神祭も縁と縁とがつながって超特等席で見ることが出来ました。

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さて、大阪人にとって天神祭とは大概「花火大会」を意味するんですよね…とっても残念なことに。
でも、違うんですよ。
わたしは10年くらい前にこの天神祭の地域に住んでいたことがあったので、住民の人たちのこの祭にかける並々ならぬパッションを感じていたこともあり、そして元々生まれた場所にも天神さんがあって、なんだかご縁を感じていた管公(菅原道真=天神様)さん。

そうです、大阪天満宮菅原道真を祀る神社。
その管公に大阪の繁栄をお見せするというのがこのお祭。
神鉾を流してご神意を伺うと共に、祓いものを川に流して無病息災を祈る鉾流神事で幕が開け、晴れやかな陸渡御、船渡御があり、花火の奉納があります。

花火に夢中な人がいる時間。
わたしたちは天満宮の真正面入り口の参道に面する、居心地がよくてもちろん冷房の効いた室内で、美味しい飲み物食べ物をゆったりつまみながら、なんともラグジュアリーに様々な陸渡御の行列を楽しみました。

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特等席がぶりつき

最初は猿田彦さまの先導です。
やはり道開きの神。菅公の行列に猿田彦さまがいるんだなぁ~と感慨深く(うまく言葉に出来ないけど直接的関わり合いがない筈の国津神と人間から神格化された天神さまが融合していることが、なんだかエモい)しみじみと。
かわいい女の子たちがかわいく踊ってたり。

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牛さんがひかれてたり。

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そして、めちゃくちゃラッキー&嬉しいことに、一般人は入ってはいけない時間の入ってはいけない境内のエリアに入らせていただけました。
陸渡御のクライマックス、鳳神輿と玉神輿のガチンコ対決!いや、担ぎあいみたいなのをぶつかるかってくらい目の前で見れました。
興奮した~!

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いや~こればっかりは男の世界、カッコいい漢の見せどころでありました。

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ステキ!

そしてわたしの大好きな「天神囃子/だんじり囃子」もたんまりと聴けました。
変な薬物とか全然いらない、安全安心ハイクオリティな天然トリップ。
あんまり聞き続けてるとヤバミ…な感じすらするこのお囃子、本当に素晴らしい。横で龍踊りもパワフルに舞われています。

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そして催太鼓(もよおしだいこ)がまたカッコいいんですよ。この赤い帽子の特異なデザイン、素晴らしくないですか?
衣装は黄(土)靑(水・空)赤(太陽)白(雲)で宇宙を現わしているんだそう。
なんとも言葉で言い表しようがないないリズムの太鼓で、掛け声のタイミングも独特なんです。もちろん四拍子なんかじゃあ~ありません。拍がとれません。

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で、この鳳神輿と玉神輿が大声で掛け声を叫びながらぐるぐる回ってるのと、天神囃子と龍踊りと、そして催太鼓のリズムとが、そう広くもない境内で混然一体となってるのです。

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なんと、宇宙は混沌でパワフルで雑多で賑やかなのでしょう!!!!!

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祓いを受ける時は鉢巻とります

エネルギーに満ちたお祭を見終わった後、友だちと合わせて顔はつやつや☆

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わたしの大好きな大阪な感じ。
エネルギッシュでパワフルで、下品で雑多でやんちゃで。暑苦しくてお節介で優しくて、そして気さくでフレンドリーで笑うことを大事にしてる感じ。
そんなのを思い出すことが出来ました。

京の生まれでずっと朝廷勤めだった菅公が、こんな雑雑な街でこんなにも愛されているのもなんだか不思議な感じがします。

実在の人物がここまでの「格」にて神格化した例って多分ほとんどないですよね。
(ちょっと意味違いますけど、空海くらいですかね?)
本当に稀有な存在の菅公。
祟り神であり、雷の神様とも合されたり、学問の神様でもあり、多面的。
時の権力闘争に負けたとか、政治的なものも多々あるのでしょうけど、それだけじゃあーない何か。先祖は土師氏、野見宿禰の子孫。
調べ始めるとキリがない沼が広がってるのですが、本当に魅力と興味が尽きません。

小難しい話は別にして、天神祭、ぜひ花火だけでなくお祭全体を観てください。すごく楽しいです!

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最後は葵祭や時代まつりでも活躍の、牛の秋男さん。
お話を伺うと、秋男さんのような牛は途中から選ばれるというより、最初からそのように育てられるそうです。
牛の寿命はだいたい30歳とかだそうで「55歳くらいかね!」って。

香は禅心よりして火を用ゐることなし 花は合掌に開けて春に因らず
(香りは清い心に香るものであって、火を用いることではない。花は正しい心の合掌によって開き、春によって咲くのではない)
菅原道真

読んでいただきありがとうございます。
残りの今日も、そして明日も、あなたに祝福アレ♪

 

Dragon Road シリーズ「X」は橿原神宮奉納にまつわる話です 

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最初の Dragon Road シリーズは龍にまつわるエトセトラ

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