Eri Koo Blog

元気があればなんでもできる学習帳

アンチスピリチュアル話1 - ぜんぶ自分のせい

今からもう20年ほど前のこと。
その頃のわたしはスピリチュアルばかで、人生の問題をスピリチュアルなアプローチで何とかしようと、書籍を読み漁ったり神社を巡り巡ったり、そういった集いに参加してみたりしていました。

元々幼少期からファンタジーとかオカルトが大好きでした。
その頃流行っていたUFOや心霊写真や世界の不思議現象みたいな本ばかり読んでいたし、複雑で厄介な家庭環境ではあったけど、そういった目に見えないものを完全否定するような人たちではなく、いやむしろ、親族揃ってそういうものが好きなのも、後押しになったのかもしれません。
そもそも一緒に暮らす人々が全員読書好きで、家にある蔵書がほぼそっち系というのは多分に大きい影響だったのでしょう。わたしだけがグンと歳が離れて子どもだったので、手に取る本がそれらでしたので。

そんな下地がある上に。
親も人生もややこしくて、いじめにあったりでトラウマ満載であるなら。
スピリチュアルブームが来てのっかっちゃったのは当たり前の流れかもしれません。

ともかく、しんどいのを「誰かに何とかして欲しかった」のです。
神でも仏でも、神通力でもスピリチュアルパワーのあるモノでもヒトでも何でもええからどないかしてくれや~!
って感じだったのです。

かと言って、しんどいのを全部他人のせいにしていたわけでもないのです。
いやむしろ、何故にこんなにも「ついていない」のか「不幸」なのか、よりにもよって一番イヤだと思うことが押し寄せてやってくるのか。
それはわたしが良くない人間だからだ。
だから気持ち悪くてみんなに嫌われるんだ。だから運が悪いんだ。
なんて思っていました。

全ては自分がダメなせい。
だけど、どうやったら良くなるのか全然わかんねぇ!!
と、詰んでいました。

不思議なのは、こんなにも病んで詰んでいるというのに、その一方でリア充生活も同時に送っていたことです。
HSP/HSSという気質について長々と書かせてもらっているシリーズがあるのですが、簡単に書くと内向きオタクと陽気リア充の両面を併せ持つ人の事。
このことを照らし合わすと、なるほど納得となるのです。
ですから、一見すると常に自殺を考えてるような人には見えなかったでしょう。仲良い人にすら「ホントは死にたいくらいしんどいんだ」と言うこともなかったですし。だって困らせるだけだし、そこは人に見せる面じゃなくって自分で何とかするしかないという自制心は働いていました。

そんなこんなで色んなスピリチュアル的アプローチを探っていく20代の日々。
しかし。
そもそもが、

自分=間違ってる(=自己肯定感がまるでない)

からの発想なんですよ。
だから、なんかすごい人の意見や教えは「絶対」だと思っちゃうんですね。
すごい人でなくても、そこに何か痛みを伴ったり刺激を受けるような他人の言葉を、それが正しいんだと思って受け取ってしまうとこがありました。
(もちろん「好み」があるので、全部が全部ではないのですが)

これはもしかしたら「自己肯定感の低さ」と共に「自立」が成せてない、自己と他人との分離が出来てなかったせいなのかもしれません。が、その二つは密接に絡みついているので当たり前かもしれませんね。

その結果、何が起こるかと言うと。
神や仏の言葉を読んでも、スピリチュアルな人たちの本を読んでも、実際に会って話したりしても。
その時は感動したり、そうなのか!と納得したり、ちょっと明るい気持ちになったとしても。
なんか、よくわからない「もやもや」が溜まっていくんですよ。

しんどいのを何とかするためにスピリチュアルばかになっているのに、何か余計にしんどくね?しんどい要素増えてね?
ってなっていました。

でも、原因がいまいちよくわからない。
その「もやもや」がなんなのかがわからない。

それって、なんだと思います?

それがわかったのは、ある事が起こった後でした。

その頃のわたしは、何故か唐突に踊りだしていました。
何のダンスでもない、ただただ身体が動くままに任せる踊りなのか舞なのかダンスなのかもわからない、何かを踊っていました。
スピリチュアルな探求をしていたからか、あるいは時期が来たのか、両方なのか。
まぁとにかく勝手に踊っていました。
しかも「踊らせて下さい!」と人が集まる場を見つけては、人前で踊っていました。
そんな中で。
スピリチュアル界では有名な神社さんに縁が出来ました。
何故かネットで知り合ったばかりの人と行くことになり(心の友はそういうのとは一線を置く常識人ばかりなので)、行くと神主さんとお話が出来て、何故かそこにいた人たちも輪に加わって、ちょっとした集まりのようなものが出来ました。
すると、どうやら定期的に集まってスピリチュアル的な人の講演会(奉納?)なども行っているという話で、そこに参加するようになったのです。
結果的に数回だけで終わりましたが。

そこで、ある事が起こったのです。

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その頃の写真ではなく…2018@丹生川上神社

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読んでいただきありがとうございます☆祝福アレ♪

 

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