Eri Koo Blog

元気があればなんでもできる学習帳

しあわせなんてものは

某研究結果によると、最も幸福度が高いのは「未婚かつ子どものいない女性」だそうです。

めちゃくちゃ反論ありそうなこの研究結果。

これは未婚・既婚・離婚済・別居中・死別など様々な状況の置かれた人々の幸福度度合いを計測したデータに基づきます。
「男性は結婚した方がいいでしょう。ですが女性なら結婚しなくても問題ありません」
男性の場合は結婚により「落ち着き」を得て仕事に打ち込めてお金を稼いで長生きする。けど女性は未婚の女性より早くに死亡する傾向があります。
「多くの人は独身で子どものいない40歳の女性に出会った場合『お気の毒に。いつか良い人に出会えますよ』などと励ましの声をかけがちです。ところが独身の女性が今後誰かと結婚することになった場合、おそらく健康や幸福を以前よりも損ない、より早く死ぬ結果となる」

最も幸福度が高いのは「未婚かつ子どものいない女性」 - GIGAZINE

と、その研究者は言います。

なんという極論。
ざっくり言うと、今現在夫婦の3組に1組が年間で離婚しています(離婚率とは違います:算出方法が違う)。
離婚率も独身率とかも見ようとしたんですが、算出方法が「それ意味ありますか?」みたいなので、もういいです。人口1000人中(既婚独身・結婚可能年齢関係なく)の離婚人数割合に意味あるのでしょうか??

周りをざっと見渡しても。
バツイチで次の配偶者としあわせに暮らしてる人とか。前の配偶者とも楽しかったよって人とか。家庭内が鬼の住処のような人もいますし……。
なんかもう個人個人でありとあらゆるパターンがあって「しあわせ」かどうかって、そもそも結婚に関係ねーな?ってことだけはわかります。
独身の人のしあわせって伝わりづらい・説明しづらい・納得してもらいづらい。そして結婚してる人にわかってもらう必要もないので話すこともない。だからイコールしあわでないとされがち。
しかし結婚した人は「いいものだよ」って言うことが多いっていうのはあるかなぁと思います。

こういう記事ってキャッチーなので、つい見ちゃったりするんです。
そしてまさに「40歳の女性に出会った場合『お気の毒に。いつか良い人に出会えますよ』などと励ましの声をかけがち」をさんざん浴びてきたので、なんかそれをポジティブに捉えたり癒やしてくれるような記事だったらいいな、と思ったんですけど。

けど、結局しあわせかどうかなんて。
ひとりひとり全然違って。
口で「しあわせ」って言ってたって、まとう空気が全然しあわせじゃない人だっているし。結婚に代表されるような「状況」を「しあわせ」と言っても、それはうつろうものだし。

それぞれの人の何をもってしあわせか、を完全シェアなんてできっこないので。
幸福論や幸福度って、かなりの机上の空論ではないかと思うわけです。

ただ、比較でも対比でも勝負でもないのだけは明らかで。
その人が心から「しあわせ」なら、それがしあわせなわけです。

まぁでも、その「心から」の部分が本当かどうかが問題ですね。
人間は自分にも嘘をつくし。
人と比べて勝っていれば「しわあせ」なのだと思ってしまうところがあるから。

嘘も比較もない「しあわせ」は、本当に自分を照らす光であって。
誰にアピールする必要もないものです。

f:id:kuhmai:20200715213540j:image

▼今日のおすすめ
椎名林檎『幸福論』

初期2枚のアルバムが好きで、この歌も今でもカラオケで歌います。「君が其処に生きているという真実だけで 幸福なのです」このフレーズをあのメロディで聴けただけで、わたしは幸福です。

幸福論

幸福論

  • 発売日: 2018/05/27
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 

 

読んでいただきありがとうございます☆祝福アレ♪

 

・小説発売中

りゅうとむすめ

りゅうとむすめ

 

Eri Koo(エリ・クゥ)
Website
https://erikoo.themedia.jp/
【LINEでBlog更新を通知します♪】
※登録者情報はわたしに知らされませんので、 お気軽にどうぞ!

友だち追加

お問い合わせはこちらのフォームからどうぞ
[eri koo] - CONTACT

--- オリジナル小説発売中 ---

りゅうとむすめ

りゅうとむすめ

  • 作者:Eri Koo
  • 発売日: 2020/04/04
  • メディア: Kindle版