Eri Koo Blog

元気があればなんでもできる学習帳

たましいのねんれい

お盆も終わりましたね。
数年前に亡くなった伯母の顔がふと思い浮かびました。
にこにこ楽しそう。
よく考えれば、ややこしすぎる親戚群の中で唯一くらい、ややこしくない人でした。心の中が何もこんがらがってない。人に裏表なく接する。シンプルにやさしい。
一番くらい好きだったし、存在に助けられたとも言えるのに。
なのに今の今まで思い出すこともなかった。
そうやって、角のない人はつるりとしてて引っかかりがないから、人の記憶にも引っかからないのかもしれない。
ややこしすぎる人たちは、都度思い出したりするのに(イヤやなぁ)。

99個のほめ言葉より、1個の批判が気になってしまう。
それと多分似ていて、人間ってマイナスの方に気を取られやすい生き物なのでしょうね。

最近、人の魂にも年齢があると教えてもらいました。

知ってた。
何回転生したかとか、何回人間に生まれたかとかで魂の磨かれ度がちがってくるって話。
何度も聞いて、知ってた。
けど、具体的に近しい人の魂の年齢を言われて、ようやく体感と心で理解できた。
何を言っても通じないあの人は、肉体は60歳だし役職にもついてたけど、魂が7歳だったとか(例えばの話です)。
あぁそれで、人の機微がわからないんだ、とか。
自分のことしか考えられないんだ、とか。
まだまだほめてほしいし構ってほしいばっかりで、人をほめたり理解するのはちょっと難しいんだな、とか。
全部のことに合点がいった。

そういう目で世界を見ると、まるで違っていた。
そうか、(魂が)3歳児じゃしょうがないね、とか。
(魂が)60歳なら、そりゃそんな慈愛に満ちて、いてるだけで尊いわ…とか。

肉体と魂の年齢。
どっちも尊重しないといけないけど、そういう目で見るだけで人というのは全然違う風に捉えることができる。
許すことができる。
だって5歳児に。
世の中っていうのは結果だけじゃないんだよ、過程の中でしあわせを感じることが大事なんだよ。しあわせって自分の内面と向き合って、本当の心で感じること。社会的にどうとかまるで関係なくて、その人オリジナルの定義があるんだよ。
なんて言って、わかるわけがない。
それよりも、キャッチボールしたり、一緒に美味しいお菓子食べたり、お絵かきしたら上手だねって言ってあげた方がずっといい。

相手の魂の年齢は、話の通じなさ加減と深度でだいたいわかるようです。
それもまた、こちらがある程度は大人の年齢を持ってないと無理なのですが。
7歳の子が、相手が40歳なのか70歳なのか見た目を抜きにして判断するのが難しいように。

お盆に思い出した伯母は。
きっと魂の年齢が大人だったんだろうな、と。

なんだかなぁ??な人に出会ったら。横にいたら。
そんな目線で相手を見てみるのも、手だと思います。

 

▼今日のおすすめ
映画『リトル・ミス・サンシャイン』監督 ジョナサン・デイトンヴァレリー・ファリス

それぞれに問題を抱える家族が、小学生の娘のミスコン出場のために旅に出たことで、色んな変化をしていくロードムービーコメディ。みんなそれぞれ歪なんだけど悪い人ではなくて。一番問題だと思ってた人物が、実は物事の本質を掴んでいたり。そしてミスコンという病的に不自然な行為にも、シビアな描写がなされています。変だったり社会的に問題だとされていても。あるいは社会的に認められてる行為でも。本当はそうじゃないんじゃない?ってことが、アホらしくおもしろく描かれてる良作です。娘ちゃんが本当に心も容姿もかわいい!

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読んでいただきありがとうございます☆祝福アレ♪

 

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